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みなさんは、「三輪自動車」のキーワードで思い浮かべるクルマはなんですか。街なかで見かけるクルマたちといえば「四輪タイヤが当たり前!」なんて世代の人たちもいるかもしれません。しかし、クルマが社会に登場し、戦時中から高度経済成長、今現在にいたるまで発展に貢献してきた源泉が、三輪自動車なのです。今回は、過去から現在までに登場した三輪自動車たちをご紹介します。今でも販売されているモデルも存在するようですので、街を歩く人々から注目を浴びたいなら一台手に入れるのもオススメではないでしょうか。

Photo by Zac Davies https://www.flickr.com/photos/zacdavies/22388571443/in/photolist-A7phht-7NfADj-6m7GBv-iYNMQs-5KrDNc-2jfL6pZ-6Aj5rA-67SCT6-DwjezW-f6HSaJ-fWjT8T-8jLovH-4Fzzyk-2hFkJ9M-729m7h-TkKMXX-obhthu-bDQaUA-f6HS4u-9mX6Tx-9mX5rn-p4Knz-7buWpW-f6tB3n-3KzGAu-ZZomYJ-f6HSAS-9n1b8b-f6tCcn-s374Nh-2kcQswR-b3Wv44-2kckQSB-nGo3bZ-w4j61q-2G8MK-28EajUt-22JHb4W-f6HSXu-9mX6v8-8Bd87J-9dgYdq-pHGnT-9deu82-XXaW8Y-9dhFVd-W7JCC7-f6tCMk-EbqJQn-9deu7B
クルマの発展に貢献した「三輪自動車」

Photo by keiichiro shikano https://www.flickr.com/photos/k16/517439817/in/photolist-aXw2D8-ZcqAdS-YRpnaC-MJ1Qa-MnrDFG-aXw1Mv-22UjgdL-aXw2sH-bweAPW-bK9mcp-bK9mbi-bK9mbP-aXw2Wn-aQFESa-aXw2LX-aXw28T-Sn7ABS-9GW2uq-cXMZUj-cXN6Zq-SpNrwe-cXMXcj-cXMYwf-aQFCuH-aQFqfr-aQFNf4-aQFqcD-aQFqqz-aXw1XZ-pEv9Mj-p175fv-BhTvt-pWYscm-aQFHVT-aQFqj2-goJvhC-goHZhL-goJmF9-goJov8-TsdtCt-goJfxM-goJ9kL-aQFLGi-bW9MVy-aQFqnR-5CDLaA-bW9Zgf-28YE9MN-7afwFA-2bbyGGU
三輪自動車は、おおまかに説明すると「3つ存在するタイヤを使って走る自動車」を指します。
「前輪2つ+後輪1つ」もしくは「前輪1つ+後輪2つ」など様々なレイアウトで街なかの扱いやすさを実現し、日頃の買い物から配達・運搬の仕事まで幅広く活躍。
第二次世界大戦から戦後の高度経済成長まで、社会の発展に大きく貢献した上に、クルマの発展にも重要な役割を担ったのです。
おもな三輪自動車たちをご紹介
それでは、社会の発展に貢献した代表モデルと、現在でも販売がされている車種をご紹介していきましょう。
ダイハツ・ミゼット
再びぐすたふ師匠(ミゼット)に会いに来ました。 pic.twitter.com/I0DWGkcrJN
— コジコジ ꒰(๑´•.̫ • `๑)꒱ (@Paradise_Blue) January 22, 2021
ダイハツ工業を成長させていく上で大きく貢献したモデルである、ミゼット。
「オート三輪」と呼ばれた当時の三輪自動車ジャンルで上位メーカーであったダイハツが、自転車やオートバイで配達をしていた個人商店などをターゲットに、手頃な値段で手に入る輸送手段として開発した代表車種です。
一括生産によるコスト低減で低価格による販売が功を奏し、多くのユーザーに親しまれたミゼット。
1957年の発売から実に15年間も発売され続けた、今もオールドカーファンに手入れを施されてコレクションに加えられるほど歴史を変えたクルマです。
富士自動車・フジキャビン
憧れの自動車
富士自動車(現:小松製作所)
「フジキャビン(FujiCabin )」八十数台しか生産されなかったそうです。。
ワイパーは手動式の三輪車なのです
富士自動車(現在は重機メーカーの小松製作所に吸収)により、手がけられた三輪自動車である「フジキャビン」。
125ccの単気筒エンジンと「前輪2つ+後輪1つ」のタイヤ配置、繊維強化プラスチック「FRP」を用いたモノコックにより、最小限のエネルギーで最大の仕事をこなせる1台として誕生しました。
通算で85台の生産に終わるなど短命に終わった1台ですが、FRPモノコックなどチャレンジにあふれたクルマとして今も語り継がれています。
モーガン・3ホイーラー
出典:https://www.morgan-cars.jp/
「前輪2つ+後輪1つ」のレイアウトに小型航空機のようなルックスを備えた、イギリスの自動車メーカー「モーガン」が世に放った1台が「3ホイーラー」です。
昔ながらの革張りシートが備わったコックピットに収まると、低重心かつ低い車高のボディはまるで地を這うかのようなドライビングフィールを感じ取れます。
585kgの車重により軽快な走りを体感でき、軽自動車と変わらないサイズ感で、走りを楽しめる1台です。
光岡自動車・Like-T3
東京ビッグサイト南4ホールにて開催されますEVEX(EV・PHV普及活用技術展)2020の会場で弊社EV『Like-T3』を出展いたします。https://t.co/WAp3y1kzbd pic.twitter.com/vWRjlqbUXt
— 光岡自動車 (@mitsuokamotorjp) November 2, 2020
「ロックスター」や「ビュート」など一風変わったクラシックカーチックモデルを販売している光岡自動車。
現代社会に送り出した電気で走る三輪自動車が「Like-T3」です。
2人規かつ最大100kgまで荷物を詰めるほか、家庭用コンセントで充電できる点が魅力。
戦時中から高度経済成長期まで支えた三輪自動車を再び復活させて、扱いやすさを重視した現代に見合った1台に仕立てているのです。
まとめ
3輪EVで弊社初の #緊急自動車 から1年が経過。
無観客開催でしたが今年の #東京消防出初式 でも姿を見ることができました。#東京消防庁 #LikeT3 #光岡自動車 #ThrowbackThursday #tbt pic.twitter.com/GrvC4e509z— 光岡自動車 (@mitsuokamotorjp) January 7, 2021
「三種の神器」「3C」などによって日本社会の発展に貢献してきた三輪自動車。
今現在でも、電気自動車あるいはスペシャリティカーとして街なかで見かける機会があるでしょう。
ミゼットを一からリメイクするもよし、あるいはLike-T3を購入して近ごろ流行のフードデリバリーを始めてみるもよし。
三輪自動車で”街の人気者”になってみる人生もありでしょう。
ぜひ、お気に入りの三輪自動車を見つけてみてください。