クルマのホイール交換は、カスタムの第一歩でもありますが、過去の名車の中には純正ホイールでありながらデザイン、性能どちらをとっても素晴らしいホイールが搭載されたモデルがありました。今回はそんな、純正ホイールがカッコいい車を3台ご紹介します。

出典:https://www.favcars.com/nissan-skyline-gt-r-bnr32-1989-94-wallpapers-213506

日産・BNR32 スカイラインGT-R

出典:https://global.nissannews.com/ja-JP/heritage_model_skyline

日産 スカイラインGT-R(BNR32)は、日産が1989年から1994年まで販売していたスポーツクーペです。

スカイラインとしては8代目に当たり、GT-Rグレードとしては「ケンメリ・スカイラインGT-R」以来、約16年ぶりの復活となっています。

そのスペックとポテンシャルの高さは大きな話題となり、まさに第二世代目GT-R伝説の火付け役となります。搭載されたエンジン「RB26DETT」は、排気量2,568ccのツインターボで、最高出力は当時存在していた「280馬力規制」いっぱいの280psを発生。

そのエンジンブロックの頑丈さ故、チューニングを施せばどこまでも馬力が跳ねあがっていく化け物エンジンでもありました。

出典:https://global.nissannews.com/ja-JP/heritage_model_skyline

そんなレジェンドカー「R32 GT-R」の純正ホイールは、武骨なガンメタの5本スポークが、シンプル故に引き締まった車体にとてもマッチしています。

製造に手間が掛かる鍛造性で、剛性を確保しつつ7.6kgという軽さを実現。平均的な16インチホイールが約10kgという重さであることを考えると、R32スカイラインGT-Rのモータースポーツへの本気度がうかがえます。

日産・BNR32 スカイラインGT-R 基本スペック

ボディタイプ クーペ
ドア数 2ドア
乗員定員 4名
型式 E-BNR32
全長×全幅×全高 4545×1755×1340mm
ホイールベース 2615mm
トレッド前/後 1480/1480mm
室内長×室内幅×室内高 1805×1400×1090mm
車両重量 1430kg
エンジン型式 RB26DETT
最高出力 280ps(206kW)/6800rpm
最大トルク 36.0kg・m(353.0N・m)/4400rpm
種類 水冷直列6気筒DOHC24バルブICツインターボ
総排気量 2568cc
内径×行程 86.0mm×73.7mm
圧縮比 8.5
過給機 IC付きツインターボ
燃料供給装置 ニッサンEGI(ECCS)電子制御燃料噴射装置
燃料タンク容量 72リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
駆動方式 フルタイム4WD
トランスミッション 5MT
LSD 標準
変速比 第1速 3.214
  第2速 1.925
  第3速 1.302
  第4速 1.000
  第5速 0.752
後退 3.369
最終減速比 4.111

出典:グーネット https://www.goo-net.com/catalog/NISSAN/SKYLINE/1501472/

スバル・GC8 インプレッサ WRX STI

出典:https://www.favcars.com/subaru-impreza-wrx-sti-gc8-1996-98-pictures-339706.htm

スバル インプレッサ WRX STI(GC8型)は、スバルが1994年から2000年まで販売していたハードトップセダン、およびワゴンです。

元々は1992年に発売された「インプレッサ WRX」にスバルの連結子会社、STI(当時STi)がチューニングを施し、販売されたモデルです。

エンジンにはそれまでの水平対向4気筒の「EJ20」に鍛造ピストン、そして高出力タービンや専用ECUなど、数多くの強化部品が採用され「インプレッサ WRX」の最高出力240psを10ps上回る250psを発揮。

その度を越したとも言えるチューンに、発売当初は改造車扱いされていましたが、そのスバルとSTI社の思いを汲んだ若者達には熱く迎え入れられ、車両の生産が追いつかなくなる程の人気を博します。

その後、「STI」はWRCでの活躍や漫画の影響もあり、更なる進化を遂げていきました。

出典:https://www.favcars.com/subaru-impreza-wrx-sti-gc8-1996-98-pictures-339706.htm

そんな「インプレッサ WRX STI」の「Ver.Ⅲ」からは、ゴールドカラーの特徴的なホイールが装着されています。

スバルブルーのボディーカラーにゴールドホイールの定番の組み合わせは、どこかゴージャスで重厚感があるものの、見た目とは裏腹にかなりの軽量化が図られた鍛造ホイールで、重量は約7.6kgと軽量級でした。

スバル・GC8 インプレッサ WRX STIの基本スペック

ボディタイプ ハードトップ
ドア数 4ドア
乗員定員 5名
型式 E-GC8
全長×全幅×全高 4340×1690×1405mm
ホイールベース 2520mm
トレッド前/後 1465/1455mm
室内長×室内幅×室内高 1820×1385×1170mm
車両重量 1220kg
エンジン型式 EJ20
最高出力 250ps(184kW)/6500rpm
最大トルク 31.5kg・m(309N・m)/3500rpm
種類 水平対向4気筒DOHC16バルブICターボ
総排気量 1994cc
内径×行程 92.0mm×75.0mm
圧縮比 8.5
過給機 IC付きターボ
燃料供給装置 EGI(電子制御燃料噴射装置:マルチポイント・インジェクション)
燃料タンク容量 60リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
駆動方式 フルタイム4WD
トランスミッション 5MT
LSD 標準
変速比 第1速 3.454
  第2速 2.062
  第3速 1.448
  第4速 1.088
  第5速 0.825
後退 3.416
最終減速比 4.111

出典:グーネット https://www.goo-net.com/catalog/SUBARU/IMPREZA/4502856/

ホンダ・インテグラ タイプR(初代)

出典:https://www.favcars.com/pictures-honda-integra-type-r-coupe-jp-spec-dc2-1995-98-253783.htm

ホンダ インテグラ タイプRは、ホンダが1995年から2001年まで販売していたスポーツクーペ、およびハードトップセダンです。

そして、3代目インテグラには「NSX タイプR」に続くタイプRプロジェクトの第二弾となる、インテグラ タイプRを設定。1.8L DOHC VTEC B18C型エンジンには、専用の部品と剛性強化が施され、エンジン部品だけでも計60点以上の新規部品が使われました。

さらに軽量化も重視されており、エアコンやオーディオはオプションのみ。リヤワイパーや防音設備も取っ払ってしまうなど、走りに関係ない部分は徹底的に切り捨てられています。

出典:https://www.favcars.com/pictures-honda-integra-type-r-coupe-jp-spec-dc2-1995-98-253783.htm

そのストイックなチューニングにより、インテグラ タイプRの車両重量は1,060kg(3ドアクーペ)。さらにエンジンの最高出力は200psと、リッター100馬力を超える数字を叩きだし、ライトウェイトスポーツを代表する一台として大人気となります。

軽量化に重点を置いた「インテグラ タイプR」のホイールは、見た目はシャープネスでスポーティなホワイトカラー。車体色のチャンピオンシップホワイトとも相性が良く、自然と調和しています。

製造は一般的な鋳造製でありながらも、重量はなんと「インプレッサ WRX STI」よりも2kgも軽い5.75kg。勝つためにホイールまでも徹底的軽量化されている点からは、ホンダが抱く走りへの熱い思いを感じます。

ホンダ・インテグラ タイプR(初代)の基本スペック

ボディタイプ クーペ
ドア数 3ドア
乗員定員 4名
型式 E-DC2
全長×全幅×全高 4380×1695×1320mm
ホイールベース 2570mm
トレッド前/後 1480/1470mm
室内長×室内幅×室内高 1650×1385×1090mm
車両重量 1060kg
エンジン型式 B18C
最高出力 200ps(147kW)/8000rpm
最大トルク 18.5kg・m(181.4N・m)/7500rpm
種類 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
総排気量 1797cc
内径×行程 81.0mm×87.2mm
圧縮比 11.1
過給機 なし
燃料供給装置 電子燃料噴射式(ホンダPGM-FI)
燃料タンク容量 50リットル
使用燃料 無鉛プレミアムガソリン
駆動方式 FF
トランスミッション 5MT
LSD 標準
変速比 第1速 3.230
  第2速 2.105
  第3速 1.458
  第4速 1.107
  第5速 0.848
後退 3.000
最終減速比 4.400

出典:グーネット https://www.goo-net.com/catalog/HONDA/INTEGRA/2001619/


まとめ

景気の良さを背景に、利益だけでなく性能を優先していた時代は、一見すると地味に見える純正ホイールでも、“よく見たら老舗有名ホイールメーカー製だった!”なんてことも珍しくありませんでした。

また、軽量・高剛性なだけでなく、純正品らしくボディ全体のスタイルともマッチしたホイールも、数多く存在していたのです。

大径の社外ホイールももちろん良いのですが、あえて純正にこだわるのも面白いかもしれません。

 

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