自動車の繁栄期から、年齢世代を問わずに”実用車”と庶民の足で長く活躍してきた、セダンタイプの乗用車。近年は種類が減少しており、新車販売でも苦戦気味です。しかし、幸いにも中古車では手頃な価格で購入できる物件が増えつつあり、特にコンパクトサイズなら、免許を取り立ての人や、運転が不慣れな人にも街なかで扱いやすいメリットがあります。そこで今回は、オススメしたい国産の中古コンパクトセダンをご紹介しましょう。
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”カッコよさ”を求めるならコンパクトセダンで
高度経済成長から続いた自動車の繁栄期から、人気のボディタイプであり続けたセダンは、「大衆車」で真っ先に思い浮かぶモデルでしょう。
そのなかでも、コンパクトタイプとなれば、それぞれ全長4500mm、全幅1700mm前後に設計された、取り回しの良さが特徴です。
程よくまとまりのあるシャープなデザインは、”カッコよさ”を感じさせます。
誰からも親しまれるカッコよさを持つコンパクトセダンに乗ると、クルマの楽しさを体感できるでしょう。
セダンのメリットは「トランク」にあり
セダンを選ぶ最大のメリットは、「トランク」です。
ボディ後部に備わる荷室スペースは、ハッチバックやワゴン、ミニバンとは異なり、独立した作りになっています。
独立トランクを採用することで、積んでいる荷物が人の目に晒されず、危険からも守れる仕組み。
カッコいいだけでなく、安心安全も獲得できるメリットが、セダンにはあるのです。
加えて、コンパクトサイズながらトランク容量も十分など、便利かつ使い勝手に優れたモデルが揃っています。
オススメの国産中古コンパクトセダン
それでは、オススメの国産中古コンパクトセダンを、ご紹介しましょう。
トヨタ・カローラアクシオ
トヨタ「カローラ」は、初代誕生から50年以上経過し、世界での自動車販売台数トップを維持し続けたモデルです。
12代に渡るモデルチェンジがおこなわれた中で、2012年に登場した11代目 E160型は、”コンパクトで軽量”と”扱いやすさ”を重視して作られたクルマ。車幅を5ナンバーサイズに抑えることで、取り回しの良さを重視しています。
搭載されるエンジンも、1300ccおよび1500ccのエンジンバリエーションがラインナップされており、過不足なく実用域でもストレスフリーで走れるパワーが備えられました。
モデル途中でハイブリッド搭載グレードも追加設定され、JC08モード換算で1リッターあたり30km以上という低燃費を実現。
軽快で使い勝手がいいモデルとして、中古車市場でも平均80万円程度で手に入いる1台となっています。
トヨタ・アリオン/プレミオ
トヨタのコンパクトセダンラインナップを長く支えていた「カリーナ」と「コロナ」の後継モデルとしてデビューした、アリオンとプレミオ。
アリオンは若年層、プレミオは高年齢層を重視したキャラクター分けにより、差別化が図られています。
全長4600mm、幅を5ナンバーサイズに収め、2世代に渡り販売が続けられました。
エンジンバリエーションは、1500cc、1800cc、2000ccの3種類を設定。
コストパフォーマンスと走行性能を、好みに合わせて重視できるグレード設定となっています。
また、アリオンにはスポーティなエアロパーツやローダウンセッティングが施せるメーカーオプションが用意されるなど、セダン好きにはたまらない性能です。
初代、2代目共に、平均で100万円前後の中古相場価格となっており、手頃な価格でトヨタが作る高パフォーマンスセダンを入手できます。
日産・ティーダラティオ/ラティオ
日産のコンパクトハッチバック「ティーダ」をベースに、2004年に初代が誕生したティーダラティオ。
初代はティーダ、2代目は4代目K13型マーチに採用されたプラットフォームをベースに作り上げられた、5ナンバーサイズセダンです。
特に初代は、自動車学校の教習車として採用されるほど信頼性の高いモデルで、手堅い人気を博しました。
5ナンバーサイズの車幅ながら、上質感を重視。
日産の上級セダンラインナップであるシーマにも匹敵する室内の広さに、シートサイズも上級セダン並みなど、コンパクトセダンに”高級感”を求めるなら、ティーダラティオはおすすめの1台です。
中古車市場では、平均30万円前後で出回っているのでお買い得なモデルと言えるのでしょう。
ホンダ・グレイス
ホンダ「グレイス」は、上質感ある5ナンバーサイズのコンパクトサイズセダンです。
ガソリンエンジンとハイブリッドの、2つのバリエーションを設定。
特にハイブリッドは、バッテリーによる発進が可能となる「1モーターシステム」が採用されています。
加えて、バッテリー類のパワーユニットを小型にまとめ、広大なトランク容量を実現。
コンパクトハッチバックの要素も兼ね備え、無駄を省いたサイズ感のセダンとして、手堅い人気を獲得してきました。
中古車市場では50万円台の物件も出回っており、お買い得感が高まりつつあります。
まとめ
コンパクトカーやクロスオーバータイプのSUVが人気を獲得する中で、シェアが押されつつあるセダンジャンル。
しかし、国産コンパクトセダンは、使い勝手かつコストパフォーマンスに優れた中古車物件が数多く出回っています。
お安く”実用車”を手に入れたいなら、オススメのジャンル!
ぜひ、お気に入りの1台を見つけて、通勤やお買い物、ドライブまで、楽しいカーライフを送ってください。
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