イタリアを代表する高級車メーカーである「アルファロメオ」。イタリア大手「フィアット」のスポーティブランドとして、長らくクルマ好きをうならせてきたアルファロメオのクルマたち。そのなかでも21世紀に入ってから登場したモデルは、中古車市場で熱い人気を誇っています。今回は、”21世紀型”と銘打って、オススメのアルファロメオの中古車たちをご紹介しましょう。
”スポーティ”と”高級感”を備えたイタリアの老舗
フィアットグループの一員で、20世紀初頭から”スポーティ”かつ”高性能”、”高級感”をブランドイメージに据えてきたアルファロメオ。
1910年に通称”A.L.F.A.”と呼ばれるロンバルダ自動車が誕生し、実に100年以上もスポーツカーをメインに、モータースポーツでも活躍するメーカーに君臨しています。
戦時中にはイタリア国営企業となり、戦闘機のエンジンを開発していた実績もあり、技術力の高さはお墨付き。
戦後、再び自動車の生産を開始し、高級志向のスポーツカーだけでなく、一般にも受け入れられる量産車の開発にも力を入れ、数多くの個性あるクルマたちを生み出してきました。
特に、21世紀に突入した後に登場したアルファロメオのモデルたちは、中古車市場でも高い人気を得ています。
”21世紀型”アルファロメオのオススメ中古車は
それでは、”21世紀型”アルファロメオを楽しむには、どのようなモデルが存在するのでしょうか。
オススメのクルマたちをご紹介します。
159
アルファロメオ 159は、メーカーの中核をになうミドルサイズのセダンとステーションワゴンです。
人気を博していた「アルファロメオ 156」の後継モデルにあたり、2006年に日本で販売が開始され、2012年までの6年間、モデルサイクルをまっとうしています。
全長4660mm×全幅1830mmのサイズに、全高を1415mmに抑えた「低重心ボディ」は、アルファロメオが持つ”スポーティ”を体現。
GM(ゼネラルモーターズ)と共有したシャシー骨格に、経済性に優れた2200ccとパワーに勝る3200ccの2種類のエンジンが搭載され、当時の最新機能であった「ヒルホールドシステム」によって、坂道発進を簡単にできる仕組みが取り入れられるなど、安全面にも配慮されたモデルとなっています。
147
アルファロメオ 147は、コンパクトサイズの3ドアハッチバックです。
日本では2001年から2011年までの間、販売された長寿モデル。
人気を博したセダン「156」のフロントマスクを受け継ぎ、流暢なデザインを採用。
FF(前輪駆動)方式で、エンジンバリエーションは1600ccや2000cc、3200ccの3種類が用意されています。
なお、3200ccの大排気量V6エンジンを搭載した「GTA」はスポーティーグレードであり、250馬力のパワーをコンパクトなボディと組み合わせた”ホットハッチ”に仕上げられました。
166
アルファロメオ 166は、メーカーのフラッグシップに君臨したセダンです。
発売当時、人気を博していた156よりも上級なモデルとしてラインナップ。
2500ccと3000ccのV6エンジンが4速オートマチックと組み合わせられ、パワフルかつ上質な走りを実現しています。
加えて、モデル後期のマイナーチェンジでは、大幅なフェイスリフトを実行。
ジョルジェット・ジウジアーロが手掛けた”盾”モチーフのグリルを採用したフロントマスクが採用されました。
GT
アルファロメオ GTは、2ドアにハッチ型テールゲートを備えたクーペです。
”アルファGT”の愛称を持つグランツーリングカーで、147および156とパーツを共有し、各モデルのメリットが随所に採用されたモデルとなっています。
ワゴンタイプにも匹敵するカーゴスペースと、大人2人が乗り込める後部座席を備えるなど、アルファロメオならではの上質で高級感あるクルマとなっています。
まとめ
21世紀に突入してから世に送り出されてきたアルファロメオのクルマたちは、人気モデルとなった156の良い部分を生かしつつ、ハッチバックやクーペ、後継モデルの開発に取り組まれた結果、どれも魅力ある完成度の高いクルマとなっています。
中古車価格はお手頃になりつつあり、状態の良い物件と出会えればお買い得!
“21世紀型”アルファロメオのクルマたちで、イタリアンな雰囲気を味わってみてください。