ジムニーと言えば日本が世界に誇る本格オフローダーですが、純正サスペンションは構造上ややフワフワとした乗り心地。高速走行時はフラつきが大きく、不満を感じるユーザーは少なくないはず。そんなお悩みを解決するのが、ジムニーオーナーなら一度は耳にした事があろう有名ショップ「津田レーシング」さんがリリースする「DAMSEL ユーロサスペンションキット」。今回はこの「DAMSEL ユーロサスペンションキット」とJB74W ジムニーシエラの純正サスペンションを徹底比較!サスペンションの交換によって、どれたけ乗り心地が変化するのか検証します!

大人気!JB74用ユーロサスキットとは?

今回ご紹介するJB74W ジムニーシエラ用「DAMSELユーロサスペンションキット」は、ビルシュタイン製のショックアブソーバーとアイバッハ製のコイルスプリングを組み合わせた商品。

ジムニーといえばリフトアップが定番カスタムですが、このキットはあえてリフトアップをしないノーマル車高仕様である点がポイント。

「純正車高の方が好きだけど、乗り心地がちょっと…」というお悩みをお持ちのJB74オーナーにイチ押しのキットなのです。

まずは純正サスペンションの乗り心地をチェック!

「ユーロサスキット」の実力をより明白にするために、まずは純正サスペンションの乗り心地をチェック。

純正サスペンションは、その見た目からは想像できないほど乗用車然とした乗り心地ですが、車高の高さに起因するフラつきや不快なロールが目立つのも事実。

JB74はジムニー伝統のラダーフレーム構造が採用され、比較的シンプルな構造ゆえ耐久性には優れる一方、一般的なモノコック構造に比べると重心が高くなりなりがちです。

また、構造上ステアリングの切り始め・切り終わりにリアのロールがフロントよりもワンテンポ遅れてやって来る不自然な動作のため、同乗者を酔わせてしまうこともしばしばあります。

ユーロサスキットの乗り心地をチェック!

今度は、本命の「ユーロサスペンションキット」をインプレッション。

純正サスペンションは段差を越えた際の揺れの収まりの悪さが目立ちましたが、ユーロサスキットは衝撃をしっかり吸収し、車両の姿勢変化を抑制します。

程よく固い乗り心地で、路面からのインフォメーションはしっかり伝えつつも、不快なフワフワ感は感じさせません。

ステアリングの舵角に応じて車両がリニアに反応し、イメージした通りの走行ラインをトレースできるため、気持ちよく運転できます。

また、純正サスペンションは下り坂でブレーキを踏んだ際に、サスペンションが一気に縮むノーズダイブが起こりがちですが、ユーロサスでは沈み込みを抑制し、不快な姿勢変化を感じさせません。

直進安定性も高く、高速道路走行時はステアリングに手を添えているだけで舵角修正はほぼ不要。

ビルシュタインらしいコシと粘りのある乗り味は、まるでドイツ車のような乗り味に変化します。

スゴいぞ!ユーロサスキット!

「DAMSEL ユーロサスペンションキット」は、高速道路を走行する機会が多い方や、オフロード走行よりも街乗りを重視するJB74オーナーならば満足できる事間違いなし。

長距離でも疲れを感じさせず、愛車でのドライブをより楽しくさせる事でしょう。

また、装着によって車高の変化は生じないため「純正の見た目が好き!」という方にもピッタリ。

また、足回りからチラッと見える黄色いショックと赤いコイルも、ちょっとしたお洒落ポイントです。

津田レーシングさんでは今回ご紹介したキットのみならず、アイバッハ製のコイルスプリング単体でも販売が行われています。

気になる方はモタガレからぜひ商品をチェックしてみてください!