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純正車高をキープしたままで、欧州スポーツモデルのような走りが手に入る!そんな夢のようなサスペンションキットが、津田レーシングからリリースされました。交換パーツはコイルスプリングとダンパーのみ。そんなサスペンションキットの詳細と、「走り屋YouTuberイシザキ」さんの実走インプレッションをお届けします。
Photo & Text : Tomoaki ISHIGAMI
世界を舞台に活躍する津田レーシングが作った新型ジムニー専用サスペンション
その走りを進化させるべく立ち上がったのが、4WD業界においてその名を知らない人はいないと言われる津田レーシングです。
ドリフトやゼロヨンなどのエンジンチューニングを原点とし、今では吸排気やサスペンションを開発&製造しているメーカーです。
その活躍の場は国内だけでなく、アメリカやアジア、ブラジルにまで及び、世界でも注目を集めています。
今回紹介するのは、そんな高い技術とノウハウをもつ津田レーシングが開発したサスペンション。
このサスペンションは、世界最高峰といわれるアイバッハ社のスプリングと、ビルシュタイン社のダンパーを新型ジムニー専用にセッティングしているのです。
世界最高峰のサスペンションパーツでジムニーをカスタマイズ
津田レーシングは世界で戦ってきたノウハウを手に、その両社とコラボレートして、ジムニー専用セッティングのサスペンションを作りあげました。
それが、ユーロサスペンションキットなのです。
このダンパーは今でもヒットを続けており、国内工場だけでは生産が追いつかず、異例のドイツ本国生産となりました。
日本独自の軽規格であるジムニーの車重や路面に合わせて作られたビルシュタイン製ダンパーは、性能だけでなく品質も優れており、クレームなどは皆無だそうです。
その後、さらにスポーティーな走りを求めるユーザー向けに、アイバッハ製のスプリングをリリース。
アイバッハ独自の冷間成型や高品質なウレタン塗装等により製造されたコイルスプリングは、性能はもちろん耐久性も抜群です。
こちらもすぐに人気商品となり、品切れにならないよう在庫の追加を繰り返しています。
今回新型ジムニーに装着したアイバッハ製コイルスプリング&ビルシュタイン製ダンパーのユーロサスペンションキットも、旧ジムニー用と同様に純正車高をキープできるのが特長です。
車高の変化がないため、ラテラルロッドの交換やキャスター角補正、さらにロングブレーキホースへの交換が不要で、ローコストで気軽に交換できます。
また同じ軽規格、サスペンションレイアウトの新旧ジムニーですが、ボディやエンジン重量が異なるため、実質は別のクルマ。
ミニバンからスポーツカーに乗り換えたくらい走りが楽しくなりました!
まずは、純正サスペンションです。
「オンロードもオフロードも考えた、オールラウンドなセッティングとなっています。
ただ、路面のアンジュレーションを拾ってボディが船のように不安定な動きをします。
また路面の継ぎ目では、ハンドルが取られて怖い思いをすることもありました」
さらにコーナーでは
「ロールは途中までは踏ん張ってくれるのですが、いきなり腰砕けとなり、やはり怖いのでとても踏めるサスではありませんでした」
一方ユーロサスペンションキットでは、
「ストレートでは路面の状況をハンドルから感じることができ、安定感があります。
ハンドルが取られることもなく、安心して踏むことができました。
コーナーでもロール量が少なく、ロールスピードも抑えられているので安心感があります。
コーナリング中もしっかりと踏ん張ってくれますし、狙ったラインをオンザレールで走ることができました。
まるで欧州車のスポーツモデルに乗っているようなフィーリングで、ミニバンからスポーツカーに乗り換えた感じです。」
と大絶賛。
編集スタッフも
「これならジムニーを買ってもいい!」とまで言うほどに、ドライブフィールの変化と向上を体感しました。
キャンプなどでの移動がもっと楽しくなりますよ
純正のコイルスプリング&ダンパーと交換するだけで、そのフィーリングが驚くほどに向上するユーロサスペンションキット。
純正の不安定な動きを少しでもしっかりとさせたい場合は、ダンパーだけの交換でも効果的です。
さらに、イシザキさんによると「アウトドアなどに出かけるひとも、現地に行くまでの移動がもっと楽になりますよ!」とのことでした。
車高アップまでは必要ないけど、もっと楽しくジムニーを操りたい。
ユーロサスペンションキットは、そんなドライバーにベストなサスペンションキットです。
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