車中泊キャンプ女子の森風さんが、約4ヶ月洗車できていなかった愛車「ホンダ バモス ホビオ(通称:ナマケモノ号)」を、自身の結婚式での登場に向けてピカピカに仕上げる様子をレポートします。

今回は、神奈川県相模原市緑区にある「洗車応援団」を訪れ、年間約800台の洗車を扱う店長の山さんにアドバイスを受けながら、プロショップでも使用されるプロ品質の洗車・コーティンググッズを使って、効率的で簡単な洗車方法を実践しました。

使用アイテムと洗車工程

今回の洗車に使用したのは、主に「磨き屋プログレッシブ」「HID屋」の製品です。これらのアイテムを駆使し、まずは徹底的な洗浄からスタートしました。

徹底洗浄で汚れをデトックス

洗車は、まず高圧水でボディに水をかけ、細かい隙間の汚れを洗い流す「弱洗い」から始めます。これは、シャンプー時に車体を傷つけないための重要な工程です。

シャンプーには、磨き屋プログレッシブのデトックスソープを使用しました。これは一般的な中性シャンプーと異なり、弱酸性(植物性)で環境に優しく、特に愛車の黒筋のような頑固な汚れに効果を発揮します。

推奨される希釈率でモコモコの泡を作り、天井から順に洗っていきました。泡立ちが良く泡持ちも優れているため、効率よく作業を進めることができます。ちなみに、虫の汚れは濡れたタオルでふやかしてから取るのが家庭でのおすすめだそうです。

ボディを洗う際、スポンジが届きにくいドアミラーの付け根やルーフラックの間といった細かい隙間には、本来ホイールの奥を洗うためのマジックロープを活用しました。

ロープ状になったこの製品は、細い部分にもしっかりとフィットし、奥に蓄積した汚れやコケまで優しく絡め取り、徹底的な洗浄を可能にしました。また、ホイール周りはボディとは別のスポンジを使用することで、汚れの付着による傷を防ぎます。

拭き上げとコーティングで輝きをプラス

洗浄とすすぎを終えると、いよいよ仕上げの工程です。拭き上げには、磨き屋プログレッシブのスピードタオルを使用しました。これは三層構造で超吸水力を持つプロユースのクロスで、一般的なクロスと比較して半分の時間で拭き上げが可能です。

タオルをボディに置いて引くだけで水が消えるような感覚で、拭き上げの労力が大きく軽減されました。プロは傷防止のため、このタオルを完全に乾かさず半濡れの状態で使用するそうです。

次に、艶出しと撥水効果を与えるスリックコートを塗布しました。このコーティング剤の特筆すべき点は、濡れたままのボディに使えることです。

クロスにスプレーして拭き取るだけでコーティングが完了するため、拭き上げとコーティングが同時に行え、大幅な時短になります。薄く伸びてムラになりにくいため、初心者でも失敗しにくい点も魅力です。施工後は艶感が格段に増し、触り心地もなめらかになりました。

水をかけると、水滴が丸く残らず下に滑り落ちる(スリック)効果が明確に確認でき、水垢になりにくい工夫が施されています。このコート剤は、樹脂部分やアルミホイールなどガラス以外の車全体に使用できるため、これ一つで車全体を仕上げることが可能です。

ヘッドライトの曇りまで徹底除去

ボディがピカピカになったところで、仕上げとしてHID屋のヘッドライトクリーナーセットを使い、経年劣化で曇ってきているヘッドライトのケアに取り掛かりました。

このクリーナーは、まずは汚れや曇りを磨いて除去し、その後にシリコンレジンの透明な強力保護膜でコーティングするという仕組みです。わずか数分で施工が完了し、施工前と比較するとライトの奥がクリアに見えるほど透明感が復活しました。

ヘッドライトの曇りは光が通りにくくなるだけでなく、整備不良と判断され車検に不合格になる可能性もあるため、半年に一度程度のメンテナンスが推奨されています。このクリーナーも濡れたまま使用可能なので、洗車後の流れでそのまま作業できるのが便利です。

仕上がりと総評

撮影をしながらの作業でしたが、約3時間で愛車ナマケモノ号は新車のような輝きを取り戻しました。森風さんは、プロ品質のアイテムを使うことで、特にスピードタオルの吸水力やスリックコートの時短効果に感動し、洗車の「大変さ」という価値観が変わったと語っています。

今回使用した磨き屋プログレッシブの4点セットとHID屋のヘッドライトクリーナーは、普段プロが使っている道具でありながら、一般家庭でも手軽に使えるため、日々の愛車メンテナンスを楽しく、効率的にしてくれるでしょう。