日本を代表するプロボクサーであり、実は大のクルマ好きでもあるIBF(国際ボクシング連盟)元世界スーパーバンダム級チャンピオン 岩佐亮佑選手。忙しいトレーニングの合間には、愛車をDIYカスタムしたり、故障を直したりして乗り続けているそうです。そんな岩佐選手が今回、公式スポンサーをであるGOODRIDEと共に、愛車のメルセデスベンツ SL350(R230)を自らオールペンするということで、その現場に急行!ボクシング界で注目を集める岩佐選手の愛車は、いったいどんなクルマなのでしょうか?

 

©️Motorz

 

 

IBF世界スーパーバンダム級元世界チャンピオン”岩佐亮佑”とは?

プロボクサー岩佐亮佑選手©️Motorz

日本のボクシング界の中で、亀田和毅選手など有名選手の活躍もあり、今もっとも注目を集めている階級がスーパーバンダム級です。

そのIBFスーパーバンダム級で世界チャンピオンを獲得・防衛経験をもつ日本人ボクサーの1人が、”イーグルアイ”のニックネームでおなじみ、岩佐亮佑選手(対戦成績28戦25勝16KO 3敗)。

1989年生まれ(29歳)の岩佐選手は、K-1(キックボクシング)に憧れて幼少期から空手で技術を磨いていましたが、中学2年生の時に地元の千葉県柏市にボクシングジムがオープンしたことをきっかけにボクシングを始めます。

そして2008年、高校を卒業するとアマチュアからプロへ転向。

デビューから3年後の2011年に、日本バンダム級チャンピオンに輝きました。

 

©️GOODRIDE

その日本チャンピオン獲得から6年後、2017年にはIBF世界スーパーバンダム級王者に勝利し、世界チャンピオンの座に!!

2018年3月には初防衛を果たすも、同年8月に行われた2度目の防衛戦に破れてしまい王座から陥落。

現在29歳を迎えた岩佐選手は再び世界王座を目指すべく、日々トレーニングに励んでいます。

 

ボクシングと同じくらいクルマ好き!!独占インタビュー

カスタマイズの作業を担当するフォーミュラDドライバー山中健司選手を交えてお話を伺いました / ©️Motorz

©️Motorz

 

再び世界王座を目指して戦う岩佐選手ですが、実は大のクルマ好き!

中学時代にテレビでやっていたGT選手権やドリフト番組を見たことをキッカケに、どっぷりとクルマの世界にハマっていったそう。

近所のバス停の近くに停まっていた日産のスポーツカー、 S13型シルビアを横目に「かっこいいな〜」と思いながら通学してたそうですが、高校を卒業して最初に購入したクルマはトヨタの高級セダン UCF20型セルシオでした。

当時はVIPカーが流行っていたのでセルシオの購入に至ったそうですが、今でも当時憧れたS13シルビアに乗りたい気持ちが捨てきれないそうです。

そして現在の愛車でもあるメルセデスベンツSL350(R230)は、岩佐選手が日本チャンピオンを獲得した翌年の2012年に購入。

SLクラスを購入する際にSクラス(W220)と悩んだそうですが、セダンはセルシオで散々イジり倒してきた事もあり、20代後半になった時に乗っていても恥ずかしくない、飽きのこないスポーツカー系にしようと考えてSL350を選んだそうです。

メルセデスベンツSL350をカスタム!

岩佐選手と愛車のメルセデスベンツSL350(R230) / ©️Motorz

塗装ブースに収められた岩佐選手のSL350  / ©️Motorz

 

現在に至るまで実に6~7年乗りつづけてきたSL350ですが、トラブルの多い個体のようで、ヘッドライトが点かなくなったり、逆にライトが点きっぱなしになったり、トランクが閉まらなかったりと多々不具合が発生。

岩佐選手は、その都度直して乗り続けてきました。

そして、これまで大事に乗ってきたSL350にもっと長く乗り続けたいと考えた岩佐選手は、車のリフレッシュを決意。

「せっかくリフレッシュするなら、もっと自分好みにカスタムしてみては?」と周囲からのアドバイスもあり、株式会社nichieiとフォーミュラDドライバー 山中健司選手の協力の元、まずは外装の全塗装(オールペン)と車高調交換、エアロパーツのカスタマイズをすることに決めました。

 

メルセデスベンツSL350をオールペン!

塗装準備のためにボディにマスキングをしていく岩佐選手 / ©️Motorz

今回見せてもらった作業はオールペン。

「トレーニングの合間にクルマをイジるのが良い息抜きになるんですよね。」と語る岩佐選手は、DIYでカスタムする事も多く、セルシオに乗っていた時は電飾パーツなどは全て自分で取り付け作業を行なったそうです。

SLに乗り換えてからはDIYの機会は減ったものの、バルブ交換や内装パーツ交換など、できる範囲のものは今でも自分で作業するそう。

そして今回も山中選手が見守る中、愛車に塗装の前準備となるマスキングを施して下処理をした後、実際に一部の塗装作業を岩佐選手自身が行っていました。

 

岩佐選手自身で愛車に塗装を実施  / ©️Motorz

 

まとめ

塗装前のSL350 / ©️Motorz

 

今回はIBF世界スーパーバンダム級の世界王座を再び狙う、プロボクサー岩佐亮佑選手と愛車のメルセデスベンツSL350をご紹介しました。

今後は塗装が進み、現状のシルバーよりもずっと色が暗いガンメタリックにオールペンされる予定で、完成が楽しみです。

エアロパーツの出来上がりの都合もあるため、SL350カスタムの完成はまだまだ先になりそうですが、その前に本業である試合日程が決定。

2019年2月16日(日本時間17日)、アメリカ ロサンゼルスにあるマイクロソフト シアターで、世界王座へのリベンジをかけた戦いが行われます。

対戦相手はIBF世界スーパーバンダム級5位、メキシコ出身のセサール・フアレス選手(29戦23勝17KO 6敗)。

タフでキレのあるパンチを持つメキシカンファイター相手に、”イーグルアイ”岩佐選手が得意とするカウンターで競り勝って欲しいところです。

クルマ好きとしても、ボクシング好きとしても大注目の岩佐選手!

今後の活躍に期待したいと思います。

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