モトレージは、1983年に神戸でオープンした4WDの老舗ショップ。代表の岡本氏はキャメルトロフィをはじめ、数々のラリーレイドへの参戦歴をもち、オリジナルブランド『TERRA』のパーツには、そのノウハウがしっかりと息づいています。『4WDは、人が生き抜くために在るクルマ』をモットーとし、イザという時に使えない、性能を下げるカスタムを絶対にしないというのがモトレージスタイルです。デモカーのJB64に装着されたパーツや、施されたカスタムも、すべてはパフォーマンスを高めるためのものなのです。

Text : Isao Katsumori/Photo : Yukio Yoshimi
走るステージや乗り味の好みで選べる、アシは6種類
モトレージが提供するオリジナルパーツは、ほぼ100%装着車両のパフォーマンスを高める機能パーツ。
中でもチカラを入れているのがフットワーク系で、JB64のコイルスプリングは、
・オフロード向けの3インチアップ仕様となる『ソフトタイプ』
・オン・オフを両立できる2.5インチアップの『セミハードタイプ』
・オンロードでのスタビリティを持ち味とするノーマル車高の『HOTコイルタイプ2』
・オンロード、フラットダートに適した、車高を上げたまま大径タイヤを装着できる『スーパーHOTコイルタイプ2』
上記、全6種類をラインナップ。
写真のデモカーの足はオフロード向けの3インチアップ仕様で、災害時における悪路走破性も抜群の仕様です。
そしてもちろん、日常ユースにおいても、なんら不満を感じない乗り心地を実現しています。
2種類の特注ダンパー他、アジャストパーツも豊富
用意するダンパーは、ビルシュタインへ特注したモトレージセッティングのオーダー品。
熱ダレしにくい大容量シリンダタイプで、悪路での長時間連続走行も余裕でこなす逸品です。
リフト量に合わせ、スーパーロングタイプとノーマル長タイプがラインナップされており、伸び縮みの減衰力を最適化することで、路面を選ばないスタビリティと快適性を両立。
さらに、ラテラルロッドやスタビリンクなど、アジャストパーツも豊富に揃うので、用途や好みに合わせて、乗り味もスタイリングも思いのままに調整可能です。
アジアンラリーで徹底テストした制動パーツの性能も確か
リフトアップやタイヤの大径化に伴うブレーキの強化にも余念はありません。
ディスクもパッドもオリジナルで用意されており、ローターは標準サイズのスリット入りの他、純正より1インチアップした容量を高めたビッグローターも開発。
パッドは、欧州車向けのアイテムを多数ラインナップするクランツにオーダーしたオリジナルで、効き味の異なる3種類がラインナップされています。
なお、制動パーツはアジアンラリーで徹底テストされており、性能は折り紙つきの信頼度です。
神戸発信らしい、大人のセンスを感じるカスタムスタイル
ジムニーの狭い室内空間をカバーする大容量のルーフボックスも、オリジナルのアイテムで、アンテナの逃げ加工など、さりげない作り込みに、神戸のショップらしいセンスとコダワリを感じます。
試作のフロントグリルは、エンジン冷却を重視した開口部の広いタイプや、ライトプロテクター付きのものもラインナップ予定。
シートはレカロ。
ボディと同色でコーディネートするステアリングのカスタムも、とてもオシャレで細部までのこだわりを感じます。
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