2021年1月7日、電子部品、カーエレクトロニクス関連メーカーのアルプスアルパイン株式会社と、国内マーケティング部門アルパインマーケティング株式会社は、大画面で人気の車種専用カーナビ「2021 ビッグX」と、ドライブレコーダー搭載モデルもラインナップした「車種専用デジタルミラー」を発表しました。

車種専用デジタルミラー 出典:https://www.alpine.co.jp/

スマートフォン連携を強化した車種専用大画面カーナビ「2021 ビッグX」

ビッグX「EX11NX2シリーズ」 出典:https://www.alpine.co.jp/

2010年に当時としては大画面の8型ディスプレイで市販カーナビの常識を覆し、現在では最大11型まで大画面化が進んだ、アルパインの車種専用カーナビ「ビッグX」シリーズに、2021年モデル「2021 ビッグX」が登場しました。

これまでも、大画面を美しく装着するための取付けキットや快適に音楽が楽しめるサウンドチューニング、接続するためのバックカメラのガイド線などに車種ごとの専用チューニングを施した設計や後席モニター、ドライブレコーダーなど周辺機器との連携の充実や走行中でも声で主要操作を行える「ボイスタッチ」などが魅力の「ビッグX」。

2021年モデルからは、新たに「Apple CarPlay」、「Android Auto」へ対応し、普段から利用している音楽サービスやハンズフリー、メッセージなどの機能を使えるほか、「Amazon Alexa」も搭載された事で、対話形式によるニュースや天気などの情報取得が可能となりました。

見やすい大画面ディスプレイとハイクオリティサウンド、音声操作が魅力

フローティングビッグX11「XF11NX2」シリーズ 出典:https://www.alpine.co.jp/

従来のWVGA比で2.4倍の画素数となる高画質WXGA液晶を採用した、クリアブラックディスプレイに映し出される映像は、高精細かつ液晶画面への光の反射も抑え、日差しが眩しい時の見やすさが向上。

見やすさと使いやすさが追求されたスマートビューマップやメニューデザインにより、カーナビとしての機能がさらに充実されました。

また、従来からの音声操作機能「ボイスタッチ」や、新たに搭載された「Amazon Alexa」による音声操作で、ハンドルから手を離さずに主要操作や情報の取得が容易になったこともトピックです。

以前のカーナビは、リモコンやタッチパネルなどを利用していたこともあり操作がわずらわしい点も多々ありました。

しかし、今や地図の拡大/縮小からオーディオの音量調整はもとより、「Alexa、今日の天気は?」と話しかけるだけで、カーナビが返事をしてくれるなど、利便性がかなり向上しています。

さらに地図データも、スマートフォンに専用アプリ「BIG X CONNECT」をインストールしておけば、スマートフォン経由で最新データの配信が受けられるだけでなく、2021年から2023年までの3年分の地図更新が無料です。

多彩なメディアに対応した音楽や動画の再生も、ハイレゾ対応や全後席 4チャンネル独立のパラメトリック・イコライザーなどで、ハイクオリティなサウンドを実現。

対応車種は車種専用機のビッグX「EX11NX2シリーズ」が、トヨタ アルファードya

ヴェルファイア、ノア3兄弟、日産 セレナや三菱 デリカD:5。

車種専用取り付けキットが設定されたフローティングビッグX11「XF11NX2」シリーズが、トヨタ エスティマなどのミニバンやSUVを中心に、多数ラインナップされています。

さらにはハイエンドの11型ディスプレイモデルのほか、7~10型ディスプレイまでがラインナップされており、発売予定は2021年2月、価格はいずれもオープン価格です。

荷物を積んでも後方視界が確保できる「車種専用デジタルミラー」

車種専用デジタルミラー 出典:https://www.alpine.co.jp/

さらにもうひとつのアルパイン新製品が「車種専用デジタルミラー」で、フルHDの高画質リアカメラからの映像を、逆台形11.1型大画面・高画質液晶ディスプレイへ映し出す事で、ミニバンや1BOX車など、荷物により後方の視界が塞がってしまう際も、ルームミラーで見ているかのように、後方視界を鮮明に確認することができます。

これは、夜間でもハッキリ景色が見えるだけでなく、後続車のライトに応じて画像を調整する自動防眩機能や、室内の明るさに応じて液晶画質を調整するオートディマー機能も搭載することで、環境によってディスプレイが見にくくなったり、ドライバーの目を幻惑しないような配慮が施されているのです。

前後2カメラのドライブレコーダー搭載モデルもあり

車種専用デジタルミラー(ドライブレコーダー搭載モデル) 出典:https://www.alpine.co.jp/

基本はリアカメラによるルームミラー代替が目的ですが、フロントカメラ搭載の前後2カメラタイプでは、ドライブレコーダーも搭載されており、衝撃録画 /手動録画 /駐車録画の3つのモードに対応します。

フロントカメラは、明暗の差が大きい被写体もクッキリ写すHDR(ハイダイナミックレンジイメージング)を採用。STARVIS(高感度イメージセンサー)の搭載により、夜間映像も鮮明に録画できるほか、点滅や消灯が行われるLED信号機も、しっかりと録画することが可能です。

車種専用モデルの対応車種は、2月の発売予定日時点では、トヨタ アルファード、ヴェルファイア、ノア3兄弟、ハイエース、レジアスエースで、いずれも価格は65,800円(消費税や取付費)。

ベースモデルはドライブレコーダー搭載モデルが同59,800円、非搭載モデルが49,800円です。

さらに、価格未定の車種専用取付けキットの対応車種も、現状では車種専用モデルと同様ですが、「今後、対応車種を拡充予定」となっています。

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