マツダとしては久方ぶりのFRベース車として期待されるクロスオーバーSUV、CX-60。最新モデルへの適合製品を発売するのが素早い自動車アフターパーツ総合メーカーのデータシステム(東京都新宿区)が、走行中に純正ナビのTV視聴やカーナビ操作を可能にする「TV-KIT」のCX-60用を早くも新発売しました。

マツダの今後を占う新型SUV、CX-60用のTV-KITが新発売!

CX-60用TV-KIT使用イメージ ©データシステム

2021年10月にCX-60の存在が明らかになり、2022年4月には日本仕様も公開されて同6月には予約も始まると、これまでのCX-5などよりキャビンと前輪の間隔が広く、直6エンジンを縦置き可能なFR車の現実味を認めざるを得ません。

そんな最新SUVでも各社の純正カーナビでは全てと言ってもいい「走行中はカーナビ操作やTV視聴ができない」という仕様は変わらず、いかにも高速巡航性能が高そうで長距離ドライブ用途が多そうなCX-60にとって、同乗者の退屈を紛らわすのには大問題。

もちろん運転中にドライバーが操作できないのは当然として、乗車機会が多いであろう同乗者によるカーナビ操作やTV視聴まで不可というのは非情な話ですが、そこを解決してくれるのが自動車アフターパーツ総合メーカーのデータシステム(東京都新宿区)です。

同社のTV-KITは純正ナビの走行中ナビ操作、TV視聴を可能にするアフターパーツとして人気が高まっており、「せっかくの新車なのに不便!」と嘆くユーザーの強い味方で、今回も発売から半年ほどでCX-60用のTV-KITをリリースしてくれました。

CX-60用のTV-KIT、「切り替えタイプ」と「スマートタイプ」の適合車種や品番、価格

CX-60用TV-KIT 切替タイプ(UTV440) ©データシステム

ON/OFFスイッチの有無や取付方法の違いで何種類かあるTV-KITのうち、CX-60用として新発売になったのは、後付スイッチでTV-KITをON/OFFの「切替タイプ」と、ステアリングスイッチでON/OFFできる「スマートタイプ」の2種類。

品番、価格は以下の通りです。

適合車種

【マツダ CX-60:R4.9~】

型式

KH5P(25S系・2.5リッター直4ガソリン)
KH3P(XD系・3.3リッター直6ディーゼル)
※10.25 インチセンターディスプレイ+地上デジタルTVチューナー装着車(PHEVは除く)
※12.3 インチセンターディスプレイ+地上デジタルTVチューナー装着車(PHEVは除く)

TV-KIT品番と価格

・UTV440(切替タイプ)
・UTV440S(スマートタイプ)
税込21,780円(税別19,800円)

取り付けについて

「TV-KIT」シリーズはカプラーオンで簡単取り付けが可能ですが、車両側の配線を傷つけないよう注意しながら、内装の部分的な撤去、ディスプレイを外して背面のコネクターを抜き差し、違和感なく元に戻してスイッチをつけるなどの作業ができるスキルが必要です。

この種の作業に慣れているユーザーの場合、新車同然のCX-60をいきなり傷つけてしまうリスクもあるため、最寄りの整備工場などプロへ依頼するのが無難で、心当たりがない場合はTV-KIT販売店へ相談してください。