イタリアの有名スポーツカーメーカーとして知られるランボルギーニ。現在でも人気のスーパーカーをたくさん手がけていますが、その車両名称を見ていくと、“闘牛”という共通点があったことを知っていますか?今回は、50年以上の伝統になっているランボルギーニ車の名前の由来をまとめました。

©︎Lamborghini S.p.A

サンタアガータの猛牛

©︎Tomohiro Yoshita

イタリアのボローニャ・サンタアガータに本拠地を置くランボルギーニ。実は、イタリアの名門スーパーカーメーカーでもあるフェラーリの本拠地であるマラネロとは数十kmしか離れていません。

元々は農業機械を製造していた会社で、自動車メーカーとして設立したのは1962年のこと。そこからミウラ、カウンタックなど、数々のスーパーカーを世に送り出してきました。

©︎Tomohiro Yoshita

メーカーのロゴマークには荒々しい闘牛のマークが入れられており「サンタアガータの猛牛」と呼ばれることも。また彼らが製作するスーパーカーは、どれも猛牛のような迫力あるサウンドを響かせ、走る姿もダイナミックです。

実は猛牛と呼ばれる理由には、もう一つあります。

これまでのモデルの名称には、すべてスペインの闘牛に関係があったのです。

 

ミウラ

©︎Lamborghini S.p.A

スーパーカーブームで一躍有名になったランボルギーニ・ミウラ。実は、この名前も闘牛に関係しています。

この後紹介していく他の車両では、闘牛の名前がつけられましたが、ミウラは闘牛を育てた牧場主の名前。闘牛が盛んだったスペインには、闘牛用の牧場があり、そこを経営していたのがエドアルド・ミウラ氏とアントニオ・ミウラ氏。

彼らの名前にちなんで、「ミウラ」と名付けられ、のちに世界中のクルマファンから愛されるスーパーカーの1台となったのです。

ミウラP400SV スペック

エンジン:3.9リッターV型12気筒

最高出力:385ps/5750rpm

ミッション:5速MT

全長/全幅/全高:4360mm/1780mm/1050mm

車両重量:1245kg

この他にも、皆さんが知っている“あのクルマ”も闘牛が由来だった?次のページでさらに紹介していきます!