ディアブロ

©︎Motorz

1990年に発売し、全日本GT選手権にも登場したディアブロ。

ミウラ、カウンタックと続いて市場に送り込まれたスーパーカーで、車幅2000mmを超える大柄なボディは存在感がありましたよね。

これも、闘牛にちなんでいて、かつてスペイン闘牛で活躍した伝説の闘牛「ディアブロ」にちなんでいるとのこと。イタリア語では「悪魔」を意味します。

実際に、走りをみても“悪魔がのりうつった”と行ったら、おおげさですが、それに似たような荒々しいはしりをみせ、現在のようなランボルギーニのイメージの出発点にもなっているようなモデルです。

ディアブロSV スペック

エンジン:5.7リッターV型12気筒

最高出力:492ps/7000rpm

ミッション:5速MT

全長/全幅/全高:4470mm/2040mm/1115mm

車両重量:1530kg

 

ムルシエラゴ

©︎Lamborghini S.p.A

ディアブロの後継モデルとして登場したムルシエラゴ。2001年に発売され、こちらも多くのユーザーから愛された1台でした。

外観はディアブロをさらにブラッシュアップしたようなデザインでしたが、中身はさらに進化し、最大出力640馬力を繰り出す「LP640」は、6.5リッターV12エンジンを搭載。さらにミッドシップ搭載ながら4WDを採用。さらにど迫力な走りを披露していました。

このムルシエラゴも、19世紀に活躍した伝説の闘牛「ムルシエラゴ」からきており、スペイン語でコウモリという意味です。

また、これをベースにした発展モデル「レヴェントン」も、闘牛にちなんでおり、1900年代諸島に活躍した伝説の闘牛士ホセ・サンチェス・ロドリゲスが飼っていた牛がレヴェントンだったそうです。

ムルシエラゴLP640 スペック

エンジン:6.5リッターV型12気筒

最高出力:492ps/7000rpm

ミッション:6速MT

全長/全幅/全高:4580mm/2045mm/1135mm

車両重量:1650kg

 

アヴェンタドール

©︎Tomorhiro Yoshita

現在のランボルギーニの代表的なモデルであるアヴェンタドール。こちらは1990年代にスペインのサラゴサにある闘牛場で活躍した闘牛にちなんで、名前がつけられています。

ムルシエラゴが、大幅に外観デザインが変わり、鋭い目つきとフロントマスクが印象的なモデル。最大出力はついに700馬力に達しました。

さらに4WDはもちろん、7速セミオートマティックを採用。ランボルギーニの荒々しい部分は引き継ぎつつも、最新技術が惜しみなく注ぎ込まれている1台です。

アヴェンタドール スペック

エンジン:6.5リッターV型12気筒

最高出力:700ps/8250rpm

ミッション:7速セミオートマティック

全長/全幅/全高:4780mm/2030mm/1136mm

車両重量:1575kg

 

ガヤルド

©︎Lamborghini S.p.A

2003年から2013年まで販売されたスポーツカーモデル。FIA-GT3やスーパートロフェオ仕様も登場し、日本のスーパーGTをはじめ、各国のレースでも活躍しました。

こちらも、闘牛にちなんでいるのですが、今回は牛ではなく18世紀の闘牛飼育家フランシスコ・ガヤルド氏にちなんでいるとのこと。

総生産台数は1万4000台を突破し、ランボルギーニの中で最も販売されたモデルとして有名。今でも「ランボルギーニといえばガヤルド」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

ガヤルドLP570-4 スペック

エンジン:5.2リッターV型10気筒

最高出力:570ps

ミッション:6速セミオートマティック

全長/全幅/全高:4300mm/1900mm/1165mm

車両重量:1430kg

 

ウラカン

©︎Tomohiro Yoshita

市販車においても、レース参戦においても、現在の主力車種であるウラカン。スペイン語で「ハリケーン」という意味だそうです。

こちらも、闘牛の名前が採用されており、1879年に登場し活躍した闘牛ウラカンにちなんでいるとのこと。

外観はアヴェンタドールと同じような鋭さがありながらも、ガヤルドから引き継いだデザインやノウハウもしっかり生かされているという印象。世界中で激化しているGT3クラス用のマシンもすでにデビューしており、スーパーGTでも3~4台が参戦しています。

ウラカン スペック

エンジン:5.2リッターV型10気筒

最高出力:610ps/8250rpm

ミッション:7速DCT

全長/全幅/全高:4459mm/1924mm/1165mm

車両重量:1422kg

 

ヴェネーノ

©︎Lamborghini S.p.A

アヴェンタドールの発展モデル。イタリア語で毒という意味です。こちらは伝説の闘牛士ホセ・サンチェス・ロドリゲスを一撃で仕留めたと言われている闘牛史上で最も強かった牛の名前がつけられています。

その名前の印象もあってか、他のランボルギーニ車とは違い独特の雰囲気を持っています。

これは2013年のジュネーヴ・ショーでお披露目され、限定3台で販売。値段は約300万ユーロ(約3億6000万円)だったとのこと。

0-100km/hの加速はたったの2.8秒。最高スピードも355km/hを誇る、ランボルギーニが製作した最速最強の1台と言えるでしょう。

 

カウンタックは、闘牛とは関係なかった?

©︎Lamborghini S.p.A

ここまで読んでると「あれ?カウンタックは?」という方も多いでしょう。

歴代ランボルギーニの有名なスーパーカーといえば、やはりカウンタック。

しかし、これは闘牛の名前とは特に関係なく、イタリア北西部の方言で「驚き」を表す言葉だそうです。

確かに、先代のミウラから外観は大きく変更され、当時の常識では考えられなかった先進的なデザインを採用。世界中に「驚き」を与えたことは間違いありません。

そういった部分でも「カウンタック」という名前がつけられたのかもしれませんね。

カウンタックLP400 スペック

エンジン:5.2リッターV型12気筒

最高出力:375ps/8000rpm

ミッション:5速MT

全長/全幅/全高:4140mm/1890mm/2450mm

車両重量:1065kg

 

まとめ

©︎Tomohiro Yoshita

ランボルギーニでは、闘牛にちなんだ名前が伝統となっていますが、もちろん他のメーカーのクルマの名前を見ていっても、何かにちなんでいたり、それぞれ特別な意味が込められています。

もしかすると、あなたの愛車の名前も、何か意味があるのかも?それを調べてみるのも、面白いかもしれませんね!

 

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