本日(10月5日)から走行が始まった、F1日本グランプリ。取材はおろか観戦すら初めてというF1初心者の私(先川)が、実際にパドックを歩いたりマシンの走行を見たりしていると、気になる事や不思議な事、そして感動がたくさんありました。

 

©ChikaSakikawa

 

パドックに何もない

 

10月4日のパドック / ©ChikaSakikawa

 

レースWEEKで言うと、搬入が終わり車検が行われる木曜日にサーキット入りしたMotorz編集部。

ゲートをくぐり抜けてパドックに到着し、まず驚いたのはパドックに何もない事。

私の知っているレースのパドックと言うと、下の写真のようなチームのトレーラーやホスピタリティーテントがずらりと並び、少しゴチャゴチャとしたイメージばかり。

しかし、F1のパドックは搬入が終わっているはずなのに、なにもありませんでした。

 

スーパーGTのパドック / ©ChikaSakikawa

 

全日本ロードレース選手権のパドック / ©ChikaSakikawa

 

ちなみに、スーパーGTや全日本ロードレース選手権など国内レースのパドックがゴチャゴチャしているという訳ではなく、MotoGPなどの国際的なレースでもこの通りの光景です。

 

MotoGPのパドック / ©ChikaSakikawa

 

CEVレプソルインターナショナル選手権のパドック / ©ChikaSakikawa

 

F1のパドックは、ホスピタリティーテントがピット側ではなく駐車場側にあるだけとも言えなくはないのですが、トレーラーなどレースやイベントに使用する以外のクルマが全く無い事に加え、対外的なホスピタリティーテントではなく、ドライバーやチームスタッフなどが休憩する為のプレハブやテントもありません。

搬入が終わっているとはいえ、私達がサーキット入りしたのは走行が始まる1日前。「もしかして、これからまだ何か来るのかも?」とも考えましたが、フリー走行が行われた本日もこの通り。

 

10月5日のパドック / ©ChikaSakikawa

 

結局パドックに、何かが増える事はありませんでした。

F1をあまり知らない私には、これからビックレースが行われるサーキットのパドックがガランとしているこの景色がとても不思議だったのですが、よくよく考えてみるとF1は10チーム、各2台体制の全20台。

ホスピタリティーテント裏にあるチームスイートでおさまってしまうチーム数なのです。

その事実に気付くとF1の整理整頓されたパドックは、「さすが一握りのトップドライバーしか走る事を許されない、世界最高峰フォーミュラカーレースの世界!」と、じわじわと感動が込み上げてくる光景となりました。

 

タイヤがカラフルで可愛い!

 

©Motorz

 

タイヤの側面に黄色や青、ライムグリーンなどのビビットカラーで描かれた、タイヤコンストラクター『ピレリ』のロゴマーク。

「今日は何色にしようかなー?」と、自分のクルマにもコーディネートしたくなるほどオシャレだと思いませんか?

 

キミ・ライコネン / ©ChikaSakikawa

 

マシンの走行写真を撮りながらも、やっぱり真っ赤なスクーデリア・フェラーリのマシンには赤いタイヤ!

 

カルロス・サインツ / ©ChikaSakikawa

 

黒/黄色のルノー・スポール・フォーミュラワンチームのマシンは、ロゴの白に合わせた白いタイヤ!など、カッコ良くコーディネートされているのだと、勝手に想像してみたり(笑)

でも実は、このタイヤのカラーリングはタイヤのコンパウンド(材料の配合率によるタイヤの固さ)を表しているのです。

ちなみに今回日本グランプリで使用されるタイヤのカラーは、ドライ用の白(MEDIUM)、黄色(SOFT)、赤(SUPERSOFT)の3色にレイン用の緑と青を加えた5色!

ピレリが大会ごとに発表するカラーの中から、各ドライバーごとに合計13セット(レインタイヤを除く)になるように、タイヤの組み合わせを選択するそうです。

今回のドライバーごとの選択は、こんな感じ。

 

 

お気に入りのドライバーが、今は柔らかめのタイヤを履いているのか!など、予選や決勝でも、タイヤのカラーに注目してみると面白いかもしれません。

 

全然ちがうよ!今と昔のF1マシン

 

2018年モデルのF1マシン / ©ChikaSakikawa

 

決勝日(7日)の10:25から国際レーシングコースで開催される『Lagend F1 SUZUKA 30th Anniversary Lap』。

その練習走行が本日行われたのですが、そこに登場したマシンの姿にビックリ!

現在のF1マシンの形状からは想像もつかないほど可愛いマシンの数々に、フォーミュラマシンの進化の過程が見えた気がしました。

 

Benetton B189  (1989年) / ©ChikaSakikawa

 

Tyrrell019 (1990年) / ©ChikaSakikawa

 

Mclaren MP4 (1991年) / ©ChikaSakikawa

 

Mclaren MP4-13 (1998年) / ©ChikaSakikawa

 

そんな『Lagend F1 SUZUKA 30th Anniversary Lap』で、楽しんで頂きたいのはマシンの姿だけではなく、大迫力のエンジンサウンド!

現代のF1マシンとはまた違った、時代ごとの興奮を感じる事ができると思います。

 

まとめ

 

©ChikaSakikawa

 

普段はあまりレースを見た事がなくても、ルールが分からなくても、何故か楽しめてしまうF1日本グランプリ。

今回は、F1初心者代表として気になるところ、驚いたところをご紹介しました。

なんだか分からないけど、なんか可愛い!カッコイイ!その気持ちこそ好きの第1歩!

明日からの予選・決勝も是非、隅々まで楽しみ尽くしてくださいね。

 

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