台風の直撃で、決勝レースが中止となってしまった全日本ロードレース選手権Rd.8。レースの結果は、予選順位によるハーフポイント付与となりました。という事で!決勝レースは行われなかったけど、もちろん聞いてきました『ライダー達の得意なポイントと苦手なポイント』。日本の最高峰レースを走るライダー達にだって、恐怖を感じるコーナーもあるんです。
CONTENTS
まずはJ-GP2クラス
♯7 石塚 健 選手(will-raise racing RS-ITOH)に聞いてみた。岡山の得意なところ・苦手なところ【予選:2位 1’40’462】
得意(青〇):
①進入でどこまでも行ける気がする。
②ブレーキングからの向き変えが得意
苦手(赤〇):
①バイクを寝かすタイミングが難しい。
岡山は全体的にアップダウンが激しく、ブレーキングのテクニックが必要なコースだと教えてくれた石塚選手。
バイクを寝かすタイミングが難しいコーナーなど苦手なポイントはあるものの、予選ではかなりアグレッシブな走りで2番手タイムを叩き出す速さを見せてくれました。
#71 三原 壮紫選手 (TONE RT SYNCEDGE4413)に聞いてみた。岡山の得意なところ・苦手なところ【予選:7位 1’41’205】
得意(青〇):比較的得意です。
苦手:アッドウッドコーナー以外のコーナーはどのコーナーも難しいので苦手です。
岡山はストップ&ゴーだけど、コーナリングスピードを落とさずに走るサーキットだと教えてくれた三原選手。
コーナーはほとんど苦手という事でしたが、それでも予選ではタイムを更新し続けて堂々の7位!難しいコンディションでの、攻めた走りを見せてくれました。
♯31 豊島 怜 選手(DOG FIGHT RACING・YAMAHA)に聞いてみた。岡山の得意なところ・苦手なところ【予選:19位 1’43’865】
得意(青〇):上手くスピードを乗せられる。
苦手(赤〇):毎回上手く決まらない。
岡山国際サーキットは、前半と後半で全く違うコースだと教えてくれた豊島選手。
公式予選では強い雨が降りしきる中、順調にラップタイムを刻み、粘り強い走りを見せてくれました。
続いてJ-GP3クラス
♯13長谷川聖 選手(CLUB Y’s & J)に聞いてみた。岡山の得意なところ・苦手なところ【予選:7位 1’46’831】
得意(青〇):
①突っ込みが得意。
②立ち上がりが得意。
③立ち上がりでスピードを乗せるのが得意。
苦手(赤〇):
①エスケープゾーンが狭いから怖い。
②よく転ぶ人がいるから怖い。
③ジャンプ台があってとても怖い。
岡山の全体的なイメージは、ストップ&ゴー!ストップ&ゴー!ストップ&ゴー!と、ひたすらストップ&ゴーの繰り返しだと教えてくれた長谷川選手。
予選では前を走るライダーのスリップストリームを使いながら、全速力で走り抜けるアグレッシブな姿を見せてくれたので、実は怖いポイントがあるという事に驚き。
そんな恐怖を乗り越えて走っているという、意外な一面を知る事ができました。
♯29鈴木 大空翔 選手(BATTLE FACTORY)に聞いてみた。岡山の得意なところ・苦手なところ【予選:22位 1’49’319】
得意(青〇):
①しっかりブレーキがかけられている。クリップポイントにもしっかりとつける。
②いいスピードでいける。
苦手(赤〇):
①ブレーキングポイントはいいが、バイクを少し止めすぎてしまって、上りで上らない。
②ブレーキングポイントはいいが、止めすぎてスピードが乗らない。
③少しアクセルを戻すのが早い。
岡山はアクセルを我慢するコーナーが多いコースだと教えてくれた鈴木選手。
公式予選では、激しい雨に苦戦しながらも諦めない走りを見せてくれました。
#34 村田 憲彦 選手(CLUB Y’s & J)に聞いてみた。岡山の得意なところ・苦手なところ【予選:13位 1’47’657】
得意(青〇):
①ブレーキングが得意。
②スピードが乗せていけるので得意。
③ブレーキから進入までコーナリングスピードを考えながら走っていて、気持ちがいいので得意。
④フルブレーキが得意。
⑤攻めてる感がすごくあるので得意。
苦手(赤〇):
①ブラインドコーナーなので、出口が苦手。
②コーナーが中途半端なので、すごく苦手。
③走っていて楽しいけど、リズムが取れなくて苦手。
岡山はコーナーがタイトで難しいサーキットだと教えてくれた村田選手。
それでも公式予選では、今シーズンのベストリザルト!
天候や気温が予想できないコンディションの中、驚異の適応能力を見せてくれました。
まとめ
大型台風の接近により大雨が降りしきる岡山国際サーキットを全力疾走するレーシングライダー達。
私達から見ると無謀とも思えるそんな彼らにも実は、得意なポイントと苦手なポイントが存在します。
ライダー達にとって計時予選などのタイムアタックは、自分との戦い。
実際にレースを観戦する時は、そういったポイントに注目して見ると、今よりもっと面白くなるはず!
是非ライダーごと、コーナーごとの走り方などをチェックしてみてくださいね。
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