2006年のロードレース世界選手権MotoGPクラスチャンピオンで、WSBKに参戦中、そして2016年の8耐にMUSASHI RT HARC-PROから参戦が決定している”ニッキー・ヘイデン”皆さんは知っていますか?
ニッキー・ヘイデン:プロフィール
名前:ニッキー・ヘイデン(Nicholas “Nicky” Patrick Hayden)
生年月日:1981年7月30日
出身地:アメリカ
バイクに乗り始めたのは3歳。
そして5歳の時にはすでにレースに出場していたというニッキー・ヘイデン。
初タイトルは7歳の時に出場したAMAグランドナショナルダートトラック選手権のアマチュアクラス。
幼いころからトップライダーとしての才能を発揮し続けます。
そして1997年には、最も優れたアマチュアレーサーに贈られるAMAホライズンアワードのダートトラック部門賞を受賞するという、誰の目にも明らかなその才能で着実にステップアップしていきました。
徐々にロードレースに活動の中心を移していったニッキー・ヘイデン。
1999年にはAMAスーパースポーツ(600cc)でチャンピオンを獲得。
2002年には国内最高峰のAMAスーパーバイクで史上最年少のチャンピオンに輝き、翌年(2003年)からは、HONDAのワークスライダーとしてロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦を開始します。
ニッキー・ヘイデン:レース戦歴
1998 | AMA 750SS 4位、AMA 600SS 4位 |
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1999 | AMA スーパーバイク 22位、AMA 600SS チャンピオン、AMA フォーミュラエクストリーム 2位、AMA 600SS 4位 |
2000 | AMA スーパーバイク 2位 |
2001 | AMA スーパーバイク 5位 |
2002 | AMA スーパーバイク 3位 |
2003 | 世界選手権 MotoGP 5位 (ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得) |
2004 | 世界選手権 MotoGP 8位 |
2005 | 世界選手権 MotoGP 3位 |
2006 | 世界選手権 MotoGP チャンピオン |
2007 | 世界選手権 MotoGP 8位 |
2008 | 世界選手権 MotoGP 6位 |
2009 | 世界選手権 MotoGP 13位 |
2010 | 世界選手権 MotoGP 7位 |
2011 | 世界選手権 MotoGP 8位 |
2012 | 世界選手権 MotoGP 9位 |
2013 | 世界選手権 MotoGP 9位 |
2014 | 世界選手権 MotoGP 16位 |
2015 | 世界選手権 MotoGP 20位 |
2003年から、ホンダワークス・チームのレプソル・ホンダから、ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦を開始したニッキー・ヘイデン。
チームメイトは現在もYAMAHAで大活躍中のバレンティーノ・ロッシだった。
ロードレース世界選手権参戦初年度から、第13戦パシフィックGPと第15戦オーストラリアGPで3位表彰台を獲得するという快挙を成し遂げ、年間ランキング5位、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得しました。
そして、参戦3年目となる2005年にはポール・トゥ・ウイン!
初の優勝を獲得した他、6度の表彰台登壇を果たし、ランキング3位という好成績でシーズンを終えます。
そしてその翌年の2006年、990cc最後の年に、世界最高峰クラスのチャンピオンを獲得します。
2016年鈴鹿8時間耐久ロードレース参戦
ロードレース世界選手権MotoGPクラスに参戦を開始した2003年、ホンダワークスチーム「セブンスターホンダ」(HRC)から鈴鹿8時間耐久ロードレースに初参戦したニッキー・ヘイデン。
ホンダVTR1000SPWで清成龍一とタッグを組みタイトルを狙います。
しかし、決勝のオープニングラップでコース上に出たオイルに乗って転倒してしまい、マシンが大破。
ほぼレースをしないままリタイアとなってしまいます。
そんな悔しい経験を持つニッキー・ヘイデンが今年、#634 MuSaShi RT HARC PROから8耐に2度目の参戦を果たします。
[鈴鹿8耐に向けて、自身のコメント]
ヘイデン:「日本ではファンも多いですし、ここに戻ってこられてうれしいです。13年ぶりの鈴鹿はシケインなど、いろいろレイアウトが変わっていて違う印象も受けますね。テスト(7月13日、14日から初参加)ではコースに慣れ、マシンを仕上げるために仕事は多かったけれど、初日はウエットコンディションで難しかったです。とにかくまだ時間が足りない。高橋とチームを組むのは初めてだけど、HRCのテストなどで何度も会って彼を知っているので、信頼しています。マシンのことも、コースについてもよく知っているからいいアドバイスを常にもらっているよ。日本に来る前に風邪を引いてまだ体調がイマイチだけど、決勝にはすべてをベストに持っていけるようにがんばります。8耐は難しいチャレンジ。でも僕はそのような困難に向かっていくのが大好きです。勝つために僕はここに来たからね」
引用元:http://www.honda.co.jp/
まとめ
今年からWSBKに戦いの場をスイッチしたニッキー・ヘイデン。
彼自身のレースのキャリアと結果を見ても、現在のMotoGPのような電子制御が多用され、マシン自身のセッティングがかなり重要な割合を占める軽量級のレース専用バイクより、ライダー自身の力量が重要となる市販車ベースのスーパーバイクの方が得意なように感じられるそのライディングスタイルに、WSBKそして鈴鹿8時間耐久ロードレースでのタイトル獲得を期待せずにはいられないライダーではないでしょうか?
『基本的に僕はバイクそのものが好きなんだ。』そう語る元ワールドチャンピオンのWSBKという新境地での戦い、そして13年ぶりの鈴鹿8耐でのリベンジに大注目です。
ニッキー・ヘイデン公式HP→https://nickyhayden.com/
鈴鹿8時間耐久ロードレース公式HP→http://www.suzukacircuit.jp/8tai/