鈴鹿8時間耐久ロードレース!通称”鈴鹿8耐”と言われる国内最大級のロードレース。国内外を問わず、様々なライダーが鈴鹿サーキットに集結して、8時間後のゴールを目指します!市販車を使用して争われるこのレース、およそ70チームが出場するため、同じマシンを使用するチームも複数いる中、一台しかいないマシンもいるんです。今回はそんな、ある意味レア?なマシンで出場しているチームをご紹介します!
今回登場するマシンは全部海外製!
CONTENTS
鈴鹿8耐とは
日本国内最大のバイクレース、鈴鹿8時間耐久ロードレース!
メーカーのワークスチームから、プライベーターまで総勢70チームが集まって、8時間後のゴールを目指して激戦を繰り広げます。
2016年は7月28日から31日までで行われ、前年に引き続きヤマハファクトリーレーシングチームが優勝。
3位以下を全て周回遅れにするという驚異の走りで、2連覇を達成しました。
そんな鈴鹿8耐には70台ものマシンが出走するため、どうしても同じマシンになりがち。
今回はそんな中から、サーキットに1台しかエントリーがなく、周りと被らなかったバイクたちをご紹介します。
なお、全て輸入車ですが、BMWだけは複数台いたので割愛しました。
#82 BANNER RACING H.K.C:DUCATI PANIGALE R
バナーレーシングからは、斉木一輝選手、団和仁選手、兼田智浩選手が駆ったイタリアの名車、ドゥカティ パニガーレR。
バイク版フェラーリと言っても良いドゥカティ。お値段も同クラスの国産車と比較するとおよそ倍の400万円ほど。
180キロの車体に、200馬力超えのエンジンを搭載というハイスペックで、パワーウェイトレシオは当然1kg以下!
ドゥカティ伝統のL型2気筒エンジンは、サーキットでも異彩を放つ音で快走していました。
8耐の最終リザルトは35位。2015年は62周目でリタイヤという悔しい結果だったので、無事完走で見事リベンジ達成!
ベストタイムは2’18″482でした。
#55 KTM FLEX RACING TEAM:RC8R
KTMフレックスレーシングチームは、古澤幸也選手、高田昌明選手、宇都敏明選手の3名で参戦。
マシンはオーストリアのバイクメーカー、KTMからRC8R。
元々はオフロードバイクを製造していたメーカーのKTM、2000年以降はロードスポーツもかなり増えてきており、乗っているという方も多いのではないでしょうか?
排気量1200のV型2気筒エンジンによって、およそ175馬力を発生、車重は185キロ程度ということから見ても、スーパースポーツの性能の高さが伺えますね。
とにかくオレンジが映えるKTM、一台いかがでしょうか?
なお、チームの成績は、エンジントラブルにより残念ながらリタイヤ。34周目でした。
ベストラップは2’18″731となっています。
#4 チームスガイレーシングジャパン:Aprilia RSV4
スガイレーシングからは、須貝義行選手、Daniele VEGHINI選手が出場。なんと登録ライダー2人で8時間を戦い抜きました。
その2人が駆ったのがイタリアの名門、アプリリアのRSV4。
元々はドゥカティで全日本ロードレースに出場していたチームですが、2016年からはアプリリアに体制変更。
このマシン、排気量はおよそ1000ccのV型4気筒エンジンを搭載し、およそ185馬力を発生。
車重は200kgオーバーと、他のマシンより重めですが、1980年以降、様々なロードレースで勝利してきた名門だからこそ、その運動性能は折り紙付き。
ベストタイムは2’16″351と、今回ご紹介のほかチームより2秒も速いという結果が残っています。
なお、チームリザルトはバナーレーシングに次ぐ36位です。前年成績が37位だったので、ひとつ順位を上げました!
アプリリアには、今回のマシン以外にも、RS50やSX50など、原付に見えない50ccバイクも多いため、10代の原付免許取り立ての頃は憧れがちなメーカーですよね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
現地まで観戦に行かれた方は、この3チームは見つけられましたか?
どんなレースでもそうですが、市販車を使う場合は、その性能やレギュレーション上、同じ車両が多くなる傾向がどうしてもあります。
その中で、異彩を放つ一台がいると、ついつい応援に火がついてしまいますよね!
レースを見るときは、各チーム参戦車両の要チェックが、マストです!
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