今週末はスーパーGT第5戦富士スピードウェイ300kmレースが行われます。皆さんは何で行きますか?車を持っていない人でもレースを見に行きたい人はいるはず。そこで今回、車で行く場合、公共交通機関を使って富士スピードウェイに行く場合を比較してみました!自分にあったスタイルを見つけられるはず!
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富士スピードウェイとは?
1960年代、四輪スポーツカーレースが行われていたのは鈴鹿サーキットのみ。
外国車に負けない国産スポーツカーを開発するためにはサーキットの存在が不可欠でした。
そこで、首都圏から短時間で行ける国際的サーキットというコンセプトのもと作られたのが富士スピードウェイでした。
当初、米国NASCARにならってオーバルコースを設計していましたが、無冠の帝王スターリング・モスが視察に来た際、「こんな地形でオーバルコースを作るとはナンセンスも甚だしい」という言葉に感化され計画を白紙に戻します。
新たにヨーロッパ式ロードコースの設計のもと富士スピードウェイは、1966年に完成しました。
その後、リニューアルによって幾度かレイアウトを変えながら、2005年に改修工事が行われ現在のコースレイアウトとなっています。
富士スピードウェイは、設立以来、日本のモータースポーツの発展に大きく貢献してきました。
F1、WEC、ロードレース世界選手権といった国際レースが開催され、現在ではSUPERGT、スーパーフォーミュラといった国内トップシリーズはもちろん、F3、F4やヴィッツレースから様々な草レースまで多くのレースが行われています。
今年で50周年を迎えた富士スピードウェイは、そういった歴史や現状から、鈴鹿サーキットと並ぶ日本を代表するサーキットなのです。
車と公共交通機関、メリット・デメリット
さて、そんな国際的サーキット、富士スピードウェイに観戦しに行こうと決めたら、自家用車と公共交通機関とどちらで向かいますか?
自分にはどちらのスタイルがあっているのか、両者のメリット・デメリットを比較してみましょう。
車のメリット・デメリット
車で行くメリットは…
- 家から直接サーキットまで行ける。
- ガソリン代を人数で割れば移動費は案外安い。
- 様々な観戦グッズを持っていける。
- 泊まる宿の範囲が広がる。
- サーキット内でキャンプもできる。
車で行くデメリットは…
- 駐車場代がかかる。
- 駐車場から観戦エリアまで遠い。
- レース後の帰路は渋滞にひっかかる。
- 運転手は疲れる。
電車&バスのメリット・デメリット
公共交通機関で行くメリットは…
- 駅からサーキットイベント広場までシャトルバスで一直線。
- ほとんどの場合予定通りに着く。
- お酒が飲める。
- 車より窮屈ではない。
- 車よりエコ。
公共交通機関で行くデメリットは…
- 時間に縛られる。
- 宿が駅近じゃないと辛い。
- 荷物は多くは持っていけない。
- 土曜日朝の公開車検には間に合わない。
実際にどうやっていくの?
車の場合
車の場合、首都圏・名古屋方面共に東名高速道路を使い御殿場IC、または大井松田ICで下車です。
また、中央高速道路は須走ICが最寄りとなります。所要時間は首都圏から約2時間です。
帰りは時間をずらすなど工夫して渋滞を避けて帰りましょう。
公共交通機関の場合
公共交通機関を使う場合はJR御殿場線、小田急線の御殿場駅、または小田急線新松田駅が最寄駅。
大きなイベントがある場合は、富士急行の臨時バスが出ているのでサーキットまでの交通手段に心配は要りません。
御殿場駅発のバスは、6:40から12:40。新松田駅発は、7:15から10:45と御殿場に比べて運行時間が少々短めなので注意してください。
それぞれおおよそ30分間隔毎に出ています。
また直接グランドスタンド裏のイベント広場に停車してくれるので、到着後にすぐに観戦できます!
これはとても嬉しいですね。
帰りはイベント広場発、御殿場駅行きのバスが13:00から18:30(予選日は14時から)。
新松田行きのバスは14:30から18:30までおおよそ30分間隔で運行しています。
レース終了後は混雑が予想されるので早め早めの行動を心がけましょう。
ご自宅から富士スピードウェイの最寄り駅までさえクリアできれば、あとは安心ですね。
観戦を計画するときの注意点
宿はとにかく早めに取りましょう。
特に電車で行くことを考えている人は、大体3ヶ月くらい前から予約しないと泊まれる宿がなくなることもあるので注意しましょう。
宿の多い駅としては御殿場駅、少し離れて沼津駅周辺といったところでしょうか。
御殿場駅周辺は数ヶ月前からレース関係者によって押さえられてしまっているので、決勝日などはかなり厳しいです。
ですので、現実的なのは沼津駅周辺。
ホテルは多くありますが、やはり決勝日などはすぐに埋まってしまうので計画が決まったらすぐに予約することをお勧めします。
沼津駅から御殿場駅まではJR御殿場線で40分弱ですので、そこまで遠くありませんね。
小田原に泊まる手もありますが遠いので、あまりお勧めしません。
まとめ
今回は車、公共交通機関で観戦に行く二つの方法を検証しましたがそれぞれの良い点悪い点が見えてきたと思いますが、改めて、自分にあったスタイルで観戦を楽しんでもらえたらと思います!
何より僕がこの記事で一番伝えたいことは、車じゃなくても全然いけるんだよ!ということです。
実際にまだ免許を持っていない高校生の僕も、スーパーGTに電車で観戦に行きます。
それでも十分楽しめると思います!しっかり宿さえ取っていれば!
しかし、少々ハードスケジュールにはなりますが、首都圏から日帰りでも行けるのが富士スピードウェイの魅力でもあります。
そこで是非、免許を持っていない方、高校生などの若い世代の方々には一度レースを観に行くことをお勧めします!