ホンダCB750four(ベース:ホンダ・モンキー)

Photo by Yamato.
こちらも同じくホンダ・モンキーをベースに製作された、ホンダCB750fourのレプリカ!
余すところなくカスタムされていますが、気になるポイントはサイドカバー。
本来、CB750fourはサイドカバーに「750」と排気量が刻まれていますが、こちらのレプリカは「Z50」という、モンキーの型式が刻まれています。
ただ完璧にレプリカにするだけではなく、こういった遊び心を混ぜ込めるのも、ミニバイクのレプリカだからこそ?
※このサイドカバーは前期型仕様。マイナーチェンジ後は「750four」と書かれています。

出典:http://www.wikiwand.com/
モデルとなった車両はこちら。
1969年に販売され、市販オートバイとして初めて最高速が200km/hを超えたホンダの名車、CB750four。
改めて見比べてみると、かなり細かいポイントまでこだわってレプリカが製作されていることがわかります。
実車と同じ4本出しのマフラー、フロントをドラムブレーキからディスクブレーキ化。キャリパーの位置まで同じですね。ブーツ(フロントフォークの蛇腹のような部分です)も装着。
そして、気になるポイントはフレーム。ホンダ・モンキーのフレームにはダウンチューブと呼ばれるエンジンの前~下に伸びるフレームがありません。

ノーマルのホンダ・モンキー。ダウンチューブはありません(出典:http://www.honda.co.jp/)
しかし、このレプリカは、実車のCB750fourと同じようにダウンチューブを装着。
そういった本当に細部まで、徹底的にこだわり抜いて作成されている見事なレプリカと言えます。
仮面ライダー サイクロン号(ベース:ヤマハYSR80)

Photo by Yamato.
ひときわ目を引くこの1台。
日本人ならだれでも一度は名前を聞いたことがあり、お父さんから子供まで共通の話題として楽しめる「仮面ライダー」のマシン、サイクロン号です。
ただ小さくするだけでなく、6本出しのマフラーまで完全再現されているところに、並々ならぬ愛を感じるこの車両。
ベースはヤマハの12インチ2ストミニバイク、YSR80とのことです。

出典:http://www.fujimimokei.com/
見比べてみると、改めて外装類の完成度の高さに驚きを隠せません。
当然サイクロン号の外装キットは出ていないので、ワンオフ製作と思われます。
サイドカバーも、モデルとなったサイクロン号と同じように、ステップのあたりまで大きく伸びるなど、細部まで並々ならぬこだわり。
仮面ライダーのカッコイイサイクロン号が、どこか可愛く作れてしまう、そんなところもミニバイクカスタムの醍醐味ですね。
ちなみに、実際に仮面ライダーの撮影に使用されたサイクロン号は、スズキのT20だったと言われています。
設定上のスペックは、最高出力500馬力、最高速は400km/hを超えるとのこと。
2016年6月にカワサキのH2R(310馬力)が市販車として初の時速400km/hを達成しましたが、仮面ライダーの放映開始は1971年。
さすが仮面ライダー。2016年でも戦える、恐ろしいスペックです。
ミニバイクカスタムのススメ

サイクロン号のベース車両、ヤマハYSR80(出典:https://rmdmotors.com/)
日々のアシというイメージが強い原付ですが、80年代から00年代まではメーカーの意欲作も多く、カスタムを楽しむには最適な素材なんです。
まず、車両が小さいので場所を取らない。機構がシンプルゆえに、カスタム初心者でも手を出しやすい。
アフターパーツが豊富。ベース車両が安い。などなどメリットは様々。
実際今回紹介したレプリカマシンのベース、ホンダ・モンキーは、中古なら6万円程度から車両があります。
ヤマハYSR80も8万円程度から。本気でカスタムする上で「全部交換しちゃうからボロボロでいいや」という方ならもっと安く車両を購入することも可能かと思われます。
カスタムを突き詰めていけば、もちろんそれなりの金額はかかりますが、ちょっと始めてみるだけなら意外とリーズナブルに楽しむことができちゃいます。
まとめ

Photo by Yamato.
いかがだったでしょうか?
往年の名車レプリカを、ミニバイクで製作する。
実は意外と定番メニューではありますが、完成度を追い求めるとこだわり始めてしまって、毎日イジってしまうとか。
さらに、カスタムする上で場所を取らないのをいいことに、部屋の中に持ち込んで、夏は冷房、冬は暖房を効かせた環境の中で、盆栽のようにちまちまイジっているオーナーもいたりします。
意外とディープな原チャリの世界。どっぷりハマってみませんか?
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