千葉県出身で、その甘いマスクから『王子』の愛称で親しまれている元MotoGPライダー!元々は漫画「バリバリ伝説」の主人公「巨摩郡」に憧れて世界に挑戦したライダーのひとり。現在はモーターサイクルファッションブランド”56design”のプロデューサーとしても活躍中の”中野真矢”を知っていますか?
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中野真矢:プロフィール
名前:中野真矢(Nakano Sinya)
生年月日:1977年10月10日
出身地:千葉県大網白里市
5歳の時にポケバイを始め、1987年には全日本ポケットバイク選手権で優勝!!その後1989年にミニバイクレースにステップアップ、ミニバイク関東選手権SP12エキスパートクラスチャンピオンなど数々のタイトルを獲得します。
そして1994年、SP忠男レーシングに加入しロードレース関東選手権などの地方選手権に参戦を開始したのです。
また同年、鈴鹿4時間耐久ロードレースで優勝をつかみ、翌1995年より全日本ロードレース選手権GP125クラスにステップアップを果たすのです。
その後1997年 に 全日本ロードレース選手権GP250クラスにステップアップすると、翌1998年 にはシリーズチャンピオンを獲得!
1999年からロードレース世界選手権GP250ccクラスへのフル参戦を開始しました。
中野真矢:レース戦歴
1999年 ロードレース世界選手権(WGP)GP250クラス (チェスターフィールド・ヤマハ・テック3 / YZR250) ランキング4位
2000年 ロードレース世界選手権(WGP)GP250クラス (チェスターフィールド・ヤマハ・テック3 / YZR250) ランキング2位
2001年 ロードレース世界選手権(WGP)GP500クラス (ゴロワーズ・ヤマハ・テック3 / YZR500) ランキング5位
2002年 ロードレース世界選手権MotoGPクラス (チェスターフィールド・ヤマハ・テック3 / YZR500, YZR-M1) ランキング11位
2003年 ロードレース世界選手権MotoGPクラス (ダンティン・ヤマハ / YZR-M1) ランキング10位
2004年 ロードレース世界選手権MotoGPクラス (カワサキレーシングチーム / ZX-RR) ランキング10位
2005年 ロードレース世界選手権MotoGPクラス (カワサキレーシングチーム / ZX-RR) ランキング10位
2006年 ロードレース世界選手権MotoGPクラス (カワサキレーシングチーム / ZX-RR) ランキング14位
2007年 ロードレース世界選手権MotoGPクラス (コニカミノルタ・ホンダ / RC212V) ランキング17位
2008年 ロードレース世界選手権MotoGPクラス (サンカルロ・ホンダ・グレシーニ / RC212V) ランキング9位
2009年 スーパーバイク世界選手権(SBK) (アプリリア・レーシング / RSV4)
1999年からロードレース世界選手権GP250クラスにフル参戦を開始した中野は、デビューレースである開幕戦マレーシアGPで3位表彰台を獲得、第2戦日本GPで初優勝を飾るなど参戦初年度より好成績を残し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝やきます。
そして2001年からは、最高峰クラスであるGP500にステップアップ!
表彰台を獲得するなど絶好調で、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに選出されるのです。
ヤマハ系名門チームの「SP忠男レーシング」出身で、そのトレードマークである目玉デザインのヘルメットを愛用し続けている中野が2004年、カワサキレーシングチームへ電撃移籍を発表すると、日本GPにて3位表彰台を獲得します。
そしてその後2006年第8戦オランダGPで自身のMotoGPでの最高位である2位表彰台を手にするのです。
その後2009年、中野はスーパーバイク世界選手権へ戦いの場を移します。
そして第3戦バレンシアGPの予選セッション中に転倒。鎖骨骨折により決勝を辞退。
同年、惜しまれつつも現役引退を決断する事になるのです。
転倒しないステディなライディングで知られる中野真矢
RC212V デモラン 2010.05.16
フェスタ ダル アプリリアでのデモラン
モーターサイクル系ブランド「56design」
レーシングライダーとしての現役時代、各国を転戦しながら色々な文化に刺激を受けた事により、中野は「このような経験の場を与えてくれたオートバイ業界に感謝すると共に、レースで培った経験をオートバイを愛する方々と共感したい」という気持ちを強く感じるようになります。
そして、地元千葉にレーサーの経験を活かしたライディングウェアや小物などを取り扱う、モーターサイクル系ブランド「56design」を立ち上げました。
ブランドコンセプトは『life with motorcycles』。
「オートバイのある生活」が日本でも文化として定着する事を目標としたブランドとして、モーターサイクルファンだけでなく、全くバイクに関わりのなかった人たちでも愛用できるようなスタイリッシュなデザインで多くの人たちを魅了し続けています。
中野真矢プロデュースのバイクアパレル・ライディンググッズブランド56design(56デザイン)
まとめ
「バリバリ伝説」の主人公である巨摩郡に憧れ、レースを始めた子供の頃からのゼッケンは56。
そんな誰もが想い描く小さな少年の憧れを実現し、MotoGPという世界最高峰の舞台まで登り詰めた中野真矢。
その夢を追い続ける少年の気持ちは現役引退を決めた後も色褪せる事はありませんでした。
そしてモーターサイクルを愛するすべての人達に向けた、トップを極めたレーシングライダーだからこそ作り出すことができるブランドを立ち上げたり、世界を目指す若いライダーの育成をサポートする「56RACING」チームを発足し、「いつかは世界GP参戦」を掲げ活動するなど、モーターサイクル全般の躍進に、現在も貢献し続けているのです。
中野真矢オフィシャルウェブサイト | shinya56.com
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