新年度もスタートし、新生活のイメージが強い春ですが、鼻水が止まらなかったり、目が痒くなったりと、花粉症の人にはとてつもなくツラい季節です。しかし、ツラいのは人だけではありません。実は、花粉はクルマにも大きなダメージを与えるのです。今回は、そんなクルマへのダメージを軽減させる花粉対策3選をお届けします。
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花粉がクルマに与える影響とは?
花粉がクルマに付着すると、ベタつくことがあります。
しかし、単に花粉がクルマに付着するだけ、さほど大きなダメージはありません。
大変な被害となるのは、雨が降った後のこと。
花粉が車体に付着した状態で雨が降り、花粉を含んだ雨水が乾燥すると黄色い斑点となります。
この乾燥する行程で、花粉に含まれる成分がクルマの塗装などを侵食し、洗っても落ちないシミになることがあるのです。
愛車が斑点ボディにならないようにするための対策は、3つあります。
花粉対策その1 こまめな洗車
まず、こまめに洗車をすることです。
洗車には手間や時間がかかりますが、花粉によるボディへのダメージを軽減させるためには最も効果的な対策です。
クルマについた花粉は、時間が経過するとともに塗装やボディを侵食していきます。
花粉による侵食が進む前に、花粉を取り除くことが最も有効な手段といえるでしょう。
洗車時の注意点
花粉が付着しているクルマを洗うときに、絶対にやってはいけないことがあります。
それは、花粉が付着した状態で擦ること。
まず水で車体を洗い流し、よく泡立てたカーシャンプーで花粉や汚れを落としてから拭きあげをするようにしましょう。
花粉対策その2 ワックスやコーティング
花粉を洗い流しやすくしておくことも、対策として有効な手段です。
ワックスやボディコーティングを施しておくと、花粉も汚れも洗い流しやすくなるのでおススメです。
最近では洗車後に濡れたまま使えるコーティング剤や、ボディ・ガラス・ダッシュボードなど、あらゆるところに使えるコーティング剤も販売されており、自身でもコーティングが手軽にできるようになりました。
洗車後に塗布しておくだけで次回の洗車がラクになり、花粉からクルマを守ることができるため、オススメの対策です。
さらに進化したコーティング剤も登場している?!
市販されている多くの簡単コーティング剤は、ガラスやフッ素などの成分により、クルマのボディ・ガラス・ホイール・ダッシュボードなどに被膜を作り、キレイな状態を維持しながらも汚れをつきにくくするといった効果の商品がほとんどです。
しかし、従来のコーティング効果に静電気を発生しにくくする効果を加わえ、クルマの運動性能や走行性能を向上させるコーティング剤も増えてきています。
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花粉対策その3 クルマの保管方法
最後に紹介するクルマの花粉対策は、保管方法です。
屋内ガレージに保管しておくことは、雨や風からクルマを守る有効な方法ですが、屋内の駐車場を用意するのは簡単ではありません。
その代替案として、ボディカバーをかぶせておくだけでも花粉や雨からクルマを保護することができます。
ボディカバーの脱着は慎重に
注意点としては、車全体を覆うボディカバーの脱着は慎重に行いましょう。
ボディカバーのパーツが車に当たると傷やへこみができてしまいます。
また、泥が付着したカバーでボディを擦ってしまっても、汚れたり傷がついたりしてしまいまうので要注意です。
また、花粉が付着した状態でボディカバーを被せると、花粉をボディに刷り込んでしまうことにもなりかねないので、専用のモップや毛ばたきなどで花粉を払い落としてからカバーをかぶせるようにしましょう。
まとめ
花粉を車に付着させないようにするのは、ほぼ不可能です。
そんなクルマを花粉の被害から守るためには、花粉が付着した状態のまま放置しないことが大切です。
こまめな洗車やコーティングは、低予算で始められる花粉対策なので、早速実践してみてはいかがでしょうか。
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