日本で最も大きなカスタムカーの祭典「東京オートサロン」。2020年は過去最大の来場者数である33万6060人を記録しました。千葉県の幕張メッセで開催されるこのイベントは、日本中のクルマ好きが注目しているのですが…やはり関東圏以外では足を運びづらいのも事実。そんなイベントをMotorzが徹底的に取材して来ました!今回は、中でも見ごたえがあった展示を、動画と合わせてご紹介します!

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東京オートサロンとは

 

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日本で最も大きいカスタムカーショーイベント「東京オートサロン」。

その始まりは、雑誌「Option」の初代編集長である稲田大二郎氏が、「チューニングを文化に!」というコンセプトのもと、1983年に開催した「東京エキサイティングカーショー」というイベントでした。

初開催から、来場者数は10万人越え。

当初はまだアナーキーな存在だったチューニングカーばかりの展示会でしたが、近年は自動車メーカーも出展。

新車発表やモータースポーツの体制発表の場としても、活用されるほどのイベントに成長しています。

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来場者数も年々増加しており、今や自動車業界に無くてはならない存在。

とはいえ、規模が大きくなればなるほど会場も大きくなり、一日で全てを見るのは難しくなってきています。

そこで今回、Motorzはオートサロンに行ったのに全てを見切れなかった。または会場が遠くて行けなかったという皆さんのために、全ホールの見どころを取材して参りました!

GRヤリスと刀スイフトが気になる!東ホール!

トヨタガズーレーシングが、GRヤリスを公開した東ホール。

1.6L直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載し、270馬力を叩き出すホットハッチの登場に、会場のみならず日本中が注目しました。

国内としては久々に登場するハイパワーボーイズレーサーは、オートサロン会期中に何台も予約が入るほど人気だったとか。

GRヤリスのパッケージは、日本中のクルマ好きが待ち望んだ一台だったのかもしれません!

そして、トヨタが発表したエアロスタビライジングボディコート。

静電気を除去するボディコートで、クルマの運動性能が向上するというアイテムです。

これってもしかして、モタガレオリジナルのコーティング剤、”モタコ”と同じアイテムなのでは…!?

気になった方は、モタコの詳細もチェックしてみてくださいね!

モタコの詳細はこちらの記事でチェック!→「塗るエアロパーツ」ってなんだ!?ボディコーティングで空力性能が向上するアイテムをモタガレが発売開始!

ADVANスープラが復活!?西ホール!

日産やマツダなど、自動車メーカーが大型ブースを構えるなか、HKSやBLITZなど、自動車アフター領域のメーカーの老舗の出展も多かった西ホール!

競技で勝つための車両!というよりも、圧倒的な完成度で美しく仕上げられたクルマが多いのが、印象的でした。

その中でも、ひときわ目を引いたのがヨコハマブースのMAX ORIDO ADVANスープラです。

こちらは、レーシングドライバーである織戸学選手とHKSの共同開発車両であり、圧倒的な存在感を放っていました。

織戸選手はJGTCでもD1でもADVANスープラを駆って戦っており、その背景を考えると、より胸が熱くなる一台です。

2020年は様々なイベント会場などにも登場する予定なので、覚えていてくださいね!

GSRが2020年のマシンを発表!中ホール

ホンダと無限が巨大なブースを構えていた中ホール。

そのお隣、メルセデスブースでは、GOODSMILE RACING&TeamUKYO(以下GSR)が2020年に使用する新型車両のお披露目が行われました!

これまでのAMG GT3から、EVOモデルへと変わったことで、マシンのポテンシャルは確実に向上。

今シーズンのスーパーGTでは、GSRの4号車から目が離せません!

また、ホンダブースでは軽自動車N-ONEの6MT仕様である、ネオクラシックコンセプトという車両が登場しました!

これまでCVTしかなかったN-ONEですが、市販化された際にはアルトワークスやS660などの軽スポーツの牙城に食い込んでくるかもしれません。

未来感あふれるEK9!?北ホール!

チューニングパーツメーカーが多数出展しているのが北ホール。

ほかの3ホールと比べると、走りを楽しめるチューニングカーや、ドリフト仕様車両の展示が目立ちました。

そんな中で、Moduloブランドを展開するホンダアクセスブースに展示されていたシビックタイプR(EK9)は、大人気!

1997年に発売され、今も多くのクルマ好きが楽しむこの名車を、未来感あふれる仕様へとリフレッシュ!

その名も「シビック・サイバーナイト・ジャパン・クルーザー2020」です!

メーターも現行のS660のようなデジタルパネルとなり、ヘッドライトなどの灯火類はすべてチューブLED化。

しかし、エンジンは元々積まれていたB16B型というこだわり!

見た目とは裏腹にEK9が本来持ったエンジンフィールは活かし、現代と過去の融合と呼べる魅力的な車両でした。

まとめ

来場者数は年々増加傾向。これは、自動車業界が盛り上がってきているということを、示しているのではないでしょうか。

今年も新車発表やモータースポーツ、そしてカスタム・チューニング業界まで、クルマに関する様々な情報から目が離せません!

ちなみに、来年の東京オートサロンは1月15日~17日の三日間を予定しているそうです。

自動車業界のトレンドを追いかけるために、今のうちからカレンダーの予定を入れておいてくださいね!

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