やっぱりクルマは、気持ち良さが大事!今回は、Motorz編集部員の愛車でもある最高に気持ちのいいFRオープンスポーツカーをご紹介。乗ると欲しくなる、そんな魔法のようなパワーを秘めた人馬一体のクルマとは?オーナーのこだわりポイントや、オーナーだからこそ伝えられる魅力をたっぷりとお届けします。
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30万円とは思えない?!マツダ NB ロードスター
数あるスポーツカーの中でも人馬一体のポリシーを貫き、ギネス世界記録にも認定された2シーターオープンスポーツカーがマツダ ロードスターです。
今回ご紹介するのは、2代目のNB型ロードスター。
1998年から2005年まで製造・販売され、衝突安全性が強化されていながらも、最軽量のグレードでは990kgという驚きの軽さを実現しています。
通称「グラム作戦」と呼ばれたグラム単位での軽量化により、ロードスターらしい軽快なドライブフィールをキープすることを可能としました。
2000年にマイナーチェンジがおこなわれ、エクステリアやインテリアのデザイン変更や、ボディの強化などで走りに磨きをかけたNB2型へと進化しています。
今回ご紹介する編集部員 パーシーの愛車は、ちょうどマイナーチェンジが行われた2000年式のNB2型ロードスター。
内・外装の状態も良好で、カスタマイズされている個体であるにも関わらず、激安の30万円で購入することができたというから驚きです。
では、パーシーが所有するNB ロードスターのこだわりポイントを、じっくりと見ていきましょう。
エクステリアのこだわりポイント
21歳の現役大学生(取材当時)、パーシーが所有するNBロードスターは、なんと3ナンバー登録です。
本来、NBロードスターは全幅が1680mmであるため5ナンバー登録になるのですが、オーバーフェンダーのエアロキットが装着されていることから、3ナンバー登録となりました。
エアロキットは「JET STREAM NBエアロGT200セットSPL」で、運転席から見えるフェンダーの張り出しがオーナーのお気に入りポイント。
さらに、このエアロキットは、ボディに穴をあけることなく装着できるのもメリットのひとつで、通常、オーバーフェンダーを装着する場合、ボディに穴をあけてオーバーフェンダーを取り付けることがほとんどですが、「JET STREAM NBエアロGT200セットSPL」は穴あけ加工が不要。
つまり、ノーマル状態に戻すことが可能なエアロキットということです。
ホイールは「ENKEI RPF1」で、エスプリ製のGTウィングを装着。
ブラックのGTウィングとブラックのハードトップが一体感を生み出し、ホワイトのボディカラーとのコントラストがスポーティーさを際立たせています。
あえて硬めにセットした足まわりが気持ち良さのスパイス
ホワイトなのは、ボディカラーだけではありません。
メーターパネルもホワイトのものに変更されており、ロードスター定番の6時の位置から動き出すメーターの視認性も抜群で、ドライバーをやる気にさせてくれる印象です。
インテリアは基本的にノーマルですが、十分にスポーティーで居心地の良い空間で、エンジンは1800ccの直列4気筒自然吸気エンジンが搭載されています。
マツダのこだわりを感じる縦置きレイアウトも、ロードスターらしさを感じられるポイントの一つです。
マキシムワークスのエキマニと、吸気にはK&M タイフーンエアインテークシステム、KOYORADラジエーターが取り付けられ、1800cc自然吸気エンジンの良いところを引き出すチューニング。
サスペンションは「BLITZ DAMPER ZZ-R」が組み込まれており、減衰はやや硬め寄りにセッティング。コストパフォーマンスに優れた「BLITZ DAMPER ZZ-R」が、ロードスターの気持ち良さをさらに引き出してくれています。
快感になるNB ロードスターの走り
多数のカスタムが施された、このNB ロードスターの気になる走りは快感そのもの。
とは言っても、1800cc直列4気筒エンジンを搭載したNB ロードスターに絶対的な速さはありません。
しかし、街乗りでもエンジンを回す楽しさ、ハンドルを切る喜び、そして、クルマとドライバーが一体になって走る感覚は、ロードスターでなければ味わうことはできないのです。
思った通りに曲がってくれる素直なハンドリング、若干ハード寄りのセッティングをした足まわり、自然吸気エンジンが織り成す走行フィールは、日常をスポーティーな場面に変えてくれる魅力を備えています。
ミラーから覗くフェンダーや扱いやすいサイズ感、直感的な操作性などにより、マシンを自分でコントロールしている充実感を得られるのは、人馬一体のポリシーを大切にし、守り抜いて来たロードスターだからこそ得られるマツダのこだわり。
心地よいエンジンサウンドを響かせながら思い通りに動いてくれるロードスターとなら、どこまでも走って行ける気がするから不思議です。
「全部が思い出」オーナーが語るNB ロードスターの魅力
激安で最高の愛車を手に入れ、ロードスターとの生活を楽しんでいるパーシーに、ズバリ、ロードスターの魅力を聞いてみると「長距離が全部思い出になる」という答えが返ってきました。
それは実に奥が深く、ロードスターとの生活を満喫していることや、ロードスターへの愛情が伝わってきた一言でした。。
今後、ロードスターをどのようにしていきたいのかを聞いてみると「オーバーホールやタイミングベルトなどの消耗部品を交換していきたい」とのことで、メンテナンスをしながら、愛車と長く付き合っていきたいと話してくれました。
まとめ
運転の楽しさや喜び、人馬一体の感覚を味わうことができるマツダ ロードスター。
それぞれの世代にそれぞれの魅力があるロードスターですが、エレガントなボディラインや手足のような感覚で操ることができる2代目 NB ロードスターは、歴代ロードスターの中でも独特な魅力を放っています。
パーシーは編集部員として、そして、ひとりのロードスターオーナーとして、今後もNB ロードスターに愛情を注ぎ、愛車との生活を楽しんでいくことでしょう。
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