日本オリジナルレーシングカーである、JAF-GT車両。今までも数々の個性的なレーシングカーが誕生してきました。今回は2016シーズンに参戦が予定されている車両をまとめました。
FIA-GT3車両という、強敵と戦わなければいけない、JAF-GT勢。2016年に参戦するマシンをご紹介します。(写真は2015年のものとなっています。)
JAF-GT車両とは?
SUPER GT独自規格でレギュレーション上はJAFまたはFIAから認可を受けた市販車両がベースとされている。
実態は完全な新規制作のレーシングマシンで、本規格を前提に新規製作された車両は少数のワンオフとなる場合が殆どであり、FIA-GT車両に比べて生産・運用コストが高いというデメリットがある。
しかし、FIA-GT車両に比べてボディの改造範囲が広く、ダウンフォースを得やすいため、コーナリング性能や燃費性能に優れる傾向があり、FIA-GTでは厳しく制限されるシーズン中の改良パーツの投入なども比較的自由に行える。
エンジン出力はGT300クラスの由来ともなった約300PSで、約500PSの出力を持つFIA-GT車両にストレートスピードで劣る場面が多く直線の多いコースは苦手としている事が多い。電子制御装置の装着は禁止となっていたが、FIA-GT車両との性能差を埋めるため、TCSは2012年、ABSは2014年より使用が認められています。
それでは、2016シーズン参戦車両を見て行きましょう。(写真は2015の物です。)
LOTUS EVORA (ロータス・エヴォーラ)
Cars Tokai Dream28 が製作した、シンティアム・アップル・ロータスです。
ロータス・エヴォーラをベースに作られたマシンは、スーパーGTオリジナルシャシー・エンジンである、マザーシャシーという物を使い製作された世界に唯一、日本にしかないマシンです。
FIA-GT3車両と見比べても、違和感がないですよね?2016年も活躍が期待されています。
全長×全幅:4638 × 1946
エンジン:4.5リッターV型8気筒 自然吸気
最高出力:450ps
最大トルク:-kgf・m
車輌重量:1050kg
トヨタ86 MC
2015シーズンは、VivaC team TSUCHIYAとTEAM UPGARAGE with BANDOHが走らせていたトヨタ86MCです。
FIA-GT3車両に比べるとエンジンパワーにハンディがあるマザーシャシー勢、今年はどのような改善が施されて参戦してくるのでしょうか?
ドライバー、チームのセッティング能力が試されるこのマシンは、メカニックにとってもやりがいがあるそうです。
全長×全幅:4640×1950
エンジン:4.5リッターV型8気筒 自然吸気
最高出力:400ps以上
最大トルク:-kgf・m
車輌重量:1100kg
TOYOTA PRIUS GT
2016参戦の新型プリウス
2015年参戦していた旧型プリウス
aprが手掛ける、トヨタ・プリウスをベースとしたレーシングマシンです。
サーキットの印象が薄い、エコカー代表ともいえるプリウスをサーキット専用車に仕立て上げた一台。
2015シーズンは、チャンピオン争いを演じたプリウス。今年は新型プリウスにモデルチェンジしての参戦です。
ハイブリッドシステムを搭載したマシンは、ルール上今年も有利かもしれません?
全長×全幅:4620 × 1950
エンジン:3.4リッター水冷式V型8気筒 自然吸気
最高出力:–ps
最大トルク:–kgf・m
車輌重量:1100kg
SUBARU BRZ
R&D SPORTとSUBARUが手掛ける、スバルBRZです。
マザーシャシーではなく、完全オリジナルのレーシングマシンでR&D SPORTとSUBARUのノウハウが詰め込まれています。
BRZで参戦をはじめて5年目となる今シーズン。
2015シーズンは、イマイチな戦績だったが・・・2016年は期待したいですね!
全長×全幅:4550 × 1950
エンジン:2.0リッター水平対向 ターボ
最高出力:350ps
最大トルク:45.0kgf・m
車輌重量:1150kg
まとめ
いかがだったでしょうか?
今年は、ホンダCR-Zがいないので少しさみしいですが、JAF-GT勢の活躍に期待しましょう!
あなたは、どのマシンが好きですか?
[amazonjs asin=”B01FD1B9R8″ locale=”JP” title=”EBBRO 1/43 スバル BRZ R&D 岡山 SUPER GT 500 2015 #61″]
あわせて読みたい!