「TOYOTA5大陸走破」。それは、世界中の険しい道をトヨタ車と社員によるチームが駆け抜ける壮大なプロジェクトです。2016年には第3弾となるラテンアメリカ20000kmの旅が無事終了し、その記録が美しい写真と共に公開されました。今回注目したのは、その写真の一枚一枚に丹精込めて付けられたキャプションの数々。旅って、クルマって何だろう…そんなアツい想いが伝わって来る、珠玉の写真&キャッチコピーをご紹介していきたいと思います。

©︎TOYOTA GAZOO Racing

 

「TOYOTA5大陸走破」プロジェクトとは

©︎TOYOTA GAZOO Racing

トヨタ自動車の従業員によるチームが協力し、南米大陸を走破するというプロジェクト。

既に2014年にオーストラリア、2015年には北アメリカ大陸の縦断を達成しています。

そして2016年の舞台は”Latin America”、南アメリカ大陸です。

118人のスタッフが協力し合い、標高4,000m以上の山岳路や、あのダカール・ラリーのコースなども走破、3ヶ月半に及ぶ道中は過酷を極めました。

幾多の困難を乗り越えながら、やがて美しい景色と命を預けるクルマ達に特別な想いが芽生えていく…

それはまさに「心とクルマを鍛える旅」なのです。

公式ホームページ

 

”過酷はハイテクを笑う。”

©︎TOYOTA GAZOO Racing

人類のテクノロジーを集めたハイテクマシンも、大自然の厳しさを前には、ことごとく打ちのめされてしまいます。

しかし、どんなに激しく壊れても壊れても、諦めめる事を知らないかのように何度も何度も作り直す。

日本人のスクラップ&ビルド根性が、クルマを安全な乗り物に進化させてきたのかもしれません。

 

”自動運転はこの景色をまだ知らない。”

©︎TOYOTA GAZOO Racing

自動運転技術の発展で、クルマと人間の関係はどんな風に変わっていくのでしょうか。

「一番大事なのは、クルマは人間が運転する乗り物だっていうことだよ」という、あるテストドライバーの言葉を思い出しました。

 

”恐怖を振り払うのは、アクセルだけだ。”

©︎TOYOTA GAZOO Racing

自分の理解を超える世界に直面したとき、怖気付いてアクセルを戻すのは簡単だけど、踏み込めば次なるステップが拓けるかもしれない。

危険な道との戦いは決して特別なものではなく日常の”オフィスでの戦い方”も教えてくれるかもしれません。

 

”すべては衝突が生む。恐るな。”

©︎TOYOTA GAZOO Racing

自らモータースポーツに取り組むことを”道楽”と言われても、「クルマ屋がクルマに乗って何が悪い」と一蹴したトヨタ 代表取締役社長・豊田章男氏。

モータースポーツ活動では身分を隠す様に「MORIZO」と名乗っていますが、彼が世界でも指折りの「クルマを愛する社長」である事はもはや周知の事実なのです。

 

”痩せたコックを信じるな。走らないメーカーを信じるな。”

©︎TOYOTA GAZOO Racing

味見で太っていくコックのように、擦り切れるほど呆れるほど、あらゆる道を走って初めて「良いクルマ」は出来上がる。

”今のトヨタ”はそれを本気で信じる、自動車メーカーになりつつあります。

 

世界を悪く言うのは、たいてい都会だ。

©︎TOYOTA GAZOO Racing

行けども行けどもコンクリートに囲まれながら、暑くも寒くもないルーティーンをこなし続ける毎日…。

しかしこんな景色を目の当たりにすれば、感動のあまり寒さを感じる余裕もありません。

 

”機能が形になると、動物に似る。不思議と。”

©︎TOYOTA GAZOO Racing

光を照らす”目”と、空気をいっぱいに吸い込む”口”…。確かに。

速さを求めるほど獰猛な顔つきになるのも、よく考えれば不思議です。

 

”とりかえしのつかないことで、歴史はできている。”

©︎TOYOTA GAZOO Racing

目を背けたくなるような忌まわしいことも、全部ひっくるめて美しい景色を生み出しているとしたら?

あんなに逞しいクロスカントリーの群れも、その大きさの中では本当に小さく見えてしまいます。

 

”沈黙が言葉になる生き方をしろ”

©︎TOYOTA GAZOO Racing

色々な人のさまざまな言葉がタイムラインを埋め尽くしても、その”生き方”ひとつで心を動かす人は確かにいます。

エンジン音と風の音だけ…日常から遠く離れた彼らが、少し羨ましく思えてくる写真ではないでしょうか。

 

”クルマは言葉を超える。”

©︎TOYOTA GAZOO Racing

まるで音楽のように、クルマが好きならそれだけで、心はつながるのかもしれません。

現地のスタッフとの一期一会も、良いクルマ作りの大切なピースになっていくのです。

公式ホームページ

 

まとめ

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いかがでしたか?

クルマに携わる者のみが知っている、「ひたすら走る」ということの大切さ。

それを伝え続け、人とクルマを鍛え抜く「5大陸走破」の旅から、今後も目が離せそうにありません。

 

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