生産終了したホンダプレリュ-ドが2019年に復活するという話が入って来ました。かつてプレリュ-ドは世界初の4WS(4輪操舵)システムを採用し、自動車業界で注目された車です。この話が実現するのであれば一体どんな車になるのでしょうか??本田技研工業の今の主流であるi-VTECエンジンが搭載される事が濃厚かと予想できますが、ガソリン仕様となるのでしょうか?それともハイブリッド仕様となるのでしょうか??今回はこの開発中の新型プレリュ-ドの前身となる、歴代のプレリュ-ドについて振り返ってみたいと思います。

 

初登場は1978年!初代プレリュ-ド

 

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89

 

1978年に初代ホンダプレリュ-ドとして販売開始され、145クーペ以来の2ドアモデルとして当時の人気車種となりました。

その当時のホンダの代表車種であったシビック/アコ-ドは、モノコックボディにサブフレ-ムのみを取り付けた簡単構造。

しかし、プレリュ-ドではサブフレ-ムと一構造となったモノコックボディ-が採用された為にボディ剛性は向上!

Photo by Riley

サスペンションの構造としては前後共にストラット方式を採用しており、ショックアブソ-バ-の設計によって滑らかにストロ-クするように考慮されていました。

その結果、FFが元々アンダ-ステア傾向が強いにも関わらず乗り方次第ではオ-バ-ステア傾向になる特殊なセッティングとなっていたのです。

搭載されていたエンジンはアコ-ドと共通になっており、EK型1.8リッタ-直4SOHC/CVCC8バルブが採用されていました。

 

デートカーとして大人気だった!2代目プレリュ-ド

 

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初代プレリュ-ドが初のフルモデルチェンジを行い、1982年から2代目プレリュ-ドが販売開始されました。

フロントサスペンションにはその後のホンダの伝統となるダブルウィッシュボ-ンが採用されており、フロントのサスペンション剛性が大幅に向上!

リアサスペンションにはリバ-スAア-ムを備えたストラット式サスペンションを採用しています。

また、当時の日本車としては類を見ない程、低くシャープなデザインに、リトラクタブル・ヘッドライトを採用するなど、女性が好むようなスタイルを意識して「デートカー」として売り出されたのです。

Photo by RL GNZLZ

インテリアにも相当こだわりがあり、最上級グレードのXXではデジタルメーターを採用。シートのリクライニング機構は18段階あり、一番前まで出してからシートを寝かせてしまえば車中泊もそこまで苦ではなかったとか。

何より画期的だったのは、助手席のリクライニングノブが運転席側のシート側面にもついており、わざわざ助手席側に回ることなくシートを倒すことが可能でした。

新技術としては、当時の日本メーカーでは初めて4輪ABS(4wA.L.Bと呼ばれていた)を採用し、話題となりました。

その他、1本式ワイパ-ア-ムを採用するなど今では考えられない仕様に!

エンジンはキャブ仕様のES型1.8リッタ-直列4気筒SOHC CVCC12バルブクロスフロ-で、マニュアルトランスミッション車で125PSを発生しました。

 

2代目を凌ぐ驚異の人気!3代目プレリュ-ド

 

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1987年には3代目プレリュ-ドとしてフルモデルチェンジ。

デザインは先代モデルをベースとしており、キープコンセプトの仕様となっています。

2代目と同様、デートカーとして爆発的な人気を誇り、その後日産シルビア(S13系)が登場するまでは圧倒的に売れていました。

総生産台数は、歴代プレリュードの中で最も多い64万台!

Photo by Stefan

フェラーリよりも低いとまで噂されたフロントノーズのデザインや、全体のフォルムが持つシャープな印象が市場に大ウケし、スペシャリティカーとして大成功を収めています。

なお、見た目だけでなくテクノロージー面も大きく進化。3代目プレリュ-ドからは前後サスペンションがダブルウィッシュボ-ンに進化しています。

搭載されているエンジンはB20A型2.0リッタ-直列4気筒エンジンが採用されており、新機構として量産車世界初の試みとなる機械式4WSシステムが搭載され、高速走行時の操縦安全性に貢献しています。

 

スポーツクーペとして再スタート!4代目プレリュ-ド

 

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:4th_generation_Honda_Prelude_front.JPG

 

4代目となるプレリュ-ドは1991年に販売開始されました。

発売当時のキャッチコピ-は「フューチャリスティック・スペシャルティ」。

3代目プレリュ-ドと比較するとボディコンセプトが大幅に変更され、スポ-ツクーペへと進化しました。

しかし、先代までのデートカーのような魅力も健在で、インパネは運転席から助手席まで横一線に伸びる未来的なデザインとなっています。

他社では類を見ないほど画期的なデザインで、助手席に人を乗せた際には、何も言わずにキーをONにして驚かせるなんてこともできたとか。

なお、先代から見てボディサイズが全幅が1765mmに拡大し、全長は逆に4440mmに縮小されています。

これによって初代から受け継がれて来たサンル-フは仕様変更が行われ、アウタースライド式に!

搭載されているエンジンは北米仕様アコ-ドと同じで、F22B型2.2リッタ-直列4気筒DOHCとH22A型2.2リッター直列4気筒VTECエンジンを採用。

その後、1993年に行われたマイナーチェンジによってヘッドライト周りのデザインが変更。後部座席のスペ-ス問題で不評であった収納ボックスも廃止し、フラットシートに変更されています。

CMでは、音速の貴公子アイルトン・セナもドライビングしていました。

 

歴代最強モデル!5代目プレリュ-ド

 

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1996年に5代目プレリュ-ドが発売。

この5代目プレリュ-ドでは3代目までのコンセプトであるスペシャリティクーペへと方向性が戻されました。

それにより、4代目と比較すると居住性が向上しており、エクステリアの印象も大きく変更。

また、3代目以前に採用されていたガラスサンルーフが再び採用されており元鞘に戻ったという印象が見受けられます。

エンジンは先代と同じものを搭載していますが、スポーツグレードでは歴代最強の220馬力をたたき出しています。

そんな走行性能の魅力もあってか、海外の若年層を中心にチュ-ニングが盛んに行われており、アフターパーツメーカーから4連スロットルキットやポン付けタービンキットなどが販売されています。

根強いファンも多かったプレリュードですが、2001年にはインテグラがフルモデルチェンジするタイミングで車種統合。

1978年から20年以上続く歴史に一度幕を下ろしました。

 

まとめ

新型プレリュ-ドの復活に先駆け、歴代のプレリュードをピックアップし、振り返ってみました。

時代とともにボディデザインがよくなって来たのはもちろんですが、現在の最終モデルの海外でのチューニング人気にも注目!

2019年(予定)に復活すると言われているプレリュ-ドですが、その全貌が今から楽しみでなりません。

日本のみならず、世界でどのような評価を受けるのか今から楽しみなモデルです。

 

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