2017年9月にデビューしたホンダを代表するスポーツカー、シビックタイプR(FK8)。ドイツのニュルブルクリンク北コースの一番時計を得るために開発が進められ、見事FF最速車の称号を手に入れた世界屈指のハイパフォーマンスカーです。中でもタイプRといえばホンダのレーシングスピリットの象徴と言えますが、カスタムをすることでより一層性能を引き立てることができるのです。今回はそんな、FK8型シビックタイプRのショップデモカーと注目のカスタムパーツをご紹介します!
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新型シビックタイプR(FK8)ってどんなクルマ?
2017年9月にデビューしたFFスポーツカー、5代目シビックタイプR(FK8)。
初代シビックタイプR(EK9)から大きく様変わりし、大衆車であるシビックにレーシングカーさながらのエンジンやサスペンション、エアロパーツなどを注入したそのスペックは、世界中のファンを虜にしています。
そして、クルマの性能を推し量る上で一つの指標とされているのが、ニュルブルクリンク北コース(ノルトシュライフェ)のタイムアタック。
先代のFK2型から引き続き、FK8型でもニュルブルクリンクでのテストを重ね、当時フォルクスワーゲン ゴルフGTIクラブスポーツSが持っていた7分49秒19を破る、7分43秒80を記録しFF車最速の座を手に入れました。
ちなみに先代のFK2型は限定生産で、FK8型はレギュラーラインナップモデルとして3代目FD2型以来、いつでもディーラーで購入できるタイプRとなっています。
国産色の強いシビックタイプRですが、実は2代目EP3型や3代目の欧州派生モデルFN2型、4代目FK2型など5代目FK8型に至るまでイギリス生産の逆輸入車。
しかしながらそのイギリス工場は2021年一杯での閉鎖が決定。
波紋を呼んでいますが、イギリスで生産されていた車種は、シビックも含めて日本の工場に移管されるようです。
新型シビックタイプR(FK8)をカスタムしよう!
レギュラーラインナップとして帰ってきたシビックタイプR(FK8)は、ホンダが誇るタイプRであり、貴重なスポーツカーとして多くのアフターパーツメーカーから渾身のカスタムパーツがリリースされています。
1,390kgのセダンボディに搭載された、2リッター直列4気筒ターボエンジンは320馬力を発生。
NAエンジンのような高回転型で官能的なエンジンフィールではなく、ターボらしいトルクフルな走りを楽しむことができます。
それでは、どんなカスタムパーツが発売されているのでしょうか。
ご紹介していきます!
新型シビックタイプRのカスタム車両を紹介!
チューニング、軽量化、走りを楽しむマフラーカスタム
福岡県太宰府市に店舗を構える、老舗『M&M ホンダ』は、ホンダ向けのチューニングやカスタムパーツの開発を行なっており、コンプリートエンジン、ECU、サスペンション、エキゾースト、エアロパーツなどトータルチューニングを得意としています。
FK8シビックタイプRというと3本出しサイレンサーが特徴ですが、M&Mホンダからは2本出しのフルチタンマフラーが登場。
テールエンドはチタンマフラーならではのグラデーションが施されており、重さは純正17.35kgに対し、8.66kgという軽さを誇ります。
見た目、性能、サウンドにこだわりたい人には是非装着してもらいたいパーツの1つです。
競技のノウハウが詰め込まれたボディ補強
神奈川県横浜市に社屋を構える、ボディパーツの老舗『レイル』(LAILE)。
長年にわたりモータースポーツと関わり続け、ラリーやダートトライアル、ジムカーナといった競技からフィードバックした製品ラインナップが特徴です。
得意としているのがボディの補強パーツやブッシュ類といった、ボディ剛性や走りの性能に関わるパーツの開発で、WRXやランサーエボリューションなどをメインに、シビックタイプR向けにも様々なボディパーツがリリースされています。
そんな中でも特にオススメしたいパーツの1つが、ストラットタワーバーです。
近年のスポーツカーは純正でストラットタワーバーが装着されていることがありますが、シビックタイプRには装着されていません。
バルクヘッドとストラットが近いことから不要と考えられているのですが、タワーバーがあることでエンジンルームの剛性を確保。
ステアリングインフォメーションも向上します。
ボルトオンで脱着できるので、手軽にカスタムできるのもポイントの1つです。
同じ形状のシフトノブでも重さが違う!
『日本一敷居の低いお店』を自負する、東京都杉並区のホンダチューナー 『シーカー』(SEEKER)。
オシャレに都内を走れるホンダ車をモットーとしており、エアロパーツをはじめ、インテリアパーツ、サスペンション、エキゾーストなどの開発・販売を行なっています。
その中でも特に注目を集め、シビックタイプRに限らず多くのユーザーが愛用しているのがシーカーのチタンシフトノブ。
握りやすい丸型で、重量400g。
少し重めに設定する事で、少ない力でシフトチェンジを行うことが可能となります。
さらに、シフトパターンがレーザー刻印されており、チタンらしい焼き色が入っていることも特徴の1つです。
見た目と性能重視のボンネット
神奈川県相模原市に社屋を構えるエアロパーツの老舗『バリス』(VARIS)は、WRXやGT-R、スープラなどスポーツカー向けのエアロパーツの開発を積極的に行なっており、国内にとどまらず世界中から注目を集めているブランドの1つです。
純正デザインをさらに際立たせるスポーティテイストのエアロを得意としており、シビックタイプR向けにも様々なパーツをリリース。
中でもクーリングボンネットは、ターボ車のシビック向けに排熱効率が考えられた設計になっています。
素材はFRPやウェットカーボンはもちろんのこと、バリスオリジナルのVSDC(バリスセミドライカーボン)の3種類から選ぶことができ、形状は同じでも素材によって軽さが異なります。
冷却性能と回頭性を向上させるパーツとして機能するので、サーキットをガンガン走るユーザーにも、街乗りメインのユーザーにもオススメできるパーツです。
まとめ
今回は5代目シビックタイプR(FK8)の最新デモカーと、オススメのカスタムパーツをご紹介しました。
2010年、3代目FD2型の生産終了以来、7年ぶりとなるレギュラーラインナップのシビックタイプRということもあり、多くのユーザーがFK8型シビックタイプRを待ち望んでいたのではないでしょうか?
今後も続々とカスタムパーツがリリースされていきますので、気になる方は是非チェックして下さいね!
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