2019年人気No.1間違いなし!?燃費も価格もバッチリな新型日産デイズ&三菱ekワゴン/ekクロス！

2019/04/12

日産と三菱はフルモデルチェンジされた新型デイズと新型eKワゴン/eKクロスを発表しました。デイズ・eKワゴン・eKクロスは日産と三菱の共同で開発された兄弟車となりますが、それぞれがメーカーの特色あるスタイルにデザインされ、今までになかった新機能やパワートレインを搭載。従来モデルから大きな変貌を遂げ、2019年大ヒットモデル候補です。

デイズハイウェイスター / © 著作権 2019 日産自動車株式会社

CONTENTS

日産新型デイズと三菱新型eKワゴン/eKクロスがNシリーズの牙城を崩す存在になるかも
スマートシンプルハイブリッドにより走りと燃費の両方で性能アップ
新プラットフォームにより広々した室内空間を実現
ちょっと良い乗用車並みの安全性能と運転支援システム
中身が同じでもそれぞれの特徴あるデザインは日産と三菱ならでは
日産デイズのスペック
まとめ

日産新型デイズと三菱新型eKワゴン/eKクロスがNシリーズの牙城を崩す存在になるかも

デイズハイウェイスター / © Nissan 2019

3月28日に日産自動車と三菱自動車は、新型『日産デイズ/三菱 eKワゴン』を発表しました。

それぞれの、ハイトールワゴンバージョンとなる日産デイズルークスと三菱 eKスペースはモデルチェンジされず、現状維持とのこと。

そんなデイズ/eKワゴンは元々、日産と三菱の合弁会社『NMKV』が開発し、軽自動車のトールワゴンカテゴリーにおいて、スズキワゴンR、ダイハツムーヴに割って入る人気を得ることに成功したクルマです。

これまでは軽自動車開発のノウハウを持つ三菱が企画・開発、生産を日産が担ってきましたが、今回の新型ではその構図は逆転し、日産が企画・開発、三菱が生産を担当。

また、日産独自のプロパイロットを搭載したことや、新パワートレインにハイブリッド技術を採用したこと、さらに三菱ではeKの派生モデルとなる新型車『eKクロス』が登場したことが、大きな話題となっています。

現在の軽自動車市場では、ホンダN-BOXを筆頭とするNシリーズに注目が集まっていますが、新型デイズ/eKワゴン/eKクロスは、そのホンダの牙城を崩す存在になる要素が満載なのです。

スマートシンプルハイブリッドにより走りと燃費の両方で性能アップ

デイズの『ハイウェイスターX』『ハイウェイスターG』と三菱eKクロスには、新開発ガソリンエンジンとバッテリー/モーターを組み合わせた、スマートシンプルハイブリッドを採用しています。

小型のモーターが加速などをアシストし、動力性能と燃費性能の向上に貢献。

ブレーキング時の回生エネルギーを新開発のリチウムバッテリーに蓄積させて、減速エネルギーも無駄なく利用できるので、従来モデルよりエコカーとしての性能は格段に向上しています。

さらに、デイスのS/XとeKワゴンはガソリンエンジンのみの搭載ですが、従来モデルよりも3馬力のアップとJC08モードで、3.6km/リッターの燃費アップを果たしました。

新プラットフォームにより広々した室内空間を実現

デイズの内装 / © 著作権 2019 日産自動車株式会社

デイズの内装 / © 著作権 2019 日産自動車株式会社

デイズ/eKワゴン/eKクロスに搭載される新開発のプラットフォームは、ホイールベースが65mm延長され、その分フロントオーバーハングを65mm短くする対応がなされています。

これにより、後席のニールーム(ひざ元の空間)は、70mm延長された710mmになり、大人の乗員が足を組んで座っても、十分余裕のスペースが確保されました。

また、後席を最も後ろに下げた状態で、荷室長が135mm延長されたほか、ショルダールームも拡大されています。

ちょっと良い乗用車並みの安全性能と運転支援システム

プロパイロット作動イメージ図 / © 著作権 2019 日産自動車株式会社

デイズ/eKワゴン/eKクロスには今までになかった先進安全技術がいくつも追加され、全車『セーフティ・サポートカーS(サポカーS)』を獲得しています。

その中でも、日産独自の運転支援システム『プロパイロット』が、デイズ『ハイウェイスターX』『ハイウェイスターG』に搭載されたことがトピックで、これは既に『セレナ』や『リーフ』などに搭載されてはいますが、軽自動車では初めて採用されました。

ちなみにプロパイロットは、0-100km/hまで対応可能（先行車に追従して停止も可能）なアダプティブクルーズコントロールと車線中央をキープするステアリングアシストで、ドライバーの負担を軽減させる機能です。

予防安全システムにおいては、インテリジェントエマージェンシーブレーキ、LDW（車線逸脱警報）、踏み間違い衝突防止アシスト、エマージェンシーストップシグナル、フロント&バックソナー、ハイビームアシストを全車標準装備。

さらに、事故時などに自動で緊急通報を行う『SOSコール』が軽自動車として初めて搭載され、安全性能は今までよりも格段にアップしています。

また、eKワゴン/eKクロスにも同じ安全装備『e-Assist』が標準装備されているのですが、プロパイロットは『MI-PILOT』と名前を変えて、オプション装備となっています。

中身が同じでもそれぞれの特徴あるデザインは日産と三菱ならでは

左:デイズ、中央:デイズハイウェイスター、右:デイズボレロ / © 著作権 2019 日産自動車株式会社

デイズのフロントマスクには、Vモーショングリルが採用されました。

ハイウェイスターはグリル部分が拡大されているため、Vモーションがより強調され、一目でデイズとわかるプロポーションです。

そんなデイズのフルモデルチェンジに合わせて、日産の関連会社オーテックジャパンは、オリジナルでカスタマイズした『ボレロ』を発表。

専用のエアロパーツやモードピンクの明るい室内色など、女性が好む可愛らしいデザインにカスタムされています。

eKワゴンのフロントマスクは控えめなイメージですが、eKクロスは三菱のグローバルデザインアイコンである『ダイナミックシールド』を採用。

フェンダーやサイドスカートに黒い樹脂を用い、フロント/リアバンパーにはアルミカバーが装着されて、クロスオーバーな雰囲気を演出するなど、去年発売された新型デリカD:5の軽自動車版のような、大胆なデザインとなっています。

日産デイズのスペック

		デイズ S/X	デイズハイウェイスターX	デイズハイウェイスターGターボ
車名・型式		5BA-B43W	5AA-B44W	4AA-B45W
全長×全幅×全高(mm)		3,395×1,475×1,640	3,395×1,475×1,640	3,395×1,475×1,640
ホイールベース(mm)		2,065	2,065	2,065
重量重量(kg)		FF:830 4WD:890	FF:860 4WD:900	FF:880 4WD:920
エンジン	種類	直列3気筒DOHC	直列3気筒DOHC	直列3気筒DOHCターボ
	総排気量(cc)	659	659	659
	圧縮比	12	12	9.2
	ボア×ストローク(mm)	62.7×71.2	62.7×71.2	62.7×71.2
	最高出力(kW[PS]/rpm)	38[52]/6,400	38[52]/6,400	47[64]/5,600
	最大トルク(N・m[kg・m/rpm)	60[6.1]/3,600	60[6.1]/3,600	100[10.2]/2,400
モーター	種類	–	交流同期電動機	交流同期電動機
	最高出力(kW/rpm)	–	2.0/1,200	2.0/1,200
	最大トルク(N・m/rpm)	–	40/100	40/100
トランスミッション		エクストロニックCVT	エクストロニックCVT	エクストロニックCVT
駆動方式		FF/4WD	FF/4WD	FF/4WD
前/後タイヤサイズ		155/65R14	155/65R14	165/55R15
燃費値(km/L)	WLTCモード総合	FF:21.2 4WD:18.2	FF:21.2 4WD:18.8	FF:19.2 4WD:16.8
燃費値(km/L)	JC08モード	FF:29.4 4WD:24.6	FF:29.8 4WD:25.4	FF:25.2 4WD:22.8