神奈川県横須賀市にあるマインズと言えばコンピューターチューンで有名なショップです。今回は亡きポール・ウォーカーを魅了したR34 GT-R Vスペック N1をベースに製作されたマインズのデモカーをご紹介。純正ベースでチューニングされていながらも、手を入れるべきところを確実に抑えた、速くて耐久性の高い車両となったマシンになっていました。
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純正デザインに重きを置いたチューニングが施されている
基本的に純正ベースとされているようで、内装には内張が残されていたり、ロールケージは組まれていないなど、ガチガチのチューニングをするのではなく純正形状に重きを置いたチューニングが施されており、マインズの代表である新倉さんのこだわりがしっかりと現れています。
装着されているウイングも純正品を型取りして製作された、いわゆるノーマルベースのもので、ウイングにさりげなく入れられたMinesのロゴが印象的。
実はこのGT-R、ポテンザ RE-71Rの開発車両としてタイヤテストに携わっていました。タイヤテストで筑波サーキットを100LAP走った実績を持っています。
全開走行前提のサーキット走行を100週繰り返すことができる耐久性の高い車両開発ができるので、ストリートでの安心感の高いマシンの提供が可能となります。
では、Mines R34 GT-R Vスペック N1のチューニング箇所を見てみましょう。
スタイリッシュで実用的なカナードを装着
外装部分をチェックしてみると、まずフロントバンパー左右にカナードが装着されています。
このカナードを装着したことで筑波サーキットでの走行タイムが0.2~0.3秒上がっており、ちょっとしたカスタムもタイムアップにキッチリと貢献しているのです。
クリアグリーンのような色で、落ち着きのあるデザインとなっている点も魅力的。
なお、サイドミラーも同じカラーリングで統一されており、良い雰囲気を醸し出しています。
必要な部分へボディ補強を施す
前述した通り、ロールケージは組まれていませんが、さすがに純正ボディそのままでは剛性が足りないようで、その対策として必要箇所にボディ補強が施されています。
必要な箇所に必要な分だけボディ補強を施す、車を知り尽くしているからこそ為せる技ではないでしょうか。
例えば、フロント部分にストラットタワーバーが装着されています。
剛性を高めるための定番チューニングですが、もちろんR34 GT-Rでも定番メニューです。
レイズ製ホイールにAPレーシングのブレーキキャリパー
ホイールにはレイズ製のものを採用し、ブレーキキャリパーはAPレーシング製。
そしてブレーキローターはスリッド入りの355mmと、懐の深さが伺えます。
装着サスペンションは、ESTA フルスペックサスペンションIIです。
運転・助手席共にフルバケ・4点ハーネスを装着
シートは運転席・助手席共にフルバケが装着され、4点式ハーネスが取り付けられています。
このハーネスの色がグリーンで、先ほど紹介したガナードやサイドミラーと合わせられている点も、お洒落です。
TC2000 100LAPに耐えるラジエーター
搭載されているエンジンは純正ですが、ラジエーターは新たに製作。
TC2000を100周走ってもエンジンがオーバーヒートしないよう、工夫が施されていました。
まとめ
亡きポール・ウォーカーを魅了したマインズのR34 GT-R Vスペック N1は、純正仕様で十分高性能な車を独自のノウハウや71Rのタイヤ開発テストを通じてさらに強力なマシンへと仕上がっていました。
快適性やデザイン性を残したままハイスペックなマシンを製作することができる、これこそマインズの大きな魅力なのです。
株式会社マインズ
住所:神奈川県横須賀市林5-7-25
電話番号:046-857-3313
営業時間: AM 9:30 ~ PM 7:00
定休日: 水曜日及び第2第4火曜日URL:http://www.mines-wave.com/index.html
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