関西を拠点とするチューニングショップの有名どころの1つであり、大阪府茨木市にお店を構えるJ’sレーシング。同ショップのデモカーであるGE8フィットとGK6フィットについて、店長の梅原さんにお話を伺いました。

完成度の高いGE8フィットのドリームカー

サーキット走行専用車として作られているのが、GE8フィットです。

何と言っても注目すべきはエンジンで、FD2型シビックに採用されていたK20Aが搭載されています。

Motecのコンピューターとマフラーのチューニングで、最高出力260馬力を発生。

これは純正エンジンの、倍以上となる高出力です。

車両重量は950kgと1トンを切っており、カーボン製のルーフやアクリルガラスを採用するなど、細かいところまで積極的に軽量化がなされています。

サスペンションはワンオフで製作されているなど、足回りもかなりこだわり抜いた仕様です。

実際には、どれくらい速いのかというと、岡山国際サーキットで1分42秒というタイムを叩き出すほどの速さとなっています。

サーキットでタイムを削ることはもちろんですが、フィットのドリームカーとして、やろうと思えばここまでやれるということを数多くのフィットユーザーに伝えたいという梅原さんの思いが込められた車両となっています。

そして限界を突き詰めたことにより、判明したGE8フィットのウェークポイントは、チューニングやメンテナンスへフィードバックするなど、実際にお店での車づくりに確実に活かされています。

サーキット走行も可能なストリート仕様GK5フィット

現行モデルにあたるGK5フィットは、ナンバー付きのストリート仕様。

ポイントとしては、まずオリジナルECUでエンジンを制御し、積極的にデータを採ることで、ECUの開発に貢献しています。

また、ブレーキ面の強化としてマスターシリンダーを大容量化しているとのことで、キャリパー・ローター側のサイズアップをしているのでしょう。

ラジエーターの変更、ダクト付きボンネットそして開口部付きフロントバンパーを装着することで、冷却性能の強化もなされているため、ストリートはもちろん、サーキット走行でも安心してアクセルを踏むことができそうです。

さらに、エンジン内圧をコントロールするT-REVと呼ばれる部品も取り付けられていて、しっかりと調整することでエンジンレスポンス・シフトフィーリングアップにも貢献。

シートは運転席・助手席共にフルバケが装着され、どちらも4点式ハーネスがつけられています。

ストリート仕様ということでステアリングやシートの使い勝手のよさも日々研究中だそうで、特にシートは大変人気があり、納品まで1年待ちとなっているとのことでした。

まとめ

サーキットでのタイムアタックに特化したフィットと、サーキットとストリートの両方を走れるように製作されたフィットという異色のコンビ。

これからフィットを仕上げていきたいオーナーに、夢と希望を与えてくれるのがJ’sレーシングであることは間違いありません。

フィット乗りは、一度J’sレーシングを訪れてみてはいかがでしょうか。

(株)ジェイスコーポレーション
住所:大阪府茨木市畑田町10-17
電話番号:072-645-3500

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