NB系ロードスターは今でも中古車市場で人気のある車です。初代ロードスターでオープンカーとしての人気を得たマツダは更なる進化を遂げたNB系ロードスターを市場に投入しました。生産終了から10年以上経過していますが、走行会ユーザーを中心に盛り上がっています。今回はそんなNBロードスターの紹介をしたいと思います。
CONTENTS
NBロードスターとは
それまで販売されていたNAロードスターと世代交代する事となり、1998年のNBロードスターが発売されました。
NAロードスターの頃の販売店であったユーノス店が廃止となり、これに伴って車名を「マツダ・ロードスター」に変更。
初代ロードスターの特徴であったリトラクタブルヘッドライトが廃止しされました。
それは、日産の180SXが無くなった背景と同じで衝突時の安全性の為という事もありますが、ボディ全体の軽量化を行う目的も!
そして、ヘッドライト構造の変更に合わせてボディ幅が5mm拡大されています。
NBロードスターが生まれた背景・エピソード
初代ロードスターであるNAロードスターは前述した通り、ヘッドライトにリトラクタブルライトが採用されていました。
しかし、どのメーカーのスポーツカーでも安全性を理由に、次々と通常のヘッドライトへの変更を余儀なくされたのです。
なぜなら、例えば転中に誤って歩行者が接触した場合、通常のヘッドライトを採用した車両であれば丸みを帯びているので軽症で済むかもしれません。
しかし、リトラクタブルヘッドライトの場合は突起物となり非常に危険度が増すのです。
その為、大怪我をする原因にもなりかねないので、安全上よくないとされ、構造の変更が行われました。
NBロードスターが革新的だった技術・凄さ
このNBロードスターの進化は見た目だけではありません。
サスペンション構造を見直し、全体的に剛性が向上しています。
また、軽量化も行っており、サスペンション関連の部品のひとつひとつを、従来のものと比べてグラム単位で軽くする事に成功しました。
これにより、ワイドボディとなったNBロードスターの重量を最低限の重量増で抑える事が出来たのです。
そして、エンジンにもNBロードスターでは変更が加えられました。
初代ロードスターがマイナーチェンジする際に廃止された1600㏄搭載モデルですが、NBロードスターで再び採用されています。
さらに、1800㏄可変吸気システムのエンジンを搭載したモデルも用意されました。
NBロードスターのモータースポーツでの活躍
NBロードスターは、モータースポーツでどのような活躍をしているのでしょうか??
現在SUPER耐久で走っているロードスターはNDロードスターがほとんどなので、走っていません。
しかし、富士チャンピオンカップなどロードスターワンメイクレースでは、まだ現役でレースに出る事ができます。
走行会ユーザーにとってもまだまだ使えるマシンで、年数も経っているので購入もしやすい車です。
その事からも、レ-ス用にも走行会用にも、手を出しやすい車だと言えるのではないでしょうか。
NBロードスターのスペック・中古車相場
1999年式 ロ-ドスター(GF-NB6C)のスペック
全長×全幅×全高(mm):3,955×1,680×1,235
ホイールベース(mm):2,265
車両重量(kg):1,100
エンジン型式:B6-ZE
エンジン仕様:水冷直列4気筒DOHC
総排気量(cc):1,597
最高出力:125ps/6200rpm
最大トルク:14.5kgm/5000rpm
トランスミッション:5MT
駆動方式:FR
中古相場価格:100,000〜2,130,000 円
まとめ
いかがでしたか?
初代ロードスターから大きく進化したNBロードスターですが、10年以上経った今でも現役のモデルです。
富士チャンピオンレースでは今でも活躍しているので、腕に覚えのある方は挑戦してはいかがでしょうか??
NBロードスターの凄さは初代ロードスターと乗り比べればすぐに分かる程の出来栄えです。
機会があれば、是非乗り比べてみて下さいね。
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