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マルボロカラーのレーシングカーと言えば?フォーミュラだけじゃない、マルボロマシンを6台ご紹介!

カストロール、ロズマンズ、レプソル等、モータースポーツ界において「・・・カラー」として多くのファンに認知されているお馴染みのカラーリングが多数存在します。しかし、そんな中でも特にファンの記憶に焼きついているのは“マールボロカラー”ではないでしょうか?赤と白のシンプルで見つけやすいカラーリングはいつの時代にも必ず存在し、多くの輝かしい戦績を残してきました。どちらかと言えばフォーミュラカーのイメージが強いマールボロカラーですが、今回はあえてGTレースやラリーに参戦したハコ車に焦点を当ててご紹介したいと思います!

出典:http://www.hiroboy.com/124_McLaren_F1_GTR_1996_BPR_GT_Zhuhai_Marlboro_Decals_--product--6150.html出典:http://www.hiroboy.com/

 マールボロカラーとは?

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Marlboro_(cigarette)

出典:https://en.wikipedia.org/wiki/

「Marlboro」は世界最大のタバコ企業 フィリップ・モリス社が1920年代からアメリカを中心として展開している商品です。

「マールボロ」と「マルボロ」の表記が別れるところですが、正式表記は「マールボロ」。

愛煙家の皆様からすれば「マルボロ」の語感のほうが馴染みが深いかと思います。

パッケージにも描かれている赤と白で塗り分けられた三角形は“マールボロ・シェブロン”と呼ばれ、レースマシンにも同様のカラーリングが施されています。

スポンサーカラーとして本格的に登場し始めたのは1970年代の初頭。

出典:http://theamazoeffect.blogspot.jp/

ランチア・ストラトス・ターボ。76年 ジロ・デ・イタリア優勝車両(出典:http://theamazoeffect.blogspot.jp/)

以来多くのカテゴリーでマールボロカラーのマシンが見られるようになりますが、1980年代になるとヨーロッパ各国のレースでタバコ関連広告の掲示が禁止されます。

これにより“Marlboro”のロゴがバーコード風デザインに変更されたり、はたまたロゴ自体が消されてマールボロ・シェブロンのみのデザインになったりと、時代によって多種多様な変更が加えられてきました。

ちなみに、Motorzをご覧いただいている熱心なモータースポーツファンの方々には「そんなの知ってるよ!」と言われてしまいそうですが、タバコのパッケージに描かれている赤と、レースマシンに施されている赤の色味がなんとなく違う事にお気付きでしょうか?

レースマシンのほうが、蛍光系の朱色(赤とオレンジの中間のような)が強い印象を持ちます。

これは、かつてテレビや写真でレースマシンを見た際に赤色が暗くならないよう配慮された名残なんだそうです。

Mclaren F1 GTR

出典:http://www.hiroboy.com/124_McLaren_F1_GTR_1996_BPR_GT_Zhuhai_Marlboro_Decals_--product--6150.html

出典:http://www.hiroboy.com/

 

「The GT1マシン」とも言えるマクラーレン F1 GTRにもマルボロカラーが存在しました。

こちらはBPRシリーズに参戦していたガルフレーシングが1996年最終戦の珠海ラウンド(中国)に投入した限定カラーリング。

レースはベルム/ウィーバー/レート組の2号車が3位表彰台を獲得しています。

エンジンはBMW製6.1リッターV型12気筒を搭載し、600馬力を発生。

 

Porsche 911 GT1

出典:http://www.lemans-models.nl/1997/1997LM29.htm

出典:http://www.lemans-models.nl/

1997年のFIA-GT選手権及びル・マン24時間耐久レースに参戦したマルボロカラーのポルシェ911GT1。

元F1ドライバーであり1994年のル・マンウィナーでもあるマウロ・バルディ選手や、後にトヨタTS020をドライブするエマニュエル・コラール選手らがドライバーに名を連ねています。

当時のポルシェ勢は熟成したマクラーレン F1 GTRと新進気鋭のメルセデスCLK-GTRに圧倒されていました。

JBレーシングもシーズン後半にはエボリューションモデルを投入しますが、最期までパッとした戦績を残す事は出来ず・・・。

エンジンは3.2リッター水平対向6気筒ツインターボを搭載し、パワーは600馬力を発生。

 

Lancia Strato’s HF

出典:http://www.sportscardigest.com/goodwood-festival-of-speed-2013-report-and-photos/9/

出典:http://www.sportscardigest.com/

1975年から採用された航空会社アリタリアのカラーリングで有名なランチア ストラトスですが、その前はマルボロカラーだったんですね!

エースドライバーのサンドロ・ムナーリ選手がWRC初勝利を挙げたのもこの頃です。

エンジンはフェラーリ ディーノ246GT用の2.4リッターV型6気筒エンジンを改良してミッドに搭載。

ラリーカーとしては80年代にまで通用する先進的な技術が多数投入され、1970年代中盤のラリー界を席巻した伝説のマシンとなりました。

 

Toyota Celica GT-Four

出典:http://diecastintherough.blogspot.jp/2011/05/toyota-celica-gt-four-st205-marlboro.html

出典:http://diecastintherough.blogspot.jp/

1996~1997年にフレディ・ロイクス選手やユハ・カンクネン選手がドライブしたマルボロカラーのST205型セリカ。

セリカと言えばカストロールカラーがあまりにも強く印象に残っているので、別のカラーリングだと新鮮ですね。

ST205型セリカは1995年にリストリクター違反が発覚し、トヨタチームのポイント剥奪と翌年の出場が禁止されてしまうという悲しいエピソードを持ちます。

エンジンは2リッター直列4気筒ターボを搭載。

 

Porsche 956/962

出典:http://wk-muraken.jugem.jp/?month=201405

出典:http://oppositelock.kinja.com/

ヨーストレーシングやクレーマーレーシングの手によって1980年代中頃に投入されたマルボロカラーの最強グループCカーです。

世界中のメーカーがマシン開発のお手本としたと言われているポルシェ956と962。

1980年代後半の最終仕様では1000馬力を発生し、ル・マンでは最高速394kmを記録しています。

1983年にはボブ・ウォレック/ティエリー・ブーツェン組のマールボロ956がモンツァ1000kmレースで優勝を飾っています。

 

Toyota Supra GT LM

出典:http://www.borneomotors.com.sg/trd/trdstory/allworks_catalog/1990s.aspx

出典:http://www.borneomotors.com.sg/

全日本GT選手権にカストロールカラーで参戦していたトムスが、1995年BPR GT選手権(FIA GT選手権の前身)の最終戦 珠海に持ち込んだマールボロカラーのスープラ。

エース36号車は、同年のル・マンで関谷正徳選手と共に総合優勝を飾ったJ・J・レート選手とヤニック・ダルマス選手がドライブしました。

マールボロカラーのスープラはあまりにもマニアックな車両であるため資料も少なく、写真を探すのに苦労しました・・・。

 

まとめ

モータースポーツ史に多数存在するマルボロカラーのマシンたち。

鮮やかな赤と白にカラーリングされたマシンを見るだけで、「あの年代はこうだったな」「あのレースではこのドライバーが勝ったな」と素晴らしい記憶の数々にアクセスする事が出来ます。

今回はほんの一部のご紹介となってしまいましたが、みなさんにとってのお気に入りの1台はありましたか?

Motorzでは他にもカストロールカラーやADVANカラーの特集も掲載していますので、是非そちらもご覧ください!

 

 

Writer Introduction
ホーリー

モータースポーツとエリック・クラプトンをこよなく愛する趣味人です。 はるか昔にフォーミュラカーレースへの参戦経歴もありますが、競争することよりもレーシングカーそのものに魅力を感じ、それを多くの自動車ファンに伝えていきたいと考えています。 Motorzを通じて日本の自動車業界が少しでも反映することを願って。。。

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