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史上初!女性レーサーだけでのプロカテゴリーとは?「KYOJO CUP」が今年から開催!

東京オートサロン2017が開催された幕張メッセでインタープロトシリーズをプロデュースする関谷正徳さんが新しいレースを開始することを発表しました。その名も「競争女子選手権 KYOJO CUP」。世界で初めて女性レーサーだけで争われるプロカテゴリーです。すでにスケジュールや参戦ドライバーも徐々に明らかになっており、間違いなく今年は注目を集めそうなレースになりそうですよ!

©︎Tomohiro Yoshita

“他のスポーツ競技同様に、女性だけのレースを作りたかった”

©︎Tomohiro Yoshita

現在、オリンピックなど様々なスポーツ競技では、男性と女性はそれぞれ別々に行われています。例えば「女子サッカー」「女子柔道」「女子プロゴルフ」など…

しかしモータースポーツでは、男性と女性が同じレースに出場し、その中で順位を競うことになります。

これに対し、関谷さんは「男女では体力的な違いもあるので、そこで一緒に戦わせることが厳しいと思います。その点で我々の世界は女性にとって不親切な環境だったと思い、女性だけの(レースをする)環境を作りました」

確かに、これまでのモータースポーツは男性がメインで、世界の頂点に立つドライバー・ライダーはみんな男性です。

しかし、最近は女性のモータースポーツ界への進出も多く、F1では女性のチーム代表も登場していますし、女性がテストドライバーを担当しているケースも。昨年までWECやル・マンに参戦していたアウディでは女性がレースエンジニアを務め、無線交信にも度々登場していました。

国内でもVitz Raceや86/BRZ Race。さらにFIA-F4にも参戦するドライバーが増えています。2輪でも全日本ロードレース選手権に参戦しているライダーもたくさんいます。

しかし、いざトップレベルまで上がろうとすると、そこは体力的な差が出てしまうのが現実。

もちろん彼女たちもレースに出るからには勝ちたいという思いがあるだけに、悔しい思いばかりしている姿を目にします。

©︎Tomohiro Yoshita

関谷さんはそこに目を向けて、女性だけのイコールコンディションで争うことができるレースを立ち上げることになったのです。

カテゴリー名は「競争女子選手権 KYOJO CUP」

©︎Tomohiro Yoshita

マシンは全てウエストレーシングカーズ製のVITA-01のワンメイクで、ドライバーは全て女性。富士スピードウェイを舞台に年間3戦(全てインタープロトシリーズと併催)開催を予定します。

 

早くも参戦ドライバーが決定!

©︎Tomohiro Yoshita

このプレス発表では、すでに参戦が決まっている女性レーサーも登場。ともに昨年FIA-F4に参戦した池島実紅選手と小山美姫選手。

この他にも86/BRZ Raceに参戦している女性ドライバーたちが続々と参戦する予定。最終的にスターティンググリッドは何台ぐらいになるのか分かりませんが、かなり盛り上がりそうですね。

池島実紅選手(©︎Tomohiro Yoshita)

池島選手は「女性だけのレースというのは世界でも初めてなので、新しいな、面白そうだなと思いました」と興味津々の様子。一方、小山選手はとにかく一番になることにこだわっているようで「女性での戦いでも一番を目指して頑張ります」と意気込んでいました。

体力面では男性に負ける部分はありますが、女性だからこそ長けている部分もあるとのこと。

小山美姫選手(©︎Tomohiro Yoshita)

池島選手は「乗っている最中、冷静に物事を考えるとか、何かを判断するというのは、女性の方が冷静になっているのではないかなと思います。頭を使う部分では長けているのかなと思います」とコメント。小山選手も「私たちの方が繊細なんじゃないかと思います。クルマをコントロールする部分でメンタル面も重要ですが、体のセンター的な部分は男性にはない部分があるんじゃないかなと思います」と話してくれました。

そう考えると、KYOJO CUPでは今までとは少し違うテイストのレース展開が観られそうですね!

2017KYOJO CUP開催スケジュール

コース:富士スピードウェイ

第1戦は5月13・14日

第2戦は9月16・17日

第3戦は10月28・29日

※全てインタープロトシリーズと併催になります

 

クラウドファンディングでシリーズを応援するサポーターを募集!

競争女子選手権 KYOJO CUPでは、クラウドファンディングでシリーズをサポートしてくれる方々を募集しています。

集まった資金は、運営費の一部として、より多くの方にレースを楽しんでもらうための告知やプロモーション、競争女子に参戦する選手の負担軽減のための資金に活用されるそうです。

リターン内容も充実していて、オープニングサポーター限定VIPルームや年間パスが用意されたり、併催のインタープロトとのイベントとして行われる「レーシングカー同乗試乗」「スーパーカー同乗試乗」の乗車権(数に限りあり)が得られるものもあります。

この他にも、観戦チケットや応援バンダナ、関谷さんの直筆メッセージ入り卓上カレンダーなど、盛りだくさん!

レース当日はファミリーイベントや女性向けイベントも行われているため、サーキットで楽しい1日を過ごすことができそうですね!

クラウドファンディング詳細はこちら!
https://www.makuake.com/project/kyojo-cup/

 

まとめ

©︎Tomohiro Yoshita

モータスポーツは、クルマやバイクを使う競技なので、ドライバーの身体的な能力差は関係ないように見えます。

しかし、実際にはレース中に3~4Gと戦いながら正確にマシンをコントロールしなければなりません。その中では、他のスポーツ競技同様に、男性と女性でどうしても差が出てまうもの。

だからこそ、別々に競技を開催することで、今までになかった新しいレースが観られそうですね。

いよいよ今年から始まる「女性レーサーが主役になるモータースポーツ」。開幕が待ち遠しいですね!

Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。http://www.kansenzyuku.com

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