Motorz

クルマ・バイクをもっと楽しくするメディア

Motorz

CATEGORYRace

まもなく開幕するスーパーGT2017!気になる今年の勢力図は?

いよいよ2017年のスーパーGTシリーズが4月8・9日に岡山国際サーキットで開幕する。今年はレギュレーション変更に伴いGT500クラスは全車マシンを変更。冬のテストからも、それぞれの駆け引きが見られるなど、早くも熾烈な戦いを予感させている。一方GT300クラスは話題の新型マシンがやってくるなど見どころ満載となっている。気になる今シーズンの展望を紹介してく。

©︎Tomohiro Yoshita

GT500は、レクサス有利か?

©︎Tomohiro Yoshita

2017年もレクサス、日産、ホンダの3メーカーが参戦するGT500クラス。

今年はスピード抑制のためにレギュレーションが変更され、フロント・リアの空力に関わるパーツの形状等が変更されている。

これによりダウンフォースが前年比で約25%削減された。さらにエンジンの使用上限も3基から2基となり、より耐久性・信頼性が求められることに。それらをどう対策してくるかが、オフのテストでの注目点となった。

©︎Tomohiro Yoshita

昨年11月の全車お披露目が行われ、3メーカーのマシンが登場。レクサスはLC500、日産はマイナーチェンジが施された日産GT-R、そしてホンダは新型NSXをベースにマシンを開発した。

これを皮切りに、各地でテストがスタート。3月には岡山と富士で公式合同テストが行われたが、そこで速さを見せたのがレクサス勢。どのセッションでも上位を独占し、特に富士でのセッション1日目では午前・午後ともにトップタイムを記録した。

©︎Tomohiro Yoshita

対する2メーカーは、それぞれ順調にテストはこなしているものの、レクサスの速さにはついていけておらず、苦戦。特に2014・2015年と2連覇を獲得し、昨年もシーズンで5勝を挙げる活躍を見せた日産GT-R勢だが、思わぬ苦戦を強いられている様子。

ライバル勢はウェイトを積んでテストしているのではないかと見ているが、例年になく険しい表情をみせている関係者も多く、開幕戦に向けて不安材料も少なくなさそう。

©︎Tomohiro Yoshita

そう考えると、開幕戦はドライコンディションであればレクサス同士の優勝争いになることが間違いなさそうだ。

ただ、注目なのはここから。

今年はレクサス勢6台のパフォーマンス差がなく、どのチームが上位に来てもおかしくない状況。また開幕戦の舞台となる岡山国際サーキットと相性の良いドライバー、チームも揃っている。

©︎Tomohiro Yoshita

テストでの結果を見て行くと、今年レッドブルのロゴがマシンに描かれることになったNo.37Keeper TOM’S LC500。岡山では過去3年間で2勝を挙げ、このコースを得意としている。

©︎Tomohiro Yoshita

また昨年チャンピオンを勝ち取ったNo.1DENSO KOBELCO SARD LC500もテストから速さをみせている。タイトル獲得のカギとなったヘイキ・コバライネンを中心にマシンのセットアップを行うスタイルを維持。この冬を経て、チームもさらに自信をつけている雰囲気で、開幕戦から手強い存在になりそうだ。

©︎Tomohiro Yoshita

この他にも脇阪寿一監督率いるWAKO’S 4CR LC500や中嶋一貴が久しぶりに参戦するau TOM’S LC500など、全チームが好調と言っていい状態。どんなバトルが展開されるのか、目が離せない。

©︎Tomohiro Yoshita

もちろん、レクサスの独走を日産、ホンダ勢も許すはずがない。彼らも開幕に向けて最終調整を色々施してきていると思われ、それが本番でどう機能し、どう逆転してくるのか。また予選・決勝は雨という予報も出ているため、ますます予想不可能なレースが見られそうだ。

 

GT300は今年も激戦確実!FIA-GT3の逆襲なるか?

©︎Tomohiro Yoshita

続いてGT300クラス。昨年はFIA-GT3を中心に、参戦車両の大半がマシンを入れ替えるなど、話題も多いシーズンとなった。

最終戦まで激戦が繰り広げられた結果、マザーシャシー勢のNo.25VivaC 86 MCがチャンピオンを獲得。土屋武士が第一線を退き、今年は松井孝允と山下健太のコンビで連覇を目指す。

©︎Tomohiro Yoshita

それに待ったをかけようとしているのが、FIA-GT3勢。昨年はBoP等もあって苦しめられたところもあったが、メルセデスAMG GT3、アウディR8 LMS、ポルシェ911 GT3など昨年デビューしたマシンは、日本での2年目のシーズンを迎え熟成も進んでいる様子だ。

©︎Tomohiro Yoshita

オフのテストでもNo.3B-MAX NDDP GT-R、No.4グッドスマイル初音ミクAMGが速さをみせ国内マシン勢に対抗。昨年と比べるとBoPも若干緩和されている他、開幕戦は全車ノーウェイトハンデ。海外マシン勢の逆襲が今年は見られるかもしれない。

©︎Tomohiro Yoshita

また車種が豊富なことでも注目を集めているGT300クラス。今年はなんとベントレー・コンチネンタルGT3が参戦。あの高級車メーカーが製作したGT3マシンがスーパーGTでも観られることになった。

©︎Tomohiro Yoshita

この他にも埼玉トヨペットGreenBraveからマザーシャシーのマークXが登場する他、レクサスもGT3に本格参入。ますます目が離せないクラスに発展している。

 

まとめ

©︎Tomohiro Yoshita

今年もいよいよ始まるスーパーGT。それぞれのクラスを予想してみたが、実際には「開幕戦を迎えないと本当の勢力図がみえてこない」ということ。

ただ、例年以上に最後まで何が起こるかわからず、手に汗握る好バトルが展開されることは間違いないだろう。

注目の開幕戦を制するのは、果たしてどのチームなのか?今年も待ちに待ったシーズンが、もうすぐ始まる。

あわせて読みたい
レーシングカーは、テストカラーがカッコイイ!シーズンオフしか見れないレアなGTカーをご紹介!
スーパーGT2017:ついにGT500クラスの全チーム体制が出揃った!
マークXのGTマシンが登場?スーパーGT300クラスの各体制を一挙まとめ!
買えるレーシングカーとは?最新&注目のグループGT3マシンまとめ(2017年版)

Motorzではメールマガジンを始めました!

編集部の裏話が聞けたり、月に一度は抽選でプレゼントがもらえるかも!?

気になった方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みいただくか、以下のフォームからご登録をお願いします!


 

Writer Introduction
Tomohiro Yoshita

フリーのモータースポーツジャーナリスト。サーキット取材は2011年からスタートし、最近ではSUPER GTスーパーフォーミュラを全戦取材。この他にもF1をはじめとする海外レースや、2輪レースもカバー。レースに関する記事だけでなく、サーキットに来場するファンに役立つ情報発信も展開しています。http://www.kansenzyuku.com

車買取.com