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全日本ラリー最速のJN6クラス。それはスバルWRX STIと三菱ランサーエボリューションだけの激戦区!

全日本ラリーの最高峰クラスであるJN6クラス。スバルWRX STIや三菱ランサーエボリューションⅩを、日本のトップラリードライバー達が操りクラス及び総合優勝を懸けて争います。では、そのJN6クラスとはどんなクラスなのでしょうか?今回はそんな全日本ラリーのJN6クラスについて、車両規定や参戦車種を紹介します。

ラリー JN6 VAB start katsuta

JN6は全日本ラリーの最強クラスです。

JN6クラスの車両規定「RN」

ラリー JN6 VAB RN

全日本ラリーJN6クラスはRN車両規定をもとに制作されています。

頭のRRallyを指し、NはFIAグループNから取られており、グループN規定のラリーカーであることが分かります。

改造範囲は後述にある通り狭いのですが、デファレンシャル(LSD)やドグミッションへの交換、アンチラグ(ミスファイアリング)システムの採用など、動力系のチューニングは可能となっているので、速くて迫力ある走りが可能になるんです。

またSS(スペシャルステージ)から次のSSまでは一般公道を走ることになりますので、ナンバーの取得が義務付けられています。

 

グループN規定とは

2004年以降、連続した12ヶ月間に1000台以上生産されていることでグループNのホモロゲーション(車両をモータースポーツで使用するために必要な認可)を取得することができ、これをクリアすることが最低条件です。

改造範囲は非常に狭く、排気量・最低車重・使用ホイール径・幅・前後最低地上高・前後最大トレッドは変更できないため、市販車に近い状態であることが分かります。

勝つためには「年間1000台以上売れる、性能の良い市販車」であることが必要であり、スバルWRX STIや三菱ランサーエボリューションⅩなどはこれをクリアするためのホモロゲーションモデルでもあります。

 

見どころ

2016年8月27〜28日に行われた、全日本ラリー第6戦 群馬(モントレー2016in嬬恋)の様子をどうぞ。

総排気量2.5リッター以上(ターボ車は排気量を1.7倍した数値)のAWD車両で争わられ、スバルWRX STIや三菱ランサーエボリューションが接戦を繰り広げます。

過去にはMINI CROSSOVER JCW(ミニ クロスオーバー ジョンクーパーワークス)も参戦していましたが、2016年はスバルvs三菱の一騎打ちとなっています。

なんと言っても、全日本ラリー最速となるJN6ですので速さはもちろん迫力も凄まじいことが特徴で、総合優勝も懸かっているので最も注目されるクラスです。

 

JN6クラス参戦車種

ラリー JN1 TC

 

全日本ラリー最高峰クラスとなるJN6クラス。

「世界の新井」の新井敏弘選手、「ミスターADVAN」の奴田原文雄選手をはじめ日本のトップドライバーが参戦しています。

日本を代表する、世界でも人気のある国産AWD車両を紹介します。

 

SUBARU WRX STI(VAB)

スバル インプレッサ 全日本ラリー

2015年より導入され、デビューイヤーにシリーズチャンピオンカーとなったスバルWRX STI(VAB)。

新井敏弘・田中直哉組、勝田範彦・石田裕一組、鎌田卓麻・市野諮組、竹内源樹・加勢直毅組が使用しています。

基本的なパッケージングは旧型にあたるインプレッサWRX STI(GVB)と一緒ですが、ボディ剛性の向上等により全体的に性能が上がっています。

ベース車両スペック

エンジン:水平対向4気筒2リッター EJ20

レイアウト:エンジン縦置きフルタイムAWD

車体寸法(全長×全幅×全高):4595×1795×1475mm

車体重量:1,490kg(typeS)

車体価格(税抜):¥3,810,000(typeS)

 

MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ

ラリー evo10 nutahara sss

ミスターランエボ・ミスターアドバンの奴田原文雄選手で有名なランサーエボリューションⅩ。

奴田原文雄・佐藤忠宜組、福永修・竹原静香組、徳尾慶太郎・石田一輝組が使用していますが、2015年に惜しまれつつも生産終了してしまいました。

ベース車両スペック

エンジン:直列4気筒2リッターターボ 4B11

レイアウト:エンジン横置きフルタイムAWD

車体寸法(全長×全幅×全高):4,495×1,810×1,480mm

車体重量:1,420kg(RS)

車体価格(税抜):¥3,245,400(RS)※2014年7月当時

 

SUBARU IMPREZZA WRX STI(GRB)

ラリー JN6 GRB tc

WRCで勝つためにハッチバック化されたインプレッサWRX STI(GRB)。

コンペティション用のGRBと、サーキット用のセダンのGVBで用途が分かれていました。

筒井克彦・藤田めぐみ組、生田輝明・馬瀬耕平組が使用しています。

ベース車両スペック

エンジン:水平対向4気筒2リッターターボ EJ20

レイアウト:エンジン縦置きフルタイムAWD

車体寸法(全長×全幅×全高):4,425×1,795×1,470mm

車体重量:1,480kg

車体価格(税抜):¥3.790,800 ※2014年4月当時

 

MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ

ラリー JN6 evo9 sss

4G63エンジンを積む最後のモデルとなったランサーエボリューションⅨ。

他の各車もアンチラグシステムによる特徴的な破裂音はしていましたが、佐藤兵馬選手が乗る赤いエボⅨの破裂音は一際際立っており、大胆な走りとともに会場のギャラリーを魅了していました。

佐藤兵馬・三谷良一組、後藤英隆・林俊雄組が使用しています。

ベース車両スペック

エンジン:直列4気筒2リッターターボ 4G63

レイアウト:エンジン横置きフルタイムAWD

車体寸法(全長×全幅×全高):4,490×1,770×1,450mm

車体重量:1,320kg(RS)

車体価格(税抜):¥2,856,000(RS)※2005年12月当時

 

SUBARU IMPREZZA WRX sti(GDB)

ラリー JN6 GDB sss

通称「鷹目」と言われているインプレッサWRX STI(GDB)です。

ある意味カラフル?なこのインプレッサ、2016年の全日本戦では秋吉圭・矢柳靜一郎組が唯一使用しています。

ベース車両スペック

エンジン:水平対向4気筒2リッターターボ EJ20

レイアウト:エンジン縦置きフルタイムAWD

車体寸法(全長×全幅×全高):4,465×1,740×1,425mm

車体重量:1.460kg

車体価格(税抜):¥3,402,000 ※2006年6月当時

 

まとめ

ラリー JN6 ポディウム

いかがだったでしょうか?

全日本ラリー全戦を通して、最も高速なステージと言われているモントレー嬬恋において、普段は一般公道の山道を200km/hオーバーで駆け抜けるJN6クラス。

大柄なボディでありながら、油圧サイドブレーキも備えているので、キビキビとした小回りの走りも得意としており、最高峰クラスとしてあらゆるステージでの速さを魅せてくれます。

サーキットとは違い、一般公道を攻める全日本ラリー。

次戦、RALLY HOKKAIDO(ラリー北海道)です。是非、現地でこの迫力を体感してみて下さい。

 

他のクラスも是非チェックしてみてください。

輸入車だらけのJN5クラス

国産2WDのJN4・JN3クラス

改造範囲が狭いJN2・JN1クラス

 

Writer Introduction
YE

愛車はスズキ スイフトスポーツ(ZC32S)。趣味はスポーツ走行。月に1~2回くらいのペースで関東圏のサーキットへ走りに行ってます。目標はプロドライバーよりも速いタイムを刻むこと。

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