2016年は5月28~29日に行われるニュルブルクリンク24時間耐久レース。昨年はVLN耐久レースの事故により、最高速度が250km/hに抑えられていましたが、今年はコースの安全性が認められ、速度制限なしの白熱したレースが帰ってきましたよ。

http://nurburgring.jp/special/column/vol3/

http://nurburgring.jp/special/column/vol3/

今回はそのニュル24時間レースのクラス分けをおさらいしましょう!!

ニュルブルクリンク24時間耐久レースとは?

1970年よりADAC(ドイツ自動車連盟)主催で開催されて以降、瞬く間に人気を集め、数多くのワークスとプライベーターチームが参戦しているレースです。

http://www.subaru-msm.com/2015/nbr/

出典:http://www.subaru-msm.com/2015/nbr/

日本でもお馴染み、大手損害保険会社のチューリッヒが冠スポンサーをしていることから、正式名称は「ADACチューリッヒ24時間レース」と言います。

コースは「緑の地獄」とも称される北コース ノルトシュライフェと、F1も開催されたこともあるGPコース(一部ショートカット)を繋げて行われるこのレースは、現地時間5/28 15:30(日本時間では5/28 22:30)にスタートします。

 

クラス分け

2016年は全160台にて決勝レースが争われます。

今年のル・マン24時間レースのエントリー台数59台と比べると、ニュル24時間レースの大きさが分かりますね!!

まずは2016年のクラス分けについて、一覧にまとめましたのでご覧下さい。

2016Nurクラス分けスクショ

SPクラス

ニュル24時間レースに出るための車両で構成されたクラスです。

http://www.24h-rennen.de/en/the-24h-prologue-lures-teams-drivers-and-fans-to-the-nordschleife/

出典:http://www.24h-rennen.de/

SP8、SP9クラスに総合優勝を狙ってくる車両が多くエントリーされていて、

FIA-GT3はSP9に属し、昨年の覇者 Audi R8 LMSを筆頭にM6、AMG GT、GT-R、991等が軒を連ねています。

SP8クラスは、排気量が4000-6250ccまでのNAエンジン搭載モデルのクラス。
フェラーリやアストンマーティンなどのマシンがエントリーしています。

 

他のSPクラスの解説については→コチラが分かりやすくなっています。

ATクラス

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:BMW_135D-GTR_(1).JPG

出典:https://commons.wikimedia.org/wiki/

ガソリンではなく、代替燃料とされる天然ガスやエタノールを使用した未来?車両のクラスです。

優勝争いには少々及びませんが、新たな可能性を見出すクラスとして注目を集めています!!

Vクラス

http://roadto24h.de/

出典:http://roadto24h.de/

VLN耐久シリーズに参戦している車両で構成されたクラスです。

シリーズ戦同様、白熱したレースが期待できます。

Cupクラス 及び TCR

http://www.bmw-motorsport.com/en/news/current-news/2015/05/24h_bmw-m235i-racing-cup.html

http://www.bmw-motorsport.com/en/news/current-news/2015/05/24h_bmw-m235i-racing-cup.html

ヨーロッパで行われているワンメイクレースのカップカーを使用したクラスです。

2015年よりスタートしたTCRシリーズ(WTCCの下位カテゴリー)からは、Seat Leonが参戦しています。

ニュル24時間耐久レースの注目車両はOPEL Manta?

http://www.speedinfocus.de/kissling-opel-manta-100-vln-rennen-und-kein-bisschen-muede/

出典:http://www.speedinfocus.de/

2011年に車両レギュレーションの変更があり、「製造後10年が経過した車両は参加不可」となってしまいましたが、それでもなお数多くの車種がエントリーしており見てて飽きないのが特徴です。

写真のクルマはOPEL Mantaで、製造後10年はとうの昔に超えていますが、名物車両??ということで特例措置で2011年以降もエントリーが許可されています。

このManta、参加してるだけかと思いきや、中身は現行車種と同等の最新装備が成されており、昨年はSP3クラス優勝という見た目にそぐわぬ速さを持ち合わせています!!

まとめ

毎年毎年波乱が多く、「順当」や「予定調和」という言葉が最も似合わないニュル24時間レース。

日本からも多くのチームが参戦予定となっております。

日本チームをご紹介したいのですが、書きたいことが多すぎるので、近日中に別途記事をアップ致します!!