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まるで未来のモーターショー!「ビジョン グランツーリスモ」から生まれたスーパーカーたち

「各メーカーが描く理想の”GT”をゲームの中で実現する」という前代未聞のプロジェクト、「ビジョン・グランツーリスモ」。現実のクルマ作りにも影響を与えた例もあり、モーターショーに変わる新たなクルマの発表の場として注目は高まる一方です。今回はその中から、ぜひとも市販して欲しい…夢が詰まったスーパーカーの数々をピックアップしてみました。


 

プジョー ビジョン グランツーリスモ

 

プジョーのモータースポーツ部門を司る「プジョー・スポール」は、WRC、ル・マン24時間、パイクスピーク・ヒルクライムなど世界最高峰の舞台で輝かしい成績を残してきました。

グループB時代のWRC参戦マシン「205T16」、90年代初頭のルマンで最速を誇った「905シリーズ」など、速さを求める故の先見性はプジョーの伝統と言っても過言ではありません。

「プジョー ビジョン グランツーリスモ」は、これら過去のモンスターマシンをオマージュした「究極のロードゴーイング・カー」を目指して生み出されました。

 

特筆すべきはその怒涛の様なパワーで、心臓部には2013年のパイクスピークを制した「プジョー208 T16」と同じ諸元を持つ3.2L V6ツインターボユニットを搭載し、出力は実に887PSを発生。

加えて、カーボンファイバーを多用したシャシーは875kgという超軽量を実現しています。

これにより、重量を馬力で割ったパワーウェイトレシオは「1.0」という脅威的な値となり、ゲームの中でも圧倒的なパフォーマンスを体験出来ます。

 

ミニ クラブマン ビジョン グランツーリスモ

 

小さな車体ながら、モータースポーツ史において幾多の成功を収めた「ミニ 」シリーズ。

一見格上の強豪を相手に、勝利をもぎ取るその姿はまさに痛快で、多くの熱狂的ファンを生み出してきました。

そして、彼らが挑みたい相手が「もっと速いライバル」であることに、今尚変わりはないでしょう。

そんな闘志をカタチにした”最強のミニ”こそ、この「ミニ クラブマン ビジョン グランツーリスモ」なのです。

 

395psというハイパワー、1050kgという車重に加え、フルタイム4WDシステムを採用したまさしくモンスターマシンです。

アンダーボディのフラット化や左右独立のリアウイングなど、エアロダイナミクス面も徹底的な作り込みがなされています。

その加速性能は0-100km/h加速をわずか3.5秒と、大概のスーパーカーを置き去りに出来る速さを誇ります。

ラリークロスやワインディングで、恐るべきパフォーマンスを発揮することでしょう。

 

インフィニティ コンセプト ビジョン グランツーリスモ

 

インフィニティがVGTで描いたものは、多くのエンジニアが憧れる「制約のないクルマ作り」というものでした。

「インフィニティ コンセプト ビジョン グランツーリスモ」は、限り無い自由の広がるバーチャル世界で表現された、まさしく”夢のハイパーカー”です。

4.5L V8 NAにモーターアシストを備えたパワーユニットをフロントミッドシップにマウントし、トランスミッションをリアに配置したトランスアクスル構造を採用。

45:55というリア寄りの重量配分を実現したドライブフィールは、速さだけで無くコントロールすることを楽しめる独特の”味”を手に入れています。

 

鮮烈なスタイリングは、社内コンペティションによって選ばれた中国のデザインチームによる案が採用されているとのことです。

設計からデザインまで、実車の工程と同じプロセスを経て生まれたこのマシン。インフィニティのエンジニアにも大きな刺激と活力を与えたに違いありません。

 

スバル VIZIV GT ビジョン グランツーリスモ

 

「Vision for Innovation」をテーマに掲げるスバルのコンセプトカーたち。その頂点といえるのがこの「スバル VIZIV GT ビジョン グランツーリスモ」です。

「超合金鰹節」をデザインコンセプトに据えた直線的なシューティングブレイク・スタイルは、”日本のものづくり”を世界に問い続けるスバルらしさに溢れた、硬派なスタイリングへと仕上がっています。

 

 

カーボンファイバーを多用した複雑なボディーの下には、スバルの魂ともいえる2.0L水平対向ターボユニットが収められ、さらに合計3基モーターを持つプラグインAWDシステムと合わせて最大出力は600psを発揮、トルクは実に82kgfmに達しています。

生真面目なスバルらしさがにじみ出る、他に類を見ないタフなスーパースポーツ。ぜひとも実現してほしいクルマです。

 

ニッサン コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ

 

発表当時から「次期GT-Rなのでは」と注目を一身に集めた、「ニッサン コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ」。

V6ツインターボユニットとモーターを組み合わせたハイブリッドAWDシステムは、GT-Rの先にあるテクノロジーと見て間違いはなさそうです。

加えてこのマシンの見所は、エアロダイナミクスに徹底的にこだわったその造形美ではないでしょうか。

 

 

気流をフロントバンパーサイドからボディ側面に流す、というルマンカー顔負けの処理が施され、更に巨大なリアディフューザーを装備。後方への気流がボディ全体で作られることにより、時速300km/hで400kgという強烈なダウンフォースを発生します。

これほどのスペックを持ちながら「4人乗りキャビン」を貫いているあたり、やはりGT-Rとの関係性は決してゼロでは無いのでは…?と思えてしまう1台です。

 

フォルクスワーゲン GTI スーパースポーツ ビジョン グランツーリスモ

 

フォルクスワーゲンのハイパフォーマンスモデルが冠する「GTI」のグレード。その方向性を徹底的に昇華したのがこの「フォルクスワーゲン GTI スーパースポーツ ビジョン グランツーリスモ」です。

「ゴルフGTI」のイメージを引き継ぐハッチバック・スタイルを持ちながら、スパルタンな2シーターを採用。

510 PSを発揮する3.0L V6「VR6 TSI」エンジンは7速デュアルクラッチ・ミッションを介し、67.8 kgfmという強烈なトルクを路面へと伝えます。

 

 

空力処理もレーシングカー顔負けの本格的なものとなっており、複雑な形状のフロントウィングをはじめ理想的なダウンフォースを得られる様、細かな造形まで作り込みが施されているのです。

 

 

フォルクスワーゲンのVGTについては、ほぼ共通のコンポーネントにオープンボディを纏った「GTI ロードスター ビジョン グランツーリスモ」も合わせて公開されており、こちらも新たな方向性を感じさせるデザインに仕上がっています。

 

三菱 コンセプト XR-PHEV エボリューション ビジョン グランツーリスモ

 

名機4G63エンジン&4WDシステムにより、スポーツカーの勢力図を変えた「ランサー・エボリューション」シリーズ。

惜しまれながら「Ⅹ」のナンバリングで終焉を迎えたシリーズの新たな可能性を示すのが、この「三菱 コンセプト XR-PHEV エボリューション ビジョン グランツーリスモ」です。

 

新時代のプラグインハイブリッドEVシステム(PHEV)の採用は、単に燃料消費を抑えるだけでなく、ターボエンジンの低速トルクを補うことが主な目的。
その強大なパワー&トルクは8速デュアルクラッチトランスミッションを介し、熟成の極みに達した駆動力分配システム「S-AWC」により4輪へと伝えられます。

CFRPを多用したボディパネルを採用したことで、大幅な軽量化にも成功し、さらに運動性能に磨きをかけているのです。

三菱のプライドを凝縮した、まさに史上最強・最速の「エボリューション」と言えるでしょう。

 

ダッジ SRT トマホーク ビジョン グランツーリスモ

 

最強のロードゴーイング・スポーツ「ヴァイパー」を生み出した「ダッジ」がVGTで描くのは、アグレッシブな発想が際立つ「20年後のスポーツカー」です。

故に他のコンセプトカーとは一線を画し、「20年後には現実になっているであろうテクノロジー」が注がれているのが見所といえます。

モノコックなどには、鉄のたった5%の密度で10倍の強度とされる最新マテリアル「グラフェン」が使われており、カーボンモノコックを上回る超軽量・高剛性を実現しているのです。

 

 

エンジンは6.98L V10で1000psというハイパフォーマンスを発揮しますが、トマホークに搭載される動力ユニットはこれだけではありません。

それが「圧縮空気」を利用したという前代未聞のパワーアシスト機構です。

ホイールベースと同じ長さの圧縮空気シリンダーをモノコック内に2基搭載し、減速時の回生で作動するコンプレッサーにより空気を充填。

この圧縮空気エネルギーを、パワートレインの補助動力として使用するという画期的なシステムが組み込まれているのです。

シリンダー内の圧縮空気はそれ以外にも前後のアクティブサスや、旋回方向・速度に応じてボディ各所のウイングが展開する「アクティブ・エアロダイナミクス・システム」の制御に使用されます。

 

トマホークには「SRT トマホーク S」、「SRT トマホーク GTS-R」、「SRT トマホーク X」という3つのグレードが存在し、最高峰となるトマホークXに到ってはシステムトータルの出力が2500psという、想像を絶するスペックに到達しています。

その走りはまさに「地を這う戦闘機」で、時速600km/hを超えるトップスピードは、ゲームの中だからこそ楽しめる究極の体験かもしれません。

 

フィッティパルディ EF7 ビジョン グランツーリスモ by ピニンファリーナ

F1、そしてCARTを制覇した英雄的レーシングドライバー エマーソン・フィッティパルディ。

彼の積年の夢は、自らの名を冠したスポーツカーを世に送り出すことでした。

それを遂に実現したマシンが「フィッティパルディ EF7 ビジョン グランツーリスモ by ピニンファリーナ」です。

 

その名が示す通り、デザインを手がけたのはフェラーリとの長年のパートナーシップでも知られるカロッツェリア「ピニンファリーナ」。

DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)などで活躍するレーシングコンストラクター「HWA」がエンジン・ミッション・ボディなどのエンジニアリングを担当しているとのこと。

パワーユニットは同社が開発したV8自然吸気エンジンをミドシップに搭載しており、まさに「正統派スポーツカー」と言えるパッケージングに仕上がっています。

そしてこのクルマが他のVGTと決定的に異なるのは、なんといっても既に市販化が決定しているという点です。

2017年のジュネーヴ・モーターショーでワールドプレミアが行われ、25台限定で生産されることが公表されました。

「グランツーリスモ」の歴史においても、またフィッティパルディのキャリアの中でも、バーチャルとモータースポーツの伝統が結実したこのコラボレーションは記念すべきもの!

2017年発売予定の「グランツーリスモSPORT」での初収録が予定されています。

 

まとめ

各メーカーが夢を本気で形にした「ビジョン・グランツーリスモ」のクルマたち。いかがでしたか?

制約がないバーチャル世界だからこそ、各メーカーの”ハート”が形になっている魅力的なクルマばかりだと思います。

エンジニアやデザイナーにとって「思い描く究極のクルマ」を考える事ほど刺激的なプロジェクトは他にありません。

クルマ作りの未来を発信するステージとして、重要度を増すVGTの今後にも大注目です。

 

クレジット

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Shinnosuke-Miyano

20代の頃はメカニックをしたり、お洋服の仕事をしたり、とりとめのない日々を送ってきました。

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