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三菱パジェロの名前が”将軍”!?海外と日本、同じクルマだけど名前が違うクルマをまとめてみた

ところ変われば品変わる。魚も地域によって呼び名が変わる事は多々ありますが、車も実はそうなんです。もっとも、日本国内で変わるわけではなく、遠く海外で日本車が別の名前で販売されていたり、逆に輸入車が本国と日本では違う名前になるというケースがあるのです。

 

Photo by Bob Bob

 

 

トヨタ ヴィッツ→ヤリス、エコー、Vizi

 

出典:http://toyota.jp/vitz/cp/thisisvitz/with/

 

トップバッターは今やWRCでの活躍で一躍有名となった、トヨタの代表的コンパクトカー『ヤリス』です。

ヤリスは、実は日本ではヴィッツとして販売されています。

ちなみにヴィッツ(Vitz)は英語のヴィヴィッド(vivid・鮮やかな)とドイツ語のヴィッツ(Witz・機知)を掛け合わせた造語。

そしてヤリス(Yaris)の由来は、ギリシャ神話に登場するカリテス(Charites)という美の女神たちがいて、その女神たちの1人の名前、あるいは女神たちが1人だけの時にカリス(Charis)と言うそうです(※)。

その、Charis(カリス)の「Cha」をドイツ語で肯定を意味する「Ya(ヤー)」に置き換えて「ヤリス(Yaris)」という造語を作ったと言われています。

つまり「肯定の女神」か、「いいよと言ってくれるお姉さん」と解釈するかは皆さん次第?

日本では「ヤリス」だと語感が良くないので「ヴィッツ」になったそうですが、初代のデビュー当時は「(トヨタオート店から改名したばかりの)ネッツ店で売るのに語呂がいいからヴィッツなんだ」とも言われており、ネッツのヴィッツと言われると妙に納得してしまいます。

なお、初代に限りカナダとオーストラリアでは「エコー」、中国では「威姿(Vizi)」だったそうです。

(※http://www.toyota-global.com/company/toyota_traditions/innovation/may_jun_2008.htmlより)

 

トヨタ 86→GT86、FT-86、サイオン FR-S

 

Photo by Shane K

 

続いてはトヨタ / スバル合作の2リッターFRスポーツカー!

そのトヨタ版である86も、海外市場では一部名称が異なり、ヨーロッパでは「GT86」、ニカラグアやジャマイカなどでは「FT-86」と呼ばれています。

しかし、コンセプトカー時代には日本でも一部では「FT-86」と呼ばれていたので、国内でも86のことを「FT-86」と呼ぶ人がいますが、「おっ、ジャマイカ仕様?」などと軽くジャブを入れてみてもいいかもしれません。

なお、2016年9月まで北米(アメリカとカナダ)ではトヨタの若者向けブランド「サイオン」が展開されており、86もサイオン扱いで「サイオン FR-S」と呼ばれていましたが、サイオン消滅により現在はトヨタ 86に統一されています。

 

トヨタ ハイラックスサーフ→4ランナー

 

Photo by ilikewaffles11

 

近々13年ぶりに販売を再開するらしい!との噂も囁かれているトヨタのピックアップトラック『ハイラックス』。

「そういえばハイラックスサーフっていうワゴンタイプもあったよね?」と思い出す方もいると思いますが、サーフの日本導入は無いのでしょうか。

4代目が2009年8月まで日本でも販売されていたハイラックスサーフですが、「4ランナー」を名乗る北米や中南米、南米など海外仕様は5代目となり、現在も販売中です。

 

スズキ セルボ(初代)→SC100、ウィズキッド

 

Photo by davocano

 

ジウジアーロ・デザインの、かっこいいスズキのRR(リアエンジン後輪駆動)クーペと言えば『フロンテクーペ』ですが、その輸出仕様がスズキ 『LC10W』

そして、後継の『初代セルボ』『SC100』の名前で販売されました。

こちらはジムニー8などに搭載されていた輸出仕様800cc直列4気筒SOHCエンジンF8Aをボア・ストロークともに拡大して1,000cc化したF10Aを搭載していたリッターカー版セルボです。

また、イギリスでは「ウィズキッド(whizzkid)」というサブネームつきで販売され、小さな車が好きな国情ゆえか、熱心な愛好家が今でも結構な球数を可動状態に保っています。

 

日産 スカイライン(C110)→ダットサン Kシリーズ

 

Photo by Sicnag

 

スカイラインも、昔はヨーロッパで『ダットサンKシリーズ』として販売されており、特にC110型の時代は完全にKシリーズとして、そしてC210型からは、ドイツなどで『ダットサンスカイライン』としても販売されたようです。

また、C110時代は排気量によって160K、180K、240Kの3種類があり、2.4リッター直6SOHCのL24を搭載した240Kがモータースポーツでも盛んに使用されました。

日本でC110型スカイラインのモータースポーツ仕様というと、2リッター直4のL20Bを搭載した4ドア(いわゆる”ヨンメリ”)がショートノーズとボディ剛性の高さからラリーなどで活躍しましたが、ヨーロッパでは240KがGTとして人気があったようです。

 

三菱 パジェロ→モンテロ、将軍

 

Photo by Spanish Coches

 

日本を代表するクロスカントリ―4WD車のひとつ、三菱『パジェロ』は海外、特にスペイン語圏で「パジェロ」があまり良い意味に連想されないようで、大抵の地域では『モンテロ』 と呼ばれています。

ただ、イギリスではなぜかすさまじくインパクトのある名前で呼ばれており、その名も「三菱 将軍(ショーグン)」!!

日本人的な感覚からすると、別の国から輸出された車か特撮戦隊モノのボスキャラのように思えますが、イギリス人なら「ヘイ将軍!それって日本車だよね?」と間違いなくわかる名前なのではないでしょうか。

ちなみにパジェロのシャシーやメカニズムを流用した『チャレンジャー』というステーションワゴン風SUVがありましたが、こちらはこちらで「三菱 将軍スポーツ」(この記事で一番最初の写真)と呼ばれています。

なぜ将軍まで日本語にこだわった割にスポーツは英語なのかは不明です。

ちなみに三菱 将軍はもうひとつあり、三菱ふそう スーパーグレートのニュージーランド名も「将軍」となっています。

 

Photo by GPS 56

 

まとめ

 

たまに驚くようなネーミングとなっている「同一車種の日本と海外での名前の違い」ですが、中でも最後の三菱 将軍はインパクト抜群です。

もっとも、日本車でも「日産 プレジデント(大統領、あるいは会長や社長など)」が存在する事からも、なんとなく威厳のある名前として選ばれやすいのかもしれません。

他にも日本名と海外名の異なる車はたくさんあるので、また機会があればご紹介したいと思います。

 

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Writer Introduction
兵藤 忠彦

ダイハツ党で、かつてはジムカーナドライバーとしてダイハツチャレンジカップを中心に、全日本ジムカーナにもスポット参戦で出場。 現在はサザンサーキット(宮城県柴田郡村田町)を拠点に、主にオーガナイザー(主催者)側の立場からモータースポーツに関わっています。http://dctm.info/

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