トヨタの小型ボンネットトラック『ハイラックス』に4代目が誕生したのは1983年。先代で既にレジャー指向と乗用車並の快適性を高めるべく改良されていましたが、4代目では明確にRV(レクリエーショナル・ビークル)ブームが始まっていた市場への対応をうたい、車種体型の充実を目玉にしていました。そんな、この代から派生したSUVモデルがハイラックスサーフで、以降はシンプルな『ハイラックス』と豪華装備の『ハイラックスサーフ』が独立展開していきます。

 

4代目トヨタ ハイラックス  / © 1995-2018 TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.

 

4代目は『RVブーム』を意識した初のハイラックス

 

4代目トヨタ ハイラックス / 出典:https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/vehicle_lineage/catalog/60015530/pageview.html#page_num=0

 

1983年11月にモデルチェンジしたトヨタの小型ボンネットトラック、ハイラックス。

3代目(1978年9月発売)時点でも既にこの種の車をレジャー用途で使うユーザーの増加と、それに対応した乗用車並の内外装の充実が図られていましたが、4代目ではさらに方向性を強化。

装備の充実と性能の向上を主眼として、内外装が一新されました。

ただし、好評だった3代目(30/40系)も『ポピュラーシリーズ』として外装に手を加えられつつ継続生産され、純粋な4代目はブリスターフェンダーが外観上の特徴となる『コンフォタブルシリーズ』および4WDの50/60/70系です。

また、ガソリンエンジンもポピュラーシリーズは1.6リッターの12R-Jを採用した一方、コンフォタブルシリーズは1.8リッターの2Y、4WDは2.0リッターの3Y-Jなどの違いはあります。

そしてディーゼルはコンフォタブルシリーズのAT車と4WDが2.4リッターの2L、それ以外が2.2リッターのLでした。

 

近代的な乗用車的内外装が特徴

 

4代目トヨタ ハイラックス / © 1995-2018 TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.

 

新車発表のプレスリリースで明確にRV(レクリエーショナル・ビークル)を指向した4代目ハイラックスは、途中からより本格的なRV『ハイラックスサーフ』初代モデル(1985年8月)が分離独立。

その一方でハイラックスピックアップは従来から信頼性の高い小型ボンネットトラックとしての役割を重視し、ハイラックスサーフがフロントサスペンションをトーションバー+ダブルウィッシュボーン独立懸架だったのに対し、ハイラックスはリーフリジッドでした。

いわばランドクルーザーでいう『70系ランクル』に相当するのがハイラックス、『70系ランドクルーザーワゴン/ランドクルーザープラド』に相当するのがハイラックスサーフです。

ただし4代目ハイラックスのデビュー時点でウェッジシェイプ(クサビ型ボディ)形状でシャープなシルエットのデザインや、ボンネットフード、Aピラー形状、ガラス面積、前後灯火類デザインや内装、シートなどにトラックの力強さを残しつつ乗用車的イメージを採用。

従来からの小型トラックとしての役割に加え、RVとして使いたいレジャー用途ユーザー向けの中でもヘビーデューティーモデルとその4WD版をラインナップし、ボンネットトラックとしては日本で初めてオーバードライブつき4速フルオートマチックミッションを採用しました。

そして、これらの改良と業務用、RVモデル、従来モデルの並立によって、バリエーションは従来の17から20へと増え、さらにハイラックスサーフの独立へとつながります。

 

主なスペックと中古車相場

4代目トヨタ ハイラックス / 出典:https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/vehicle_lineage/car/id60015530/

トヨタ LN65 ハイラックス4WD ダブルキャブSR 1983年式

 

全長×全幅×全高(mm):4,690×1,690×1,805

ホイールベース(mm):2,840

車両重量(kg):1,480

エンジン仕様・型式:2L 水冷直列4気筒ディーゼルSOHC8バルブ

総排気量(cc):2,446

最高出力:61kw(83ps)/4,000rpm

最大トルク:167N・m(17.0kgm)/2,400rpm

トランスミッション:5MT

駆動方式:4WD

中古車相場:78万~198万円

 

まとめ

 

4代目トヨタ ハイラックス / © 1995-2018 TOYOTA MOTOR CORPORATION. All Rights Reserved.

 

4代目ハイラックスのプレスリリースを見ると、1983年当時で既に『RV』という言葉が存在し、RVブームに対応した車種ラインナップの拡充を図った様子がよくわかります。

3代目ではまだ『レジャー用途に使うユーザーが増えたので内外装に乗用車テイストを持たせましたよ』程度だったのが、4代目ではRVブーム到来を実感して明確にメインストリームへ据えており、1980年代前後で自動車のトレンドに大きな変化があった事を示しました。

その後RVブームは1990年代中盤まで続き、クロスオーバーSUVなどより乗用車テイストを追求した、というより乗用車そのものの『SUVブーム』へ変化していきますが、トヨタにおいてRVブーム初期に該当する1台が4代目ハイラックスのようです。

 

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