R35型のGT-Rが登場してすでに11年が経ち、もうそろそろ次期モデルを発表してほしいと思っているユーザーも少なくないでしょう。登場してから多くの熱い支持を得ることができ、世界各国のスーパーカーと型を並べる存在になりました。そんなGT-Rは次のモデルチェンジでどのような変貌をとげるのでしょうか。そこで次期GT-Rがどうなるのか推測もふくめてまとめてみました。

日産GT-R50byイタルデザイン

出典:https://newsroom.nissan-global.com/

 

英国グッドウッドフェスティバルに激震が走った!イタルデザインのGT-Rが登場

 

日産 GT-R50 by イタルデザイン

日産 GT-R50 by イタルデザイン / 出典:https://newsroom.nissan-global.com/

 

日産 GT-R50 by イタルデザイン

日産 GT-R50 by イタルデザインの内装 / 出典:https://newsroom.nissan-global.com/

 

英国のウェスト・サセックスで行われたモータースポーツのイベント『グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2018』でだれもが驚くGT-Rがお披露目されました。

それは、GT-R誕生50周年を記念するモデル『GT-R50 by イタルデザイン』。

GT-R50 by イタルデザインは、日産自動車とイタリアの有名カロッツェリアであるイタルデザインが共同で開発したのもで、日産GT-R NISMOをベースに、内外装デザインを日産デザインヨーロッパと日産デザインアメリカが開発・設計・製造をイタルデザインが担当しました。

50台限定で生産され、価格は約90万ユーロ(1億1700万円)とされています。

 

日産GT-R NISMO2018

2018年モデル 日産 GT-R NISSMO / 出典:https://newsroom.nissan-global.com/

 

GT-R50 by イタルデザインが発表されたとき、次期モデルのR36型GT-Rプロトタイプではないかと多くの見方がされていました。

実際は次期モデルに直結するもではなく、R36型GT-Rのデザインに関してもイタルデザインのものとは全く異なるものと思われます。

それでもグッドウッドフェスティバルに居合わせた誰もが見惚れるほどGT-R50 by イタルデザインのスタイルには絶賛の声が多数聞かれ、R36型GT-Rへ期待に胸躍らせることだったでしょう。

 

R36型GT-Rの開発は凍結?

 

水野和敏

NISSAN GT-R 2011年モデルの発表を行う水野氏 / 出典:https://newsroom.nissan-global.com/

 

断定的な見方はできませんが、R36型GT-Rの開発は凍結されている見方が一部でなされています。

R36型GT-Rの開発を全く行なっていなかったのではありませんが、長くR35GT-Rの開発に携わってきた水野和敏氏は次のように述べています。

 

少なくとも、R35型の正常進化型という意味での次期型GT-Rはない。

引用:2018年6/10号ベストカー(講談社ビーシー)

 

R35型GT-Rは大幅な変更は加えられず、マイナーチェンジを繰り返しながら2022年頃まで継続販売するとみられています。

現在、日産は汎用性のある新型FRプラットフォームを開発中です。

それでも、R36型GT-Rがこのプラットフォームを採用して開発というわけにはいかないようです。

R36型GT-Rは独自のトランスアクスルAWDを採用しており、トランスミッションは車体後方へ搭載。新型FRプラットフォームは汎用型のため、R35型GT-Rのトランスアクスルに適応したものとは思えません。

新型FRプラットフォームが汎用型とすれば、GT-Rのトランスアクスルにも対応させるのではないかと思ってしまいますが、リアにトランスミッションを搭載する方式では、リアシートのスペースを十分に確保できず、5人乗りセダンにも適応させるのは難題過ぎます。

かといって、R35型GT-Rはトランスアクスル型AWDでスポーツカーとして現在の地位を確立できたので、新型FRプラットフォームに合わせて、今更一般的なフロントミッドシップレイアウトにするとは考えにくく、R36型GT-Rの開発はシャシーをいちから開発しなければならないのです。

それだけR35GT-Rは特別な存在だったため、R36型GT-Rは開発に莫大な開発費が必要になり、R36型GT-Rの開発に日産の役員陣は頭を悩ませるでしょう。

ちなみに、水野氏は日産を定年退職し、水野氏と共にR35型GT-Rを開発してきたメンバーも別々の開発セッションに移動しているため、次期GT-Rの開発チームは存在している可能性は非常に薄いです。

 

電動化された次期GT-Rはありえるのか

 

これまで、次期GT-Rの開発は凍結している見方について説明していきましたが、GT-Rが消滅するという見方はまだできません。

GT-Rは『技術の日産』を象徴する車のひとつです。そう簡単にはGT-Rを無くなることは考えにくく、多くのユーザーがGT-Rの次期モデルを待望しているでしょう。

 

GT-R LM NISMOのハイブリッド技術を詰め込んだGT-Rはどうなった?

 

Nissan GT-R LM NISMO / 出典:https://newsroom.nissan-global.com/

 

日産は2015年に、自社開発のVRX 30A NISMO+ハイブリッドというパワートレインを搭載したLMPマシン『GT-R LM NISMO』でル・マン24時間耐久レース出場に挑戦しました。

実際にル・マン24時間耐久レースに出走するとGT-R LM NISMOはトラブルが続き、出場した3台のうち最後まで走りきれたのは1台のみ。しかも、24時間走り切っても規定周回数に達していなかったため完走扱いにならなかったという散々な結果となりました。

以降、 GT-R LM NISMOの信頼性は欠落し、ルマン24時間耐久レース出場も2015年シーズンのみ。

GT-R LM NISMOのパワートレインをベースとしたハイブリッドシステムを採用した次期GT-Rに期待はありました。

しかし、e-POWERやEVの開発に力を入れている日産は、失敗に終わったGT-R LM NISMOのパワートレインを搭載したGT-Rを登場させるとは考えにくいといえるでしょう。

 

中期経営計画でEV&e-POWERの積極推進を発表!次期GT-RもEVまたはe-POWER?

 

日産e-POWER ユニット

日産e-POWER ユニット / 出典:https://newsroom.nissan-global.com/

 

日産は今年の3月に『日産M.O.V.E to 2022』を発表。この内容は2025年までにピュアEVとe-POWERの車を販売全体の50%をまで引き延ばすことを見込んだ計画です。

一気にEV化に乗り出すのであれば、次期GT-RもEVまたはe-POWERにするという推測が一部のメディアでささかれています。

たしかに、スポーツカーがいつまでの化石燃料に頼ることはできません。アメリカのテスラ・モーターズは高性能なEVを発売し、テスラ・モデルSはR35型GT-Rとほぼ同等な加速をみせるスポーツセダンです。

ほかにもポルシェはこれまで開発してきた電気自動車『MISSION E』を『タイカン』というモデル名で市販化を発表し、ドイツ名門スポーツカーブランドもEV化に舵を切りつ詰まります。そのうち、GT-Rのライバルは911ターボから電気自動車に代わってくるでしょう。

 

テスラ モデルS

テスラ モデルS / 出典:https://www.tesla.com/jp/presskit#models

 

ポルシェ MIssion E_2018

ポルシェ MIssion E / 出典:https://newsroom.porsche.com/en/media-search.html?term=Mission%20E

 

日産はスポーツカーに特化したメーカーではないため、まずは多くの販売台数が見込める量産車の開発に力を注ぐと思われますが、日産M.O.V.E to 2022の目標が達成することができれば、EVまたはe-POWER搭載の次期GT-Rの開発に踏み切る期待はできます。

 

まとめ

 

2017年モデル日産GT-R NISMO

出典:https://newsroom.nissan-global.com/

 

2007年に第3世代のGT-Rが登場した時、とてもインパクトがあって11年たった今でも鮮明に覚えています。

R36型GT-Rの開発が凍結してしったのが本当であれば寂しい気もしますが、ハイパフォーマンス電気自動車としてGT-Rが登場するであれば、R35型GT-Rのときよりも衝撃的な登場になるでしょう。

世界最速のスーパーカーとして、R36型GT-Rがデビューすることを長い目を持って期待していきたいです。

 

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