「ヘッドアップディスプレイ」を知っていますか?普段運転しているクルマのメーターは、ハンドルの奥およびダッシュボード内に設置されていることがほとんどですが、近年は、まるで近未来を思わせるような場所に表示されるクルマが続々登場しています。
近未来のメーター「HUD」
クルマのメーターは、ハンドル奥に設置されているものが多く、スピードやエンジン回転数、燃料残量が一目でわかる配置になっています。
しかし、運転中に前方から目をそらし、うっかり事故を起こしてしまう危険性があることは否めません。
一方で、ヘッドアップディスプレイ(以下 HUD)は、フロントガラス上に浮かび上がる液晶式のメーター表示により、前方から視界をそらさずに車両状態がチェックできるのです。
HUDを採用したクルマの代表例
それでは、HUDが採用されたクルマの代表例をご紹介します。
例1:トヨタ・プリウス
レンタカーのプリウスくんはすごい‼️
寝てる間はエアコンかけっぱで、355キロほど走ってリッター24.3ほど
ライトはハイとローを自動で切り替えたり、ハンドル操作以外のアクセルブレーキは前の車にくっついて勝手にやってくれる(^^;
戦闘機みたくHUDまで
しかし車に頼り過ぎてしまうと危ないよ(^^; pic.twitter.com/lwbAMYuaTi
— 三四郎 (@rs_fuso) July 7, 2019
1997年に初代が登場したと同時に、21世紀を代表するクルマとなったハイブリッドカー「プリウス」も、現行モデルではフロントガラス上に表示されるHUDが採用されています。
マルチインフォメーションディスプレイと使い分けることで利便性を高め、ドライバーが快適に運転を楽しめるシステムを作り出しました。
環境にやさしく安全性も高められたクルマとして、プリウスはより磨きがかけられたのです。
例2:日産・スカイライン
日産を代表する高級サルーン、「スカイライン」。
2019年に投入された現行モデルの改良型では、高速道路での運転をサポートするシステム「プロパイロット」を生かすべく、小型式のHUDが採用されています。
車線変更のタイミングや前方を走るクルマとの距離感覚、制限速度の表示など、ドライバーに必要な情報を与え、快適かつ安全運転をサポートしてくれるのです。
例3:ホンダ・アコード
ホンダの中核を担うラグジュアリーセダン、アコードにもHUDが採用されています。
スピードメーターや制限速度標識情報、ハイブリッドシステムのパワー&チャージ状態の表示といった必要な情報をフロントガラス上に表示。
目線を変えることなく運転に集中することができるなど、安全運転に貢献してくれるシステムが搭載されています。
例4:マツダ・MAZDA2
マツダを代表するコンパクトカー、MAZDA2にも少し変わったHUDが採用されています。
マツダが提唱する安全運転システム「i-activsense」の一種である交通標識認識システム(TSR)は、カメラ検知により標識や制限速度を読み取り、ダッシュボード上に設置されたディスプレイに表示されるシステムです。
フロントガラスではなく、専用のアイテムを設置することでドライバーに安全運転を促すシステムを採用しています。
例5:スズキ・スペーシア
昨今流行している軽トールワゴン。スズキが販売するスペーシアにも、HUDが採用されています。
スピードメーターやシフト位置、ナビゲーションシステムと連動した方向指示や、エアコンの作動具合などをチェックできる機能を搭載。
フロントガラス上に表示される方式が採用され、利便性に優れた軽トールワゴンをより楽しく運転できるようになっています。
まとめ
HUDは近年、多くの新型車に採用されているシステムです。
今まではメーターやインパネに視線を向けなければならなかった情報の取得が、フロントガラスなどでチェックできる仕組みが主流になりつつあります。
今後、より一層進化することが期待できるHUDに注目し、愛車を選ぶとクルマの運転がさらに楽しくなるかもしれません。
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