レジャーや仕事で移動する際に、素早く遠くへ行ける「高速道路」。しかし、コロナ禍の影響は高速道路にも及んでおり、運転中の休憩場所として定番のサービスエリア・パーキングエリア(SA・PA)も、レストランや飲食スペースが時短営業を余儀なくされています。そこで今回は、移動中に小腹が空く、あるいは喉が渇いたときにお困りのみなさんに向けて、高速道路のSA・PAに設置されている自動販売機の魅力をご紹介しましょう。
CONTENTS
配送ドライバーたちは高速道路での食事に困っている
NEXCOさんにお願い。
テイクアウトで構わないから、ドライバーさんに24時間、食事だせないですか?
そば、うどんやカレーや丼で構わないから。
ドライバーさんは、飲み屋さんで会食するのと違うから。
高速で夜中、働く人が食事出来ないのつらいから。
せめて暖かいごはんを…#ネクスコ— 伊藤さん【YouTubeでトレーラー上げてます】 (@O4CaoJIAljLxu9P) January 29, 2021
日々、街なかで見かける商品配送のトラックたち。
近所を移動する場合もあれば、高速道路を利用して長距離、商品を運ぶ人たちも多くいます。
このコロナ禍で世界中が混乱する中、人々の快適な生活をサポートする「救世主」がトラックドライバーのみなさんです。
しかし、ドライバーたちはコロナ禍による飲食店の時間短縮営業により、「食事場所」に困っています。そのなかでも、特に高速道路は死活問題。
運転中の休憩場所は、サービスエリア(SA)もしくはパーキングエリア(PA)のいずれかがメインとなりますが、どちらの施設もレストランや飲食店が夜間利用できないという悩みを抱えているのです。
ドライバーたちの救世主「食品自販機」
高速道路のサービスエリアにあるこの自販機、スキー場で食べるカレーみたいな魔力あると思う pic.twitter.com/z5HdNLReio
— スタートパートナーズのセイちゃん (@Start_Partners) February 1, 2021
しかし、コロナ禍でもドライバーたちが温かい食事を得る方法があります。
それが、「食品自販機」です。
普段、スーパーマーケットで見かける冷凍食品を自販機内の電子レンジで温め、短時間で商品を提供できる仕組みとなっています。
公共施設やゲームセンター、病院などに加え、高速道路のSA・PAでも飲料の自販機と一緒に並んで設置されているのを、見かけた人も多いのではないでしょうか。
お金を投入すればいつでも温かい食べ物が得られるため、ドライバーのみなさんの救世主となるべき存在が食品の自販機なのです。
「食品自販機」どんな食べ物が売ってるの?
それでは、食品の自販機でどのような商品が販売されているのでしょうか。
焼きおにぎり
昨日帰りにトイレで立ち寄った川崎、大師PAにニチレイの冷食自販機があった。 pic.twitter.com/qBnWJYqPLH
— イチロー@畜生、また休業かよ! (@RJTT_HND_Tokyo) February 6, 2021
「焼きおにぎり」は、冷凍食品の定番です。
醤油味で甘さと塩加減が程よくついており、美味しい絶品メニュー。
食べやすいサイズで複数個入っており、ドライブで空腹感を感じた時にうってつけの一品です。
ハンバーガー
いいもんニチレイ本社ビルでニチレイ自販機のハンバーガーセット食べるもん
(本社は全部あると思ったらチューカハン、お好み焼きバー、塩あじえだまめ、たこ焼き、焼きそば、チャーシューおにぎり&唐揚げ、がありませんでした)@HAL9K801 pic.twitter.com/vU6abHNhbD— HAL9K@臺灣加油六四天安门 (@HAL9K801) March 17, 2016
ファストフードでおなじみのハンバーガーを、ポテトとチキンナゲット付きで味わえる自動販売機も存在します。
オーソドックスなハンバーグを挟んだパンを噛みしめると、あふれる肉汁で心が温まるメニューです。
カップラーメン
阪神高速湾岸線の泉大津PAにあった自販機たち
ニチレイの食品自販機
確か買うと1〜2分(?)位温めてくれる
焼きおにぎりマジで美味❣️続いて日清のカップ麺自販機
何が気になるって"縦型のどん兵衛"だよね〜
ポットも付いててスンバラシー↑#焼きおにぎりのサイズ感イイよね#縦型どん兵衛のレア度 pic.twitter.com/luda5COAiq— ぬ³ (@NUNUNU_NU3) May 20, 2020
街なかでは珍しい、カップラーメンの自販機も存在します。
食品や飲料自販機と同様に、お金を投入して商品購入した後、別途用意されている「給湯口」でお湯を注ぐ仕組みです。
コンビニエンスストアがあればお湯も無料で利用できる場合がありますが、その他のお店では中々お湯まで用意してもらえないケースが多いため、お湯が無いと食べられないという弱点を補うカップラーメンの自販機は、ベターな1台ではないでしょうか。
首都高に「食品自販機」がたくさん設置されている
特に「食品の自販機」が多く設置されている高速道路は、東京など首都圏の交通を支える「首都高速道路(首都高)」です。
首都高が設けているPAでは、24時間稼働している食品自販機が各所に設置され、配送中のドライバーを手助けしています。
【主な設置PA】
1.平和島PA(下り)
2.芝浦PA
3.大師PA
4.用賀PA
5.大井PA(東行き)
時代は「自販機コンビニ」へ
いよいよ秋の行楽シーズンに突入ですね!
車で遠方へ行かれる際、
高速を利用されることも増えるかと思います。首都高速道路・芝浦PAに設置されている
ファミリーマートが展開する自販機コンビニを見学してきましたo(^o^)o #首都高 #ファミマ #自販機 pic.twitter.com/Uuc0yxgb5A— 一般社団法人 日本自動販売システム機械工 (@jvma_jp) October 4, 2017
昨今は、大手コンビニエンスストアチェーンが自動販売機運営会社と提携し、通常店舗とほぼ同じラインナップの食品が手に入る自販機を展開しています。
SA・PAの売店が閉店していても、パンやおにぎり、コーヒーや飲み物をコンビニエンスストアと同様のラインナップで手軽に購入できるのは魅力的!
販売されているパンやおにぎりは、いつも利用するコンビニエンスストアでみかける商品と同じもの同様なため、困ったときに安心して商品を手に入れられる、ドライバーたちの新しい味方が誕生しつつあるのです。
まとめ
感染拡大が止まらず、ワクチンの開発も新型株の発生に追いつかず、人間の店員のいる飲食店はここ数年午後8時以降の開店は認められなくなった……
そこで再び脚光を浴びることになったものがある……
そう、ハンバーガーやうどんそば自動販売機である!!! pic.twitter.com/u0Stt2z2Op—
コロナ禍による飲食店の時短営業で、配送に携わるドライバーたちの食事が問題となりつつあります。
上記の食品自販機は設置台数が減少傾向にあり、中には機械のメンテナンスや修理が不可能となって、撤去に追い込まれている場合も増えているようです。
コンビニエンスストアチェーンが協力して展開している食品自販機も存在しますが、温かい商品を提供できないなど、弱点が存在。
コロナ禍前までは「オールド自販機」として全国各地の小さなドライブインなどで余命を過ごしてきた機械も存在する「食品自販機」ですが、高速道路では、ドライバーたちの仕事を手助けする”パートナー”として活躍中!
再び、メリットや魅力を再確認するタイミングは今なのかもしれません。
Motorzではメールマガジンを配信しています。
編集部の裏話が聞けたり、最新の自動車パーツ情報が入手できるかも!?
配信を希望する方は、Motorz記事「メールマガジン「MotorzNews」はじめました。」をお読みください!