繁華街や住宅街でたびたび見かける「ゾーン30」は、一体何なのでしょうか。また、最高速度が30km/hの理由や、速度を抑える路上の対策についてご紹介します。

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ゾーン30とは?

ゾーン30は、生活道路や通学路、公共施設や観光施設などで、歩行者や自転車の安全な通行を確保することを目的とした交通安全対策のひとつで、2010年(平成22年)から開始されました。

対策の内容は、区域(ゾーン)を定めて、最高速度30km/hの速度規制を実施するとともに、安全対策を組み合わせることで、ゾーン内における車の走行速度を抑えたり、通り抜けを禁止するなどです。

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最高速度30km/hの理由

ゾーン30の最高速度は、なぜ30km/hなのでしょうか。

その理由は、車と歩行者が衝突した場合、車の速度が30km/hを超えると、歩行者の致死率が約3倍以上になるからです。

車の速度と致死率の関係は、以下のとおりとなっています。

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速度を抑えるための対策

ゾーン30では、自転車や歩行者を保護するために、さまざまな対策が実施されています。

ゾーン30の対策は大きく分けて「ゾーン入り口の対策」、「ゾーン内の対策」、「ゾーン周辺の対策」の3つに分類され、それぞれの対策例は次のとおりです。

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ゾーン入り口の対策

ゾーン30の入り口には、標識・標示が設置され、ドライバーにゾーンの入口であることを明示しています。

具体的には、最高速度「30」の標識に「区域ここから」の補助標識を組み合わせた区域規制標識の設置や、大型車の通行禁止規制等の実施、緑地に白の文字で「ゾーン30」と書かれた路面標示などです。

ゾーン内の対策

ゾーン30内部は、最高速度30km/hの区域規制が実施されています。

具体的には、路側帯の設置と拡幅やカラー塗装、中央線の抹消や物理的デバイスの設置等による速度抑制、通行禁止等の交通規制を実施。さらに、通過交通の抑制・排除も行われています。

物理的なデバイスには、ハンプ、狭さく、シケインの設置や、道路に段差をつけたり、物理的に道幅を狭くしたりすることなどが挙げられ、速度が自然に落ちるようになっています。

ゾーン周辺の対策

ゾーン30周辺の対策は、交通の流れの円滑化やゾーン内通過交通の流入抑制、排除などで、信号制御の見直しや右折車線の設置、進行方向別通行区分規制なども行われています。

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ゾーン30の効果は?

ゾーン30を設置したことで、事故の件数は減っているのでしょうか。

警視庁の発表によると、2019年3月末(平成30年度末)までに全国で整備した3,649ヶ所の「ゾーン30」で、整備前年度の1年間と整備翌年度の1年間における交通事故発生件数を比較したところ、事故全体で23.9%減少、自転車・歩行者の事故が19.6%減少しています。

これらの結果からも、ゾーン30の設置による一定の交通事故抑止効果や自動車の通過速度の抑制効果があると言えるでしょう。

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まとめ

「ゾーン30」は、自転車や歩行者の事故を減少させることと、車の通行制限や速度制限を目的として設置されています。

注意しなければならないのは、ゾーン30内の最高速度が30km/hに制限されていることや、ゾーン30内を通行できない車両が存在することです。

標識や標示を見落とさないように注意し、交通違反にならないようにしましょう。

 

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