クルマのドアは私たちが思っている以上に様々な開き方をします。今回は、自動車に採用されたことのあるドアの開き方の中から、珍しいタイプのドアを5つ紹介します。高級車やスーパーカーに興味のある方は必見です。

Photo by Brian Snelson

ガルウイング

ガルウイングは、カモメが翼を広げている姿が名称の由来となったドアです。

正面から見るとドアが弧を描くように上へ向かって開きます。

採用されたモデルは、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』に登場したことでも有名な、デロリアン DMC-12やメルセデスベンツ 300SLなど。

スーパーカーやスポーツカーへの採用事例が多いドアの1つです。

シザードア

Photo by Brian Snelson

シザードアはハサミを使うときに枝を開くような開き方をするドアです。

上に向かって開くという面ではガルウイングと同じですが、シザードアの場合は正面から見ると、真上にドアが上がるような形となります。

シザードアを採用する車には、ランボルギーニ カウンタックやアヴェンタドールなどが挙げられ、ランボルギーニに多く見られるタイプです。

スワンドア

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スワンドアは、翼を広げた白鳥のように見えることに由来して名付けられました。

正面から見ると一般的な横開きのドアと同じように見えますが、よく見ると横だけでなく斜めに向かって持ち上がるように開いています。

スワンドアを採用する車として有名なのは、アストンマーティン(イギリスの高級自動車メーカー)の自動車です。

観音開きドア

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観音開きドアは、左右の端を軸にドアを開くタイプです。

名称の由来は、厨子(ずし)という観音菩薩像を入れる仏具に設けられている扉に似ていること。

トヨタが1936年に作ったトヨダ AA型乗用車、マツダ RX-8などが観音開きドアの採用車として有名です。

ラプタードア

Photo by llee_wu

ラプタードアは、横に移動しながら縦に開くタイプのドアです。

正式名称ではディヘドラル シンクロ へリックス アクチュエーション。

スウェーデンの自動車メーカーで、スーパーカーで有名なケーニグセグの代名詞となるドアです。

まとめ

今回は数あるドアの開き方の中でも、特に個性的なものを5つ集めてみました。

ドアの開き方によってその自動車が私たちに与えるイメージも大きく変化するため、その選択は重要です。

今回紹介したように、独自の名称が付けられているドアを採用する自動車には、スーパーカーがほとんど。

これから各種イベントなどでスーパーカーを見かけることがあれば、どのようにドアが開閉するのか確認してみてはいかがでしょうか。

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