発売から約1年半が経ち、まだまだカスタムの話題が絶えないJB64型ジムニー/JB74型ジムニーシエラ。多くのメーカーから日々JB64/74の最新パーツがリリースされています。そのなかでも今回は、100%自社開発・自社生産にこだわるショップ『シートメタルジップ』を取材してきました。

Text:Yuki IKEDA / Photo:Yusuke MAEDA

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精密板金専門だからなせるワザ!100%自社生産にこだわるシートメタルジップ

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今回Motorz編集部のマエダが訪れたのは、長野県松本市にある『SMZ(シートメタルジップ)ジムニーパーツファクトリー』です。

ショップを運営する『有限会社 シートメタルジップ』は精密板金加工、筐体製作、 精密機械加工を主要事業とし、精密板金加工で培った技術を応用して、約12年前から自動車部品の設計・製造・販売を行っています。

取り扱う自動車部品はジムニーを主力に展開し、他にホンダS660の部品も販売。

取り扱うパーツのすべてを自社工場で生産することにこだわり、ジムニーをよりカッコよく、頑丈にするための外装パーツ、ガード系パーツ、内装パーツを販売しています。

メタリックパーツがカッコいい!シートメタルジップのJB74デモカー

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取材をさせていただいたデモカーは、JB74型ジムニーシエラにオリジナルパーツがフル装備されていました。

まずフロントにはFRP製オリジナルグリル、フロントエプロン、フロントバンパー&スキッドガードが装着され、先代のSJ30型のような力強く、レトロモダンな雰囲気を演出。

丸目のヘッドランプが可愛い印象のジムニーにオリジナルグリルを装備することで、ちょいワルなイメージを持たせています。

フロントバンパーは2.0mm厚、スキッドガードには3.0mm厚の高張力鋼板が使用され、強度は従来の2倍。

力強さが演出されたフロントエプロンには、純正にはないデイタイムライトが埋め込まれており、クロスカントリー走行でオーバーハングが障害物にヒットしても、これなら車体をガードして守ってくれます。

左:サイドエアーアウトトレッド、右:サイドシル / ©Motorz

さらに、従来2本だったプレスラインを3本に増やしたサイドエアーアウトレッドでドレスアップ効果を高めてていますが、両面テープ止めで取り付けは簡単です。

また、車両下部のサイドシルは悪路走行時に障害物が最もヒットしやすいため、サイドシルガードは2.0mm厚の高張力鋼板を使用した非常に頑丈な仕様となっています。

シートメタルジップの小口さんは、「林道でのテストでも納得のいく強度」と話してくれ、ドレスアップ効果だけでなく車両のガード効果も十分に期待できます。

その他、ヒューエルカバーとドアノブ内側にカーボンシートを貼り付け、ドレスアップとドアを開け閉めする際のキズの防止に貢献。

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リアは鉄製マルパイプにLEDテールランプを取り付けたリアバンパーが装着されており、シンプルなデザインですがオフロード走行に対応した頑丈な外装パーツとなっています。

このリアバンパーはナンバープレートの取付位置の変更が必要なため、スペアタイヤ取付部分にナンバープレート取付位置を移行できるキットを製作。

ボルトカラーバリエーションは蛍光イエロー、艶消しブラック、蛍光グリーン、蛍光ピンクから選択可能です。

リアバンパーの下から見えるセンター4本出しのマフラーは試作品で、これからも改良を重ねて市販化する予定とのことでした。

左上:スカッフプレート、右上:フロアマット、左下:ドリンクホルダー、右下:アルミ製シフトパネル / ©Motorz

内装は、オリジナルのスカッフプレート、フロアマット、ドリンクホルダー、アルミ製シフトパネルが装着されていました。

スカッフプレートはステンレスのヘアライン加工が施され、取り付けは両面テープで固定できるため簡単で、内装のドレスアップ効果や乗り降りの際のキズの防止効果も期待できます。

フロアマットは2.0mm厚のアルミ縞板で作られているので靴底が濡れていても滑りにくく、裏はマジックテープ止めになってるため取り外して清掃することができます。

ドリンクホルダーはダミーボルトを外してから六角レンチで簡単に取り付けることができ、オリジナルロゴを入れたい場合は追加2,000円でロゴ加工が可能です。

工場内の最新機械と職人の技が凄い!イメージを伝えるだけでワンオフパーツ作成も可能

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シートメタルジップには、本社である第1工場、溶接を行う第2工場、そしてジムニーショップである第3工場があり、精密板金、 筐体製作、 精密機械加工のすべてを自社工場で行っています。

工場内には最新の切断機やベンディングマシン、スポット溶接・半自動溶接機が置かれ、これらを操作するスタッフも金属加工のスペシャリスト。

そのため、本業の精密板金加工においては大手企業からの高い信頼を得ています。

それは、シートメタルジップが製作したジムニー用パーツのクオリティを見ても、十分納得のいくレベル。

既存のパーツだけでなく、ワンオフパーツ作成の要望にも応えてくれ、イメージを絵に描いて渡せば、それを元に図面製作から部品製作まで行ってくれます。

商品のロゴ入れは、単品で1,000から2,000円程度ですが、業者で5~10ロットの注文であれば500円から可能なため、ショップの大量注文にも対応した価格設定となっています。

まとめ

高度な板金技術で高クオリティのジムニー専用パーツを生み出す、シートメタルジップ。

これほど高い精度のメタリックパーツを取り付ければ、オフロード走行でプロドライバーが考えたコースでも、安心してトレースできるでしょう。

鉄で作るのだから純正よりも重くなるのではないかと心配になるかもしれませんが、シートメタルジップのパーツなら、重さも気になりません。

林道や岩場などハードな走行に耐えるパーツにこだわりたい方は、シートメタルジップのパーツがおすすめです。

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ショップ情報

SMZ JIMNY PARTS FACTORY
住所:〒399-0034 長野県松本市野溝東1-16-28
TEL:0263-27-1441
URL:http://jdm-selfish.jp/
mail:shop@smz-jimny.com
営業時間:平日・月曜日~金曜日AM9:00からPM18:00
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有限会社 シートメタルジップ
住所: 【本社・第1工場】〒399-0004 長野県松本市市場9−2
TEL:0263-27-1444
URL:https://sheetmetalzip.com/
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