車をバックさせる際の後方確認に、安全性の面からあらゆる車種で不可欠なものとなったリアカメラですが、位置が低いと視界の面で物足りなさを感じるのも事実。そこで自動車アフターパーツ総合メーカーの株式会社データシステム(東京都新宿区)では、後付けの違和感なく高い位置へ設置できる「ハイマウントリアカメラキット」を販売しており、レジャー用途でも需要が高まってきた軽1BOX車、スズキ エブリイ用を6月17日に新発売します!

商用からレジャー用途まで、需要が増えたエブリイ用のハイマウントリアカメラキットが新登場!

純正位置からのカメラ映像 ©データシステム

40年以上前の初期RVブームから、レジャーにも使える多目的車として軽1BOX車の潜在的ポテンシャルに注目する人はいましたが、「荷室にマットを敷けば自分の部屋のように使えて、日本全国どこでも旅に行ける」と言われたものの、実践した人は少数派でした。

あくまで軽1BOX車は商用車であり、軽トラ同様にダサイ車という風潮はありましたが、それでも軽1BOXバンの装備を豪華にした乗用グレードや、1990年代末には乗用登録(5ナンバー)の軽1BOXワゴンが軽自動車メーカー各社から発売されていきます。

そうした地道な努力と価値観の多様化、軽自動車ブームも重なり、2010年代に入ると軽トラともども「コンパクトで使いやすく、維持費も安いミニキャンピングカー」として注目されるようになり、最新装備に豪華内外装、ボディカラーもカラフルになりました。

2010年代中盤以降はスズキとダイハツだけになっていた軽1BOX車メーカーも、需要が先細るばかりの商用や農業用に代わる個人ユーザーへの拡販を開始、東京オートサロンなどではメーカー自らレジャー向けカスタムカーを出展しています。

そこで大きな役割を果たしたのが、軽自動車枠の限界ギリギリに挑戦するかのごとき「ハコ」に徹したわかりやすいデザインのスズキ エブリイで、マツダ、日産、三菱へもOEM供給して4社から販売している、日本でもっとも売れている軽1BOX車。

「軽のハイエース」とも言える大人気のエブリイへ、データシステム(東京都新宿区)がハイエース用もラインナップしているハイマウントリアカメラキットを発売するのは、当然の成り行きです。

荷室がパンパンになりやすい軽1BOXだから、もっと広く見やすい後方視界が欲しい!

ハイマウントリアカメラキットを使ったカメラ映像 ©データシステム

ハイエースのような小型車や普通車の1BOX車に比べ、エブリイなど「軽自動車枠」で寸法が厳しく制約される軽1BOX車は、運転の容易さや駐車場所の確保は楽でも、狭い荷室に荷物を高く積み上げる事になり、どうしても後方視界は悪化しがちです。

普段から仕事で乗り回す商用や農業用などのユーザーはともかく、レジャー用の個人用途では休日の運転に限られるサンデードライバーも少なくありませんから、バックカメラの重要度は高いものの、純正リアカメラの視界は十分とは言えません。

設置された位置が低いため、真後ろはともかくより遠く、広く見たいと思っても難しいのですが、その難題を解決したのが、より高くルーフへ近い位置、バックドア上部へと移設してしまうハイマウントリアカメラキット。

ルーフが高い軽1BOX車ではより高く、見下ろすような視点から水平画角110° / 垂直画角80°と、純正とは比較にならないほど広い視界を得られます。

後付け感がなく自然なウォッシャーノズル一体式マウント

©データシステム

単にリアカメラを移設するだけだと、「いかにも改造して取り付けました」という後付け感がつきまとうものの、そこは自動車用カメラや関連製品を数多くラインナップしているデータシステムですから、手抜かりはありません。

移設するカメラの配線は、バックドア上部にあるウォッシャーノズル穴を利用するので、新たに穴あけ加工は不要。

しかも、ウォッシャーノズルのマウントを、リアカメラ&ウォッシャーノズル一体式マウントに交換するという、まるで純正カメラのように見える取り付け方法を採用しており、もちろんウォッシャーノズルもそのまま使用可能となっています。

カメラの角度調整も可能になっており、ドライバーの好みに合わせた視界が得られるのもポイントです。

エブリイ用ハイマウントリアカメラキット製品詳細

©データシステム

【適合車種・型式・年式】

スズキ エブリイ/エブリイワゴン(DA17系) H27.2~
マツダ スクラムバン/スクラムワゴン(DG17系) H27.3~
日産 NV100クリッパー/クリッパーリオ(DR17系) H27.3~
三菱 ミニキャブバン/タウンボックス(DS17系) H27.3~
※いずれも現行モデル

【品番】

RCK-95E3(艶消し黒塗装): 税込27,280円(税別24,800円)
(※)RCK-95E4(ボディ同色塗装):税込33,880円(税別30,800円)

データシステムwebショッピング限定商品

【製品URL】
https://www.datasystem.co.jp/products/rck-highmount/index.html

視界の違いが一目瞭然!先行したハイエース用やジムニー用も好評

ハイマウントリアカメラキットを使ったカメラの視界は、後方左右の視界が限られていた純正位置から比べれば一目瞭然、広々とした視界で安心感が増し、バックなど駐車時の操作がこれまでより楽になります。

今まではカメラで確認できず、サイドミラーを使ったり、窓から顔を出して確認できなかった部分も見えるようになりますが、もちろん必要な場合はカメラを過信しすぎることなく、安全を重視した運転を心がけましょう。

データシステムのハイマウントリアカメラキットは、先行して昨年発売されたハイエース用やジムニー用も好評で、今回6月17日に発売されるエブリイ用に続き、同ジャンルの他車でも商品化が期待される、要注目の新製品です!