走行中のドライバーによる凝視を防ぎ、安全性を保つためのTV視聴やナビ操作のロックは1〜2人乗りパーソナルカーならともかく、3列シートミニバンでは多数の同乗者への退屈と不評を招きがち!今年8月23日にモデルチェンジされた3代目ミニバンも例外ではないため、データシステム(東京都新宿区)が早速動き、「TV-KIT」を早々に新発売しました!

4WDのハイブリッド化を売りに拡販を図る新型、3代目シエンタ用TV-KITが登場!

TV-KITビルトインタイプ ©データシステム

後席両側スライドドアを持ち2003年にデビュー、3列シートコンパクトミニバンの草分け的存在として当初は地道に、後には派生車も加えて次第に人気が高まり、流行のスニーカーのようなデザインや2列シート仕様、クロスオーバー仕様を追加した2代目もヒットしたシエンタ。

しかし燃費良好で経済的なハイブリッド車は2WD(FF)車に限られるなど、最大のライバル、ホンダ フリードに少々水を空けられた形になっており、モデル末期にはどちらかといえば、高額すぎるジャパンタクシーに変わる、タクシーベースのような印象がありました。

しかし2022年8月23日にモデルチェンジした3代目は新規一転!ファミリーカー需要を重視したと思える丸みを強調したデザインや、4WD車をハイブリッド車のみとして2WD車は廉価グレード的な扱いとし、家計を握る事が多いとみられる女性ユーザーへの配慮を見せた全面改良となっています。

そうなると経済性やデザインのみならず利便性、使い勝手の部分も大事で、自動車アフターパーツ総合メーカーのデータシステム(東京都新宿区)がリリースしている、走行中に同乗者によるTV視聴やナビ操作が可能となり、カプラーオンでの簡単取り付けで工賃も安い「TV-KIT」も、ありがたいアフターパーツとなるはずです。

新型シエンタ用は、「切り替えタイプ」と純正スイッチ風の「ビルトインタイプ」

TV-KIT切り替えタイプ ©データシステム

データシステムの「TV-KIT」シリーズは、その車種における需要にマッチしたタイプからリリースされる傾向にありますが、新型シエンタでは、簡単取付の「切り替えタイプ」とスペアスイッチホールに取り付け、いかにも純正スイッチ風に見せる「ビルトインタイプ」。

ご近所の奥様や子供を乗せてのドライブ時、さりげなく純正風を装えるビルトインタイプなら見栄えがいいですし、そこまで考えないなら後付スイッチの切り替えタイプで充分!

どちらもスイッチで機能をON/OFFさせるタイプで、後述するように対応するナビや純正オプションに制約はあるものの、そこだけ抑えておけば利用には問題ありません。

新型シエンタ用TV-KITシリーズの適合車種や品番、価格

今回発売された、新型(3代目)トヨタ シエンタ用TV-KITに適合する型式や、TV-KITの品番、価格は以下の通りです。

適合車種

トヨタ シエンタ:R4.9~

型式

MXPC10G・12G / MXPL10G・12G・15G(全グレード)
※MXPC12G/MXPL12Gは車いす仕様車
※<10.5インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)plus > に適合

TV-KIT品番

・TTV430(切り替えタイプ)
・TTV430B-D(ビルトインタイプ)

価格

税込21,780円(税別19,800円)

注意事項

・TV-KITが動作中はナビゲーションの自車位置が不正確になりますが、TV-KITをOFFにすることで自車位置が補正されます。
・DVD機能を使用するためには、純正オプション「CD/DVDデッキ(ディスクプレーヤー)」の装着が必要です。
・車両にスペアスイッチホールがないか、既に使用されている場合にはビルトインタイプは取り付けできないため、切り替えタイプをお買い求めください。
・ビルトインタイプをお買い求めの場合、スペアスイッチホールのサイズを必ずご確認ください。

取り付けについて

データシステムの「TV-KIT」シリーズは、車両側の配線を傷つけないようカプラーオンで簡単に取付可能な製品ですが、内装やナビディスプレイを傷つけずに違和感のない脱着、背面のコネクター抜き差しと戻しなど、実際の取り付けにはそれなりのスキルが必要です。

今回の新型シエンタのような新車となると、いきなり傷をつけてしまう可能性も考慮し、よほどその種の作業に手慣れているユーザー以外は、TV-KIT販売店に相談するか、最寄りの整備工場などプロへ依頼するのをオススメします。