2022年12月に日産セレナは新型のC28型へモデルチェンジ。順次ラインナップを増やし、2023年4月20日のe-POWER車発売で全て出揃いましたが、それを待ちかねたかのようにデータシステム(東京都新宿区)から5月に「TV-KIT」シリーズが新発売!Nissan Connect ナビゲーションシステム12.3インチワイドディスプレイ装着車なら、走行中の純正ナビによるTV視聴と、運転支援システム「プロパイロット】の機能がそのまま活用できます!

新型、C28セレナ用のTV-KITが新発売!

使用イメージ ©データシステム

価格もサイズも手頃なミドルクラスのハイルーフミニバンは、販売している各社にとってはドル箱車種であり、2000年代に入ってから現在まで、日産、トヨタ、ホンダが短いスパンで新型車を発売し、最新装備で競ってきた賑やかなジャンルです。

2022年に入って早々、1月にはトヨタが4代目90系ノア/ヴォクシー、5月にはホンダが6代目RP6系ステップワゴンを発売すると、12月には日産も満を持して6代目C28型セレナを発売!

ただし昨今の自動車用半導体不足もあってか、セレナの場合は「準備ができたモデルから随時発売」となり、2022年12月にガソリン2WD車、翌2023年1月にガソリン4WD車、そして同4月にe-POWER車(2WDのみ)が発売されて、ようやく全車が出揃いました。

各社とも5ナンバー枠をわずかに超えて3ナンバー車がメインとなり、5ナンバー車はセレナの標準車(ハイウェイスターとルクシオン以外)のみとなりましたが、元から各社とも売れ筋のエアログレードは3ナンバー車でしたから、サイズ的には先代からほぼ変わりません。

セレナの目玉は同クラス車で唯一、モーター走行オンリーのシリーズ式ハイブリッド、「e-POWER」をラインナップしていることで、発電機(エンジン)が1.4リッターへパワーアップされたほか、40km/h以上でのハンズオフが可能なハイエンド・レベル2運転支援機能「プロパイロット2.0」をミニバンで初設定。

それでも純正仕様の通例通り、走行中にドライバーがTVを見たりプロパイロットの操作をしたりするのは法律違反だからと、それらの機能は走行中は使えません。

しかしクルマに乗るのはドライバーばかりではありませんし、同乗者がいるのが大前提のミニバンならなおさら、TV視聴で同乗者の退屈を紛らわせたり、助手席からのプロパイロット操作でドライブの品質を上げるのが肝心です。

そこで登場するのが自動車アフターパーツ総合メーカーの株式会社データシステム(東京都新宿区)で、純正ナビ機能を「走行中でも解放」してくれる同社の「TV-KIT」シリーズは、最新車種にも次々に対応。

新型C28セレナ用TV-KITは「切り替えタイプ」と「ビルトインタイプ」!適合車種と品番、価格

TV-KIT 切り替えタイプ ©データシステム

ON/OFFスイッチの有無や取付方法の違いで何種類かあるTV-KITシリーズですが、新型C28セレナ用には付属の後付スイッチを使う「切り替えタイプ」と、純正風スイッチを採用した「ビルトインタイプ」の2種類を順次発売。

純正風スイッチの「ビルトインタイプ」が違和感なくてヨサゲですが、スペアスイッチホールに空きがないと取り付けできないため、その場合は「切り替えタイプ」を選ぶことになります。

データシステム独自の技術ノウハウで、走行中にTV-KITをオンにしてTV視聴してもナビの自社位置に影響を与えず、視聴中に目的地を設定してガイドを開始すると、ルート上の道路状況に合わせ、「プロパイロット」による各種運転支援機能がそのまま活用できるのも特徴です。

品番、価格は以下の通り。

適合車種

【日産 セレナ:R4.12~】

型式

C28(2リッターガソリンエンジン5ナンバー車・FF)
FC28(2リッターガソリンエンジン3ナンバー車・FF)
NC28(2リッターガソリンエンジン5ナンバー車・4WD)
NFC28(2リッターガソリンエンジン3ナンバー車・4WD)
※Nissan Connect ナビゲーションシステム12.3インチワイドディスプレイ装着車。

TV-KIT品番と価格

・NTV439(切り替えタイプ) ※2023年5月1日発売
・NTV439B-D(ビルトインタイプ) ※2023年5月19日発売

税込21,780円(税別19,800円)

注意事項

● 運転者が走行中に画像表示装置(テレビ映像等)を注視することは、道路交通法で禁じられています。ただし、運転者以外の同乗者が走行中にテレビを観ることは法律上問題ありません。
● 運転者は交通法規を遵守し、安全運転を行う責任があります。
● 運転支援機能「プロパイロット」の動作に頼った運転はせず、常に周囲の状況に注意し、ハンドル、ブレーキ、アクセルを操作して安全な運転を心がけてください。
● 運転支援機能「プロパイロット」の機能、操作、注意・警告事項につきましては、車両の取扱説明書を必ずよくお読みください。
・ビルトインタイプは、車両にスペアスイッチホールがない場合、既に使われていて空きがない場合には取り付けできません。
・スペアスイッチホールのサイズは、データシステムの「ビルトインスイッチ適合表」でご確認ください。

取り付けについて

TV-KIT 切り替えタイプ ©データシステム

TV-KITはカプラーオンで車両側の配線を傷つけず簡単に取り付けられるのを特徴としていますが、実際の取り付け作業では内装の部分的な撤去、ディスプレイを外して背面コネクターを抜き差し、スイッチの取り付け、違和感なく全て元に戻すのを、内装など傷つけずに行うにはそれなりのスキルが必要です。

新車のC28セレナへいきなり傷をつけるリスクを考えると、この種の作業によほど慣れているユーザー様以外は、最寄りの整備工場などプロへ依頼するか、心当たりがなければTV-KIT販売店へ相談してください。