自動車メーカーを代表するフラッグシップモデルに憧れを持っている人は多いと思います。高額なモデルでもあるため手が届かず、涙をのんだ人もいるでしょう。しかし、今なら100万円もあれば手に入る、良質な中古物件が多数流通しています。

出典:https://global.toyota/jp/

子どもの頃あこがれたフラッグシップ高級車に乗れる!

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1990年代に生じたバブル景気以降に登場したモデルたちは、いずれも装備が充実している、あるいは当時の先進技術が盛り込まれた”フラッグシップ”ならではの良さを味わえるモデルが多く発売されました。

そんな、当時の新車価格で400万円から500万円、あるいはそれ以上はするであろう高級車たちは、今であれば100万円程度の予算で手に入れることも可能となっています。

フラッグシップ高級車の快適さは中古車でも変わらない

フラッグシップモデルが持つ最大の武器は、”快適さ”です。

政治家の公用車や要人の送迎車として使われるほど、質感と性能が最大限に高めたクルマたちの運転席には、ドライブに便利なコントロール技術が備えられています。

後部座席はゆったりと過ごせるだけでなく、長時間乗っていても疲れを感じさせないよう配慮された作りに仕上げられ、運転する人だけでなく、同乗者へも快適かつ安心のひとときを提供することができるのです。

オススメのフラッグシップ高級車たち

出典:https://www.honda.co.jp/

それでは、オススメのフラッグシップモデルたちをご紹介しましょう。

1.トヨタ・セルシオ(30型、2000~2006年)

出典:https://global.toyota/jp/

トヨタで、長らくフラッグシップモデルを務めてきたセルシオの3代目である30型は、より”優雅さ”を意識して作られてきたモデルです。

高出力・大トルクを備えたパワフルな4300ccV8エンジンが搭載されたほか、曲線を多用した柔らかさも備えたデザインにより、高い質感を誇るエクステリアとなっています。

インテリアは高級ホテルの部屋、シートは航空機のファーストクラスを参考に開発されました。

中古車価格の平均は80万円程度と、お値打ちになりつつあります。

2.ホンダ・レジェンド(KB1/2型、2004~2012年)

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レジェンドは、ホンダのフラッグシップを担うセダンです。

先代モデルであるKB1/2型は、ホンダが総力を挙げ、当時最新鋭のメカニズムが取り入れられたクルマ。日本国産初の自主規制値280馬力を超えた3500ccエンジン(後期型は3700ccで)や、駆動力を路面状況に合わせて自在に配分できるAWD(全輪駆動)システムを採用するなど、動力性能が磨き上げられました。

ベンチレーション機能付本革シートや走行ノイズを軽減できるアルミホイールなど、上質な走りを実現できるモデルです。

モデル中期では、スポーティな内外装をまとったグレード「ユーロ」が登場。モデル後期では、6速オートマチックトランスミッションが採用されるなど、常に進化が図られており、現在の中古車市場では、平均60万円前後で販売されています。

3.日産・シーマ(F50型、2001~2010年)

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シーマは、日産で30年以上の歴史を誇るロングランフラッグシップモデルです。

全長5m、全幅1.85mというロングボディに、3000ccの直噴ターボおよび4500ccのV型8気筒エンジンを搭載。当時最新鋭の「レーンキープサポート」や「レーダークルーズコントロール」機能も採用されるなど、現行型車種にもつながるスペシャリティカーとなっています。

度重なる改良では、ブレーキアシスト機能などの安全装備の充実が図られたほか、モデル後期では全長が拡大するなど、多数の改良が施されました。

現在の中古車市場では平均60万円前後で販売されており、日産が作り上げた高級車を楽しみたいなら、オススメです。

まとめ

出典:http://www.kspec.jp/silkblaze/

上記に紹介したモデル以外にも、100万円程度の予算で入手できるフラッグシップモデルは存在します。

特に、国産車であれば1世代前ではあるものの、装備や機能面では現行・最新モデルに引けをとらない高性能!安く入手した分、余った予算でチューンナップやカスタマイズを楽しむのもいいでしょう。

各自動車メーカーが力を注いで開発したフラッグシップモデルたちを、お手頃価格で楽しんでみてはいかがでしょうか。