開幕戦デイトナ参戦!!NASCARドライバー古賀琢麻2024年参戦体制を発表

2024/02/09

2024年2月9日(金)、愛知県名古屋市昭和区にある愛知トヨタ GR garage高辻にて、NASCAR ARCAシリーズ 2024シーズンに参戦する古賀琢麻(こがたくま)選手が参戦体制を発表。2024年シーズンのARCAシリーズは2024年2月17日(現地時刻)に開幕戦デイトナを迎え、2024年シーズンは20戦を予定しています。

TEXT&PHOTO：Motorz編集部

CONTENTS

NASCAR ARCA Menardsシリーズとは
古賀琢麻選手プロフィール
古賀琢麻選手コメント
2024シリーズチーム体制

NASCAR ARCA Menardsシリーズとは

NASCARはいわゆるCUP戦を頂点とした、全米全土で行われている大人気のモータースポーツカテゴリーで、ARCAシリーズは3つのCUP戦に続くフィーダーシリーズとして注目を集めているカテゴリー。

過去のシリーズチャンピオンにはNASCAR CUP戦に参戦中のドライバーの名前も並んでおり、CUPシリーズへの登竜門的なレースシリーズとなっています。

ARCAシリーズは通常のNASCARレースと同様に、スーパースピードウェイ、ショートオーバル、ロードコースといった多岐にわたるコースフォーマットでのレースが開催。

使用する車両は過去にCUP戦で使用していた車両を再使用しており、CUP戦の速さと同等のスピードを持つマシンで争われます。

古賀琢麻選手プロフィール

愛知県名古屋市出身
生年月日：1977年3月16日
経歴：1999年の22歳まで国内フォーミュラカテゴリーで走行し、2000年よりNASCARのハンドルを握る。2019年よりトヨタ所属となりARCA Menardsシリーズではトヨタ・カムリをドライブする。2024シーズンもCKB JERRY PITTS TOYOTA RACINGより参戦（開幕戦のみCKB FAST TRACK TOYOTA RACING）

古賀琢麻選手コメント

2024年シーズンに向けて意気込み

古賀選手「2024年ではNASCARの伝統的な開幕戦、デイトナスーパースピードウェイのレースへARCAシリーズ初のアジア人ドライバーとして参戦します。私自身いつかはデイトナを走りたいと思っていました。2024年で47歳になります。速さやフィジカル面ではアメリカの若手ドライバーにも負けてませんが、老眼など細かいところで老いを感じる年齢です。例年、年明けのイベント関係で出場が叶いませんでしたが、今年ようやく実現しました。ただ出場するだけではなく、勝ちに行く、戦うレースをする上で、早く参戦すべきだと思い、デイトナ出場を決意しました。」

デイトナのテスト走行について

古賀選手「歴史と伝統のあるデイトナスーパースピードウェイは、約330km/hでアクセル全開のまま走り続けます。コースの規模としてはものすごく大きいですが、コース幅が非常に狭く、バンクも全米屈指のハイバンク（角度がキツい）コースです。ストレートではタービュランス(乱気流)で真横の車両に吸い込まれます。これまでのレース人生の中で速さには慣れていたものの、デイトナは初めてヤバいと感じたコースです。」

KIDS RASING KART ACADEMYについて

古賀選手「今度、愛知トヨタ様が主催するキッズレーシングカートアカデミーの講師を勤めさせていただきます。野球であればバット1本で素振りができる、ボールと壁があれば壁当てができる。ただモータースポーツはいきなり数百万円もかかるスポーツ。始める上で敷居が高いと感じています。自分自身子供の頃、自宅から1時間のところにカートコースがあり、当時1回30円で乗れるカートに触れたことで、モータースポーツ人生が始まり今があります。もっと若い頃から、子供でも車に触れられるよう、車への敷居を下げて間口を広げたいと考えています。」